リリースからひと月半を経て,ようやく現物が到着したPat Methenyの新作。
"Side-Eye III+" Pat Metheny(Green Hill)
本作がリリースされたのが2月末だったはずだが,現物が待てど暮らせど届かない。そのためストリーミングで聞いていた私だが,ようやく今頃になって現物が到着である。最近はこういうことが多くて結構イライラさせられることも多い某ショップだが,まぁ届いたからよしとしよう。Side-Eyeの第1作からおよそ5年弱の年月を経ての第2作である。
Side-Eyeのプロジェクトはギター~キーボード~ドラムスの編成を基本としていることは本作でも変わりはないのだが,ゲストも迎えた拡大版であるから単純なIIIではなく,III+ということだろう。
冒頭の"In on It"からしておぉっ,Pat Metheny Group的サウンドと思ってしまうが,久しぶりにこういう感じを聞いたなぁという感慨をおぼえる。しかし,2曲目以降はいつものPat Metheny的な感じに戻るが,控えめながらも仰々しいのコーラス隊が入ったり,"Urban And Western"ではゴスペル風味を感じさせたりと,これまでのPat Metheny的なものとは異なる感覚も持ち合わせている。ヴォーカルのアレンジはMetheny本人と本作にも参加のTake 6のMark Kibbleというのは意外な組み合わせ。
トリオに加えて明確にアコースティック・ベースの音も聞こえてくるが,てっきりDarryl Jonesが弾いているのかと思っていたら,Daryl Johnsという人で,とんだ勘違いであった(笑)。本作リリース後のライブにもベースは帯同しているようなので,このサウンドにはベースを必要としているということだろう。
アルバム中最も興奮を呼ぶのが5曲目の"SE-O"でのChris Fishmanによるオルガン・プレイ。これを聞いていると,ライブではこの人の活躍の場面が増えるかもと思わせるような出来。もっとソロを聞いてみたくなること必定。
まぁアルバム全体を聞いた場合,Pat Methenyのやることなので,レベルは十分に高く,私としても不満のない出来ではあるが,あの超大作"From This Place"のような感動までは至らないというのが正直なところ。あとはJoe Dysonのドラムスが少々うるさく感じるのは私だけだろうか?それでも星★★★★☆にはしてしまうのだが...。いずれにしてもPat Methenyの現在形として楽しめばよいアルバム。
Personnel: Pat Metheny(g, g-synth, sounds), Joe Dyson(ds), Chris Fishman(key, p, org) with Daryl Johns(b), Brandy Younger(harp), Luis Conte(perc), Vincent Peirani(accor), Mark Kibble(vo), Natalie Litza(vo), Kim Fleming(vo), Kim Mont(vo), Sam Franklin(vo), Stephanie Hall(vo), Joel Kibble(vo), Terry White(vo), Armand Hutton(vo), Leonard Putton(vo), James Francies(org)
本作へのリンクはこちら。





























































































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