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カテゴリー「金融機関の店舗デザイン」の記事

2009年6月26日 (金)

中年音楽狂 in ロンドン:ロンドンのど真ん中に現れたBarclaysの新店舗

005 今回のロンドン出張においては,仕事柄どうしても見ておかなければならない店舗があった。それがBarclaysが昨年12月にピカデリー・サーカスに開けたフラグシップ店舗である。ファサードからして透明性が高く,確かにこれまでのロンドンの銀行店舗とは明らかに違う。

Img_0211 ピカデリー・サーカスと言えば日本で言えば銀座ソニー・ビルとかそういう感じの場所になるが,そこに現れた店舗は,Barclaysはハイテク店舗と呼んでいるが,それは特に店舗に入ってすぐの場所にあるインタラクティブ・スクリーンに顕著である(奥にも別の仕掛けはあるようである)。今回の取材,アポなし突撃取材というか,顧客のふりをして002_2 ざっと見回しただけなのだが,ブラン ディングがしっかり店に反映されていて,なかなかに魅力的な店である。ネット上にもこの店舗の写真は結構アップされているようだが,こういうのはやはり自分の目で見るに限るのである。もちろん,写真はこっそり撮影したものであるが,雰囲気はつかんでいただけるだろう。

ATMコーナーの逆サイドに設置された情報キオスクではロンドンのさまざまな情報が検索できるのはいいが,私が端末を操作しているのが,大画面にも連携されて映っているのにはちょっと驚いた。別に見せたくてやったわけではないのだが...。これはプライバシーという点ではちょっと疑問だが,それでも結構使っている来店客がいたから,まずまずの認知度,訴求度というところかもしれない。

いずれにしても,Barclays Blueが適切に反映されていて,見た感じはかなりいいって感じである。こういうのをまさに「適切なコーポレート・カラーの反映」と呼びたくなる。この店舗はBarclaysが相当の金を掛けて取り組んだことがわかるフラグシップ店舗ということが言えるだろう。ご関心のある方はピカデリー・サーカスからリージェント・ストリートに行くすぐ脇だから,嫌でも目に入ってくるはずである。まぁでも観光客には関係ないか...。これって明らかな職業病である。

しかし,店の中には監視カメラの画面モニターがあったから,私はそこには強盗の下見に来た怪しげな東洋人のように映っているかもしれない。まぁいいや。

2009年4月29日 (水)

中年音楽狂 in 鹿児島:新たな銀行店舗現る

Photo 久々の店舗デザインのトピックである。今回,鹿児島に出張していていろいろな出来事があったが,TVを見ていると鹿児島銀行の新しい店舗のTVコマーシャルが仕事に出掛ける時間の前に放送されていた。この店舗,かぎんWELLは4/27にオープンしたものだが,各メディアでもカバーされていたようである。

よくよく見てみるとローカル局,南日本放送のWebサイトには次のような記事が...。

『休日でも金融商品やローンなどの相談に応じる鹿児島銀行の「個人プラザかぎんWELL」が、きょう(註:4/27のことである)鹿児島市にオープンしました。「かぎんWELL」は、鹿児島市中町のコア・モール商店街にオープンしました。個人客を対象に金融商品やローン、年金、相続などの相談に応じる店舗で、スタッフは15人を配置し、プライバシーに配慮したブースが設置されています。営業時間は午前9時からで、平日は午後7時まで、土日と祝日は午後5時まで営業し、ATMも設置されています。また、指の静脈で照合する生体認証機能付きの貸金庫も設置されています。』

ということで,金融機関の店舗デザインなどというカテゴリーを持つ以上,私も現地にてファサードだけ撮影してきた。 これまでもこうしたリテール強化型店舗はいろいろあったが,従来の鹿児島銀行のイメージと異なる透明性の高いこのファサードは気になるところである。店舗の裏側には鹿児島に生息する動物の実物大のグラフィックスが配されていて,子供たちが珍しそうに見ているのが面白かったが,これはコンサル・ブースのプライバシー・スクリーンの役割も果たしている模様である。

鹿児島では近々三越が閉店する予定だが,この店は三越閉店で地盤沈下しかねない近隣地域の活性化も狙っているとのことである。コミュニティに貢献するのも地銀のタスクだとすれば,その志は認めなければなるまい。今後の同店への来店客のプロファイルが気になるところである。残念ながら出張ももう終わりだしほかの仕事もあるので,そこまでモニタリングする余裕がないのは残念であるが,注目すべき新店舗であることは間違いない。

2008年12月 3日 (水)

最強のオンライン・バンク,ING Directが展開するカフェの拡大

Ing_direct_2 オランダのINGが米国で展開するオンライン・バンク,ING Directは2000年の開業以来,顧客数は既に700万人を越え,総資産規模は800億ドル(約8兆円である!)に近付きつつあるという信じがたい業績を残してきた。

そのING DirectがPeet's Coffee & Teeとのパートナーシップを通じて,フィジカル店舗としてING Directカフェを展開してからも随分と時間が経過したが,ここに来て新しい店舗も開けているようである。ニューヨークの58丁目と3rd Avenueの角,更にはハワイにも新しい店ができている。ミネソタ州,St. Cloudsという渋いロケーションにも店を出していて,なかなかの神出鬼没ぶりである。

私もマンハッタンの1号店である49丁目のMadison AvenueとPark Avenueの間の店には何度も行っているが,コーヒーはスタバより安くてうまいし,なかなかに居心地のいい店である。そもそも金融機関がこういうカフェを運営してしまうこと自体がなかなか考えられないが,オンライン・バンクであることゆえのネガティブなイメージを払拭するのには大きな役割を果たしてきたものと思う。前回,私が行った時はお昼時だったが,ギターの弾き語りを店内でやっていたのも懐かしい。

そもそもこのカフェを作ったのが「あまりにオファーする金利が良過ぎて,一般消費者にその存在そのものを疑われたから,フィジカルな店舗を出さざるをえなかった」のだというこれまた信じがたい話もあるが,デザイン会社Genslerによるおしゃれな内装と,同行のイメージがマッチしていて私は好きである。同行のコーポレート・カラーがオレンジなので,その色を多用しており,ややどぎつさを感じさせないわけではないが,目立つためにはこれぐらいやってもよかろう。

ここに掲載した写真はING DirectのWebサイトから拝借してきた写真だが,これがNYCの第2号店の様子である。相変わらずおしゃれな作りではないか。スタバと共同店舗を展開するぐらいしか頭に浮かばないどこかの国のどこかの銀行とはえらい違いである。次にNYCに行くチャンスがいつ訪れるかはわからないが,やっぱり気になる店ではある。

ところで,このING Direct,日本でも開業という話があったはずなのだが,一向に開業する気配なしである。理由のほどは不明であるが,日本の金融市場にもわかりやすいビジネス・モデルで新しい風を吹かせてくれると期待していただけに,私としては残念である。米国ING DirectのCEO,Arkadi Kuhlmannの著書"The Orange Code"(現在取り寄せ中)でも読んで,欲求不満の解消を図ることにしよう。先日,仕事でKuhlmannの講演を聞く機会があったのだが,やはり徹底することは重要なのだ。たぶんこの本を読めば爽快感を味わえると期待している私である。

2008年9月26日 (金)

ベルリン訪問のわけ

Q110 「金融機関の店舗デザイン」というカテゴリーで記事を書くのは久し振りである。先日,私は欧州各地を出張で訪れたわけであるが,最後の訪問地はベルリンであった。実は,ベルリンを訪れたのは本日紹介するドイツ銀行の次世代型フラグシップ店舗,Q110を訪問するためであったのである。

金融機関向けに店舗デザイン・コンサルティングを仕事のひとつにしている私にとっては,この店については,その開設以来,ネットワーク上でいろいろな情報は仕入れてはいたものの,一度は訪れてみたいと思っていた店舗である。ここにアップした写真はドイツ銀行のサイトから拝借してきたものであるが,写真でのイメージは必ずしも実体を反映していないこともよくあるから,自分の目で見て確かめるというのが,今回のベルリン訪問最大の理由である。

仕事柄,私は先進的な金融機関店舗は米国を中心に見て回っている方だとは思うが,このQ110はいろいろな銀行が実験してきたことを集大成したようなものであり,ここにしかないオリジナリティは必ずしも多くない。しかし,さまざまな要素が非常にバランスよくミックスされているところに,この店舗のよさを感じるのである。もちろん,これってどうなのよと疑問に思わせる部分がないわけではないが,トータルで見ると,非常によくできたお店ということはできるだろう。

いずれにしてもこの店はかなりのコストを掛けて作られているのは間違いないところであるが,それに見合うリターンを得られるかが鍵となる。ドイツ銀行では,ここでの実験を踏まえてほかの都市にも同様の店舗を展開中ということであるから,コストに見合うリターンが得られると判断したということであろう。

そのほかで特筆すべきはラウンジで供された食事のクォリティの高さである。岸朝子ではないが,たいへんおいしゅうございました。ついでにワインなどのアルコール飲料まで飲めてしまうところがある意味では驚きである。

Rattle 尚,このQ110にはトレンド・ショップという小売機能が付帯されているのだが,そこにSir Simon Rattleがベルリン・フィルと演奏したワーグナーの「ラインの黄金」のCDが!。このCD,ベルリン・フィルのWebサイトあたりでは買えたのかもしれないが,一般には流通していないようなので(一応,店舗にあったインターネット端末を使ってAmazonで確認した),すかさずゲットした私であった。帰国後,ベルリン・フィルのサイトをサーチしてみたが,このCDはどこにも見当たらない。これはドイツ銀行がベルリン・フィルの公式スポンサーゆえに成り立つのかもしれないが,ジャケにはドイツ銀行のロゴも入っているし,もしかしてドイツ銀行エクスクルーシブなのか?いずれにしても珍しいものを見るとつい手を出す私である。

Rattle_2 本盤は2006年6月23日,ベルリン・フィルハーモニーにおける演奏会形式でのライブ音源である。CDのジャケのイメージが見つからないので,当日のコンサート時と思しき写真だけでもアップしておこう。時間がなくて,まだ聞けていないが,今から聞くのが楽しみなCDである。(註:その後,CDのイメージがゲットできたので,そちらも掲載。)

2007年12月 9日 (日)

またまた啓発してくれたアメリカの銀行

Dsc05731 今回の米国出張の目的はいろいろあったのだが,このブログでも取り上げた(「ちょっと仕事の話を...」を参照願いたい)オレゴン州をベースとするUmpqua Bankが新たに開店した新店舗訪問もその一つである。

今回の店は彼らがInnovation Labと呼ぶが如く,またまた新しいテクノロジーを導入しており,タッチ・パネル型のスクリーンは美しいという表現がぴったりである。そのほかにもいろいろな仕掛けがあって,非常に面白いお店であることは事実なのだが,惜しむらくはこの店を出した地域がまだまだ再開発途上であり,来店客がほとんど見られないことであろうか。また,採用しているテクノロジーもすべてがすべて最新式のものとは限らないという欠点もある。しかし,これは先行投資と考えることも可能であり,この地域の再開発終了時にこの店がどのように受け入れられるかが楽しみである。すぐ近くに病院があるので,高齢者の顧客を囲い込むことは確実であろう。

いずれにしても,これはもう銀行の店ではない。口座開設あるいはその他の取引のおまけでもらえる同行のエコ・バッグがあんまりおしゃれだったため,今回はおねだりをしてもらってきてしまったので,日本での買い物で使うことにしよう。最初に訪れたときのような驚きはなくなってきたが,またまた私を啓発してくれたUmpqua Bankにはお土産を含めて感謝することにしよう。

2007年10月22日 (月)

ちょっと仕事の話を...

Umpqua1 ずーっと趣味の話ばかりを書いてきたこのブログであるが,ちょっと気分を変えて,私の仕事の一部についても書いてみたい。私は仕事で金融機関の店舗をリデザインするということに取り組んでいる(それだけではないが...)。私の父は昔,内装屋(格好よく言えばインテリア・ショップ)を営んでおり,私は昔から内装に接することが多かったこともあるのだが,何とも因果を感じるこの頃である。私の母も,「何が役に立つかわからへんなぁ」などと妙な関心の仕方を示している。

そんな私の金融機関の店舗に対する考え方に大きな影響を与えたのが,米国オレゴン州を本拠とするUmpqua Bankである。以前このブログで「銀行が盛り上げるローカル・ミュージシャンたち」という記事を書いたのだが,そこに書いた銀行こそが実はそのUmpqua Bankなのである(その記事では銀行名は意図的に書かなかった)。

この銀行は,その斬新な店舗デザイン(この写真を見よ!誰も銀行とは思うまい。ラックなんてバックライトが当たっている!))もさることながら,ローカル・コミュニティとのつながりを重視する姿勢や,行員の素晴らしいサービス・レベル(何と言っても笑顔や接客の態度が素晴らしいのだ)で,非常に大きな効果を上げている。私はこの銀行にCustomer Experienceという概念の真髄を見ていると言っては大袈裟かもしれないが,日本の金融機関には大いに見習って欲しい銀行である。私はこの銀行の店舗を訪れる度に啓発されるところ大である。11月にはまた新たな取組みの店舗が開く予定なので,今からPortlandを訪れるのが楽しみである。

今後,たまにはこうした記事も当ブログにアップしていこうと思う。まぁ関心のある人は少ないだろうが...。

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