カテゴリー「円谷ほか特撮モノ」の記事

2008年4月15日 (火)

懐かしの「仮面の忍者 赤影」

Photo_2 「仮面の忍者 赤影 第1部 金目教編」(東映ビデオ)

私の友人の美人弁護士が次の特撮モノはいつ書くのかと聞くものだから,「次は赤影じゃ」と言ってしまった手前,今回はその「赤影」の登場である。

今にして思えば,昔は時代劇特撮モノがいくつかあったなぁと思い出される。「快傑ライオン丸」然り,「仮面の忍者 嵐」然りである。しかし,今の子供が時代劇に関心など示すはずもなく,こうしたジャンルはもはや死滅状態と言ってよい。そんな中で,このジャンルにおける新旧を通じての人気ナンバーワンはこの「赤影」をおいてほかにはあるまい。子供の頃にこの番組に熱狂していた私は,このシリーズのDVDが出た際には喜び勇んで購入に走ったわけだが,財力の問題もあり,全4部のうちの2部までの購入で止まってしまったのは情けない。

負け惜しみ的に言えば,これは単なる財力の問題だけではなく,「第1部 金目教編」が突出した魅力を持っていたということにもよるのかもしれない。加えて,「赤影」は1話完結ではないので,これをシリーズとして見続けるのはなかなか時間的にも大変という理由もあるように思う。この辺が,私がこのDVDを見る機会があまりない最大の原因である(実際,家人に馬鹿にされながらも,ウルトラセブンは今でもたまに見ている)。

それはさておき,第1部の冒頭のナレーション「豊臣秀吉がまだ木下藤吉郎だった頃、琵琶湖の南に「金目教」という怪しい宗教が流行っていた。それを信じない者は、恐ろしい祟りに見舞われるという。その正体は何か?藤吉郎は金目教の秘密を探るため飛騨の国から仮面の忍者を呼んだ。その名は…赤影参上!!」に続いて「忍者マーチ」(「ヤンパラ,ヤンパラ,ヤッパパパ,ヤンパー...」である。わかる人にはわかるこのリズム・フィギュア。)が鳴り始めた瞬間,血湧き肉躍らせた同時代人は私だけではあるまい。

ということで,番組の中身については全然書いていないが,またそれは機会を改めるとしよう。やはり一つの時代を作った番組と言っていいと思う。

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2008年3月14日 (金)

クールなケムール人

Photo 本日は出張中である。音楽のレビューを書こうと思っても、ちゃんと音楽聞いてないぜというモードなので、今日は気分転換にウルトラQネタである。

ウルトラQにしろ、ウルトラマンにしろ、ウルトラセブンにしろ、昔の円谷プロの番組には人気キャラがたくさんいたよなーと思う。よって、ウルトラQがDark Fantasyとしてリメイクされたときにも人気キャラは再登場した(あるいはトリビュート・モードでオマージュを捧げられた)わけだが、私の中でウルトラQと言えばやはりケムール人である。着ぐるみに入っているのが古谷敏(もちろんウルトラマンであり、アマギ隊員であると同時にラゴンでもある)というのもなるほどというかさもありなんというプチネタである。いずれにしても多くの人がケムール人走りを真似したであろうことは間違いないところと思うが、それとともに私にとって忘れられないのは、万城目淳役の佐原健二の耳ピクピクである(わかる人にはわかる)。

でもやっぱりということでは、このエピソードでも後の「あけてくれ」でもMVPは柳谷寛以外にはないだろう。何ともユニークなおっちゃんであった。

ということで今日はなんだかなーというネタだが、こういう日もあるのだ。ちなみにケムール人の「おーほっほっほ」みたいな発声は後の「笑うセールスマン:喪黒福造」のモデルではないかと思うのは私だけだろうか。ちょいとマニアックでしたかね。

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2007年12月 5日 (水)

ウルトラQ:シュールな「ガラダマ」

Q 久々に円谷の特撮について語ってみることにしたい。私にとっては円谷プロの特撮と言えば「ウルトラセブン」であることは間違いのない事実であるが,人生における原初的体験としては「ウルトラQ」ということになる。何と言ってもウルトラQの本放送時はまだ昭和41年である。年齢がばれるので,そのとき私が何歳だったとは言わないが,今でもこの番組が印象に強く残っているのは事実である。「悪魔っ子」のエピソードなんて怖くて見られなかったのが鮮烈に思い出されるのである。

ウルトラQにおける人気エピソードは大体決まっていると思うので,追々各々についても語っていきたいと思うが,本日は第13話「ガラダマ」である。このエピソードでのタイトルロールでは,出てくる怪獣はまだガラモンではなく,単に「モンスター」と呼ばれているはずだが,おそらくは「ガラダマ」から出てきた「モンスター」だから略して「ガラモン」というのはなかなか笑える話である。

このエピソードのよいところは,何とも愉快なモンスターの動きは勿論だが,訳のわからないまま地球侵略が企てられながら,あっさりチルソナイトからのモンスターを操る電波を遮断するだけでモンスターが倒されるというシュールと言えばシュールなストーリーにある。それにモンスターが倒れる瞬間の「よだれ」の流し方も映像的にはシュールである。

映像やBGMなど非常に牧歌的に始まるのにこのシュールに展開されるストーリーとのギャップも凄いが,ストーリーがこれほどシュールなので,結局落とし前をつけるために後に「ガラモンの逆襲」というエピソードが制作されることになった(あるいはガラモンの人気が沸騰したから?そんなわけないか。)と思われる。しかし,私はこの不思議なわけのわからなさゆえに,「ガラダマ」の方が今でも好きである。

ここに挙げたDVDの第4巻はガラモン,ペギラ,カネゴンと人気キャラ勢揃いのような感じになっており,トータルではシリーズの中でも最も人気があるかもしれないなぁ。

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2007年5月20日 (日)

ウルトラセブン第12話について思う

ウルトラセブンについて語るぞと宣言し,初っ端の話題がこれかと,やや気が引けるのだが,敢えてControversialな話題に触れてみたい。

多くの人がご存知のとおり,ウルトラセブンの第12話「遊星より愛をこめて」は欠番になっている。DVDのデジタル・ウルトラ・シリーズでウルトラセブンが復刻された時も,このエピソードが復活することはなかった。

このエピソードの監督をつとめた実相寺昭雄監督(惜しくも昨年亡くなった。合掌)が,著書の中でも触れているが,このエピソードの不幸は,エピソードそのものの内容ではなく,その後の雑誌における「とある記述」が放送禁止を招いてしまったことにあることである。確かに本編中にも「ヤバい」表現がないわけではないが,テレビ放映版にそれほど大きな罪はないように思える。

この話題は,いろいろな意味で「表現の自由」対「人権保護」ということを考えさせるものだが,誤解を恐れずに言うならば,これが放送禁止というのは若干過剰反応のように感じるというのが正直な感想である(悪いのはあくまでも雑誌の方である)。ウルトラマンでフジ隊員を演じた桜井浩子が出ているし,アンヌ隊員の私服姿が見られる話なのに惜しい。と言っても,こればかりは仕方のない話である。

(ところで,放送禁止になってから数十年のエピソードに対して,なぜそこまではっきり言えるかと皆さん疑問に思うかもしれないが,それがネット社会のマジック,あるいは恐ろしいところである,とだけ言っておこう。もちろんすぐわかることだがはっきりとは書きづらいところである。)

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