「暗殺者の家」:やっぱりこれも初見だった...。
「暗殺者の家("The Man Who Knew Too Much")」(’34,英)
監督:Alfred Hitchcock
出演:Leslie Banks, Edna Best, Peter Lorre, Frank Vosper, Hugh Wakefield, Nova Pilbeam
後にHitchcock自身が「知りすぎていた男」としてリメイクした元の作品がこの「暗殺者の家」である。この映画も見た気になっていたが,ストリーミングで見て,この映画も初見であったことに気づいた。結局私はイギリス時代のHitchcockの作品はほとんど見ていなかったということになる。しかし,前にも書いた通り,「映画術」を読んで見た気になっていただけであった。
それはさておき,「知りすぎていた男」とは細かい点に違いはあるが,かなりストーリーは近い部分がある。特にクライマックスのオーケストラ登場のシーンはカメラ・ワーク含めて,この2作には共通項があって,使われている音楽も2作とも同じ"Storm Clouds Cantata"で,思わずへぇ~となってしまった私であった。
さすがに1934年の映画ということもあり,画像の粗さは仕方ないとしても,ストーリーとしてはリメイク同様相当に楽しめる。映画としては「知りすぎていた男」の方がよく出来たものではあるのだが,「暗殺者の家」にはPeter Lorreという悪役がいて,場をかっさらっている感が強い。"M"の演技も凄かったが,The性格俳優あるいはThe怪優としての本領発揮である。とにかく,この何を考えているのかわからない感を見ているだけでもこの映画は楽しめるとさえ言いたくなる。そのせいもあって,この映画のポスターの別バージョンではPeter Lorreこそ主役のようなビジュアルになっている。
冒頭のサンモリッツのシーンから,ラストの布石を打つシナリオもよく出来た映画だと思う。75分という尺でも大いに楽しんだ私である。「三十九夜」には及ばないかもしれないが,これは十分に星★★★★☆に値する。






























































































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