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カテゴリー「映画」の記事

2017年6月13日 (火)

出張中に見た映画(17/5-6月編):3本目は「美女と野獣」

「美女と野獣("Bearty and the Beast")」('16,米/英,Disney)

Beauty_and_the_beast監督:Bill Condon

出演:Emma Watson, Dan Stevens, Luke Evans, Josh Gad, Kevin Kline, Hattie Morahan, Ewan McGregor, Ian McKellen, Emma Thompson

日本でも大ヒット中のこの映画,私としては,オッサン一人で劇場に行くのは躊躇されるところであったが,めでたく機内エンタテインメントで見た。アニメの実写化であるが,もともとアニメも見ていないし,こうしたファンタジーに大して関心を持てないというのが,オッサンの悲しい性である。

しかし,映画としてみると,これは結構よくできていて,破たんもあまり感じられない。野獣のキャラの変貌ぶりが早過ぎると思わせるのは尺を短くするためと割り切ればいいが,それは別に大きな問題ではない。映画ならではのCGをうまく使ったところは,実写でありながら,アニメーションの世界を再現するには不可欠であろうし,例えば,これが舞台だったら逆に笑ってしまったかもしれない。

もちろん,突っ込みどころはいくらでもあるし,野獣とガストンの戦いのシーンは「カリオストロの城」か?っと思っていた私である。まぁ,それでもある意味,これだけの役者を揃えなくてもいいだろうと思わせるような豪華な配役もあり(日本語版のキャストも結構凄いねぇ。私は英語版で見たが...),楽しく見られる映画であることは間違いない。その要素を強めたのは,音楽の出来のよさって気もするが,これはヒットするのもうなずけるなってところ。ということで,星★★★★としてしまおう。

2017年6月 8日 (木)

出張中に見た映画(17/5-6月編):2本目は「ラ・ラ・ランド」。

「ラ・ラ・ランド("La La Land")」('16,米,Summit)

La_la_land監督:Damien Chazelle

出演:Ryan Gosling,Emma Stone,John Legend,J.K. Simmons

出張の往路で見た2本目の映画がこれである。2016年度のオスカーでは圧倒的な下馬評だったにもかかわらず,作品賞は「ムーンライト」に持って行かれた(そして,発表をミスするという珍事もあった)この映画,公開時に見に行きたかったのだが,ついつい見逃していたものを機内エンタテインメントで見た。

これは正直言って,古き佳き時代のアメリカ・ミュージカル映画が好きな人間には,たまらない仕掛けがあり,監督,脚本のDamien Chazelleもそうした一人だろうと思わせるに十分な映画であった。そもそもこの映画に出てくるような群舞は久しく見たことがないし,Boy Meets Girl, American Dreamみたいな要素満載なのである。昔はこういう映画は結構あったが,今の若い人たちがこういうのを見てどう思うのか非常に興味深く見ていた私である。しかし,私のような人間にとっては,大いに楽しめる作品であった。

シナリオもうまい。冬~春~夏~秋の4部構成+5年後の冬という流れの中で,描かれるRyan GoslingとEmma Stoneの恋模様は,いかにもな展開ではあるが,「5年後の冬」において,ビターな感覚を与えつつも,心地よい余韻を残す。これは確かによくできているし,映画に対する愛情に溢れた作品だと言ってよい。

そして,もう一つ嬉しかったのがJohn Legendの出演である。結構重要な役回りでの出演であるが,そつなくこなし,こちらが期待の歌声も聞かせる。やっぱりうまいねぇ。

正直言って,この映画にシニカルな感覚を示すことは簡単だろう。しかし,この映画は多くの人に幸福感を与える力を持っている。正直なところ,この映画はもう一回劇場で見たいと思わせる作品である。素晴らしい。文句なく星★★★★★を謹呈しよう。それにしても,監督のDamien Chazelle,「セッション」も見事だったが,30歳そこそことは思えぬ才能である。大したものだ。

2017年6月 5日 (月)

出張中に見た映画(2017/5-6月編):1本目は「ローガン」。

「ローガン("Logan") 」(’17,米/加/豪,Marvel/Fox)

Logan監督:James Mangold

出演:Hugh Jackman,Patrick Stewart,Dafne Keen,Boyd Holbrook,Stephen Merchant

今回の出張では往路2本,復路3本の映画を見た私だが,いつもの私にするとちょっと少なめである(爆)。

なんだかんだでX-Menシリーズは全部見ている私だが,"Wolverine"ものの出来がよくなかっただけに,今回はどうなのかと思っていていても,やっぱり最初に見てしまったのがこれである。正直なところ,Marvelの映画というのは,荒唐無稽さに満ちている部分があるが,映画としてはエンタテインメントとしてのバランスを考えて作られていると思っている。そんなMarvelの映画の中で,この映画の持つ「暗さ」は突出しているように思う。

もちろん,X-Menシリーズであるから,荒唐無稽度ゼロな訳はないのだが,直近の「X-Men:アポカリプス」のような無茶苦茶度がないのが,まずこのシリーズとしては異色である。そもそもミュータントが暫くの間生まれていないという設定なので,お馴染みのキャストはHugh JackmanとPatrick Stewartのみである。ということで,通常よりも地味な感じがするのでだが,ドラマとしてはよくできている感じを与える結果になった。

逆に言えば,これまでの「X-Men」フランチャイズのような映画を期待してみると,これは違った印象を与えるに違いない。当然,それによって,満足度も違ってくるはずだが,Hugh Jackman(およびPatrick Stewart)がこのシリーズから身を引くという観点では,これほどフィットした展開はなかろう。治癒力が低下し,不死身でないLoganと,発作で特殊能力が暴走するCharles Xavierというのが終末的なシナリオである。もちろん,彼らとしても今後もカメオ出演はするのかもしれないが,これで打ち止めという気なのだと思わせる。

いずれにしても,今までのX-Menとは全く違う展開ながら,私としては大いに楽しんだわけだが,その印象を強めたのが映画「シェーン」の引用である。私自身が「シェーン」が非常に好きなこともあって,この引用は非常によかったと思う。星★★★★。

ついでと言っては何だが,この映画に出てくる「シェーン」のシーンの画像も貼り付けておこう。なんだか「シェーン」のDVDが見たくなってきたぞ(笑)。

Shane

2017年5月 6日 (土)

GWに見た2本目は「ムーンライト」。

「ムーンライト("Moonlight")」('16,米,A24/Plan B)

Moonlight監督:Barry Jenkins

出演:Alex R. Hibbert, Ashton Sanders,Trevante Rhodes,Mahershala Ali, Naomie Harris,Janelle Monáe, André Holland

今年のオスカーでは,「ラ・ラ・ランド」が作品賞でも本命視されていて,作品賞の発表において,誤って「ラ・ラ・ランド」がコールされるという珍事が起きたのは記憶に新しい。実際に作品賞を受賞したのがこの映画だったわけだが,これは非常に重い映画であり,正直言って,オスカー受賞という要素がなければ,日本で公開されていたかどうかも微妙な映画である。

Chironという主人公の小学生,ハイスクール,およびその後という年代記というストーリーを見て,ようやくこの映画のポスターの意味を理解した私だったが,そこには麻薬の売人といういかにもマイアミらしい職業が出てくるとともに,いじめやLGBTという要素を絡めて,Chironの変遷が描かれる。それは決して単純な「成長」の物語ではないところが重苦しい。ある意味,救いのない映画とも言え,こうした映画はそれなりの覚悟がないと見られないというのが実感である。そういう意味では先日見た「ワイルド・スピード ICE BREAK」の対極にあるような映画だが,こうした映画の製作にかかわるBrad Pittの社会派的な部分炸裂である。

見終わって,正直言ってどっと疲れが出るタイプの映画であるが,この映画がオスカーのようなある意味権威主義的イベントで,作品賞を受賞したことは,大きな意義はある。白人偏重に抗議の声が上がったのが昨年で,舌の根も乾かぬうちに大きな転換を示すということで,禊ぎをしたのだというシニカルな見方も可能だろう。また,LGBTを真正面ではなく,側面から描いたとは言え,こうしたテーマの映画を評価するという感覚は,アカデミーにはこれまでは感じられなかったはずである。「ラ・ラ・ランド」の全面勝利に与するよりも,本作を作品賞に推すことで,バランスを取っただけだと言われても仕方がない部分を感じていた私である。

そう言った皮肉な見方もできるとしても,この映画のシナリオは脚色賞に値する優れた出来だし,出番は短いものの,助演男優賞に輝いたMahershala Aliは強く印象に残るのも事実である。映画としては確かによくできている。批評家の評価を合算したMetascoreが99という驚異的な数字になるのもまぁわかるのだが,それでもこの映画は厳しくも辛いものであり,そして重い。いい映画だと認めた上で,これをもう一度見る気になるかというと,そうではないというのが正直なところである。

尚,下の写真はほぼラスト・シーンに近いものであるが,これが原作である"In Moonlight Black Boys Look Blue"を意識した表現であることは一目瞭然であろう。

私としては星★★★★だが,これが批評家と一般的な人間の違いだろうな(苦笑)。

Moonligh_last_scene

2017年4月29日 (土)

GW休みの初日に見た映画:「ワイルド・スピード ICE BREAK」

「ワイルド・スピード ICE BREAK("The Fate of the Furious")」('17,米,Universal)

The_fate_of_the_furious監督: F. Gary Gray

出演: Vin Diesel, Jason Statham, Dwayne Johnson, Michelle Rodriguez, Tyrese Gibson, Ludacris, Nathalie Emmanuel, Chalize Theron, Kurt Russell, Scott Eastwood, Helen Mirren

このシリーズも8作目となり,大体話は予想はつくし,相当くだらないとはわかっているものの,スピード感を求めて,ついつい見に行ってしまう。今回も例にもれず,休みの初日と公開初日が重なったので,早速見てきたのだが,まぁよくぞここまでって感じの壊しっぷりである。

Paul Walkerを事故で亡くし,シリーズが存続できるか心配した私だったが,何のことはない。全然問題なくやっているし,前回は悪役に徹していたJason Stathamが善玉に転じるという,ある意味掟破りまでやってしまった。

主役のVin Dieselは不死身か?と突っ込みを入れたくなるし,Dwayne Johnsonはアホみたいに強く,私はあまりのアホらしさ加減に,途中でゲラゲラ笑ってしまったのだが,この映画に関しては,小難しいことを言うこと自体,全く無意味である。とにかく,車を壊して,壊して,壊しまくるって感じである。

ストーリーはさておき,Chalize Theronは悪役を憎らしく演じ,Scott Eastwoodは父,Clint Eastwoodそっくりの風貌でびっくりさせ,かつ,ゲスト出演(クレジットなし)でHelen Mirrenまで登場してしまうのだから,これはどんどん出演者が増えるって感じである。既に次作は2年後の公開が予定されているようだが,一体いつまで続くのやら。

まぁ,笑えるぐらいの映画だが,正直言って,映画としてはかなり無茶苦茶なものである。この無茶苦茶さ加減には星★★☆で十分だろう。まぁ,いいんだけど(爆)。次はもう少しシリアスな映画を見に行こう。

2017年3月13日 (月)

ようやく見ることができた「マグニフィセント・セブン」

「マグニフィセント・セブン("The Magnificent Seven")」('16,米,MGM/Columbia)

Magnificent_seven監督:Antoine Fuqua

出演:Denzel Washington, Chris Pratt, Ethan Hawke, Vincent D'Onofrio, Bynug-hun Lee, Manuel Garcia-Rulfo, Martin Sensmeier, Haley Bennett, Peter Sasgaard

このブログにも何度か書いたと思うが,私は結構な西部劇好きである。日本のチャンバラ映画が好きなのと同じなのだが,西部劇そのものが全然流行らなくなった昨今においても,そういう映画が公開されれば,大概見に行ってしまうのである。この映画も例外ではないが,随分と見に行くのがぎりぎりのタイミングになってしまった。

タイトルからもわかる通り,「荒野の七人」のリメイクである。だが,キャスティングやらシナリオは現代の世相を反映しているとも言え,7人をスカウトする強い女性もいれば,今回の7人は多民族から構成されているのだ。そこに違和感があると言っては身も蓋もないが,まぁ固いこと抜きで見ればいいのである。私には,この映画がリリースされたのは先の選挙前とは言え,結果的には現米国大統領に対する強烈な皮肉にも思えるが(笑)。

この映画はストーリーも全然違うので,単純な「荒野の七人」のリメイクではないが,ある程度のオマージュは感じられる。Bynug-hun Leeのナイフ使いはJames Coburnの,そしてEthan HawkeのキャラはRobert Vaughnの前作でのキャラを受け継いでいる部分がある。それより,私が感じていたのが,マカロニ・ウェスタン,特に「ウエスタン」へのオマージュ感を強烈に感じていた。描写の激しさはマカロニそのものだし,Denzel Washingtonと悪役Peter Sasgaardの関係性然りである。

そうした意味で,古き佳き時代の西部劇とは異なるものであるが,これはこれでアクション大作として結構楽しんでしまった私である。結局のところ,私の西部劇好きは今でも変わらないってことだ。星★★★★。いずれにしてもDenzel Washingtonがカッコよ過ぎ。

2017年2月20日 (月)

極めて真面目に作られた「沈黙 -サイレンス-」

「沈黙 -サイレンス-("Silence")」('16,米/台湾/メキシコ)

Silence監督:Martin Scorsese

出演:Andrew Garfield,Adam Driver, Liam Neeson,窪塚洋介,浅野忠信,イッセー尾形

今年,2本目となった映画が本作である。これは正直もっと早く見たかったのだが,ようやくである。

遠藤周作の原作をMartin Scorseseが映画化すると聞いた時には驚いたが,そもそも「神の沈黙」という重い主題を持つものであるがゆえに,米国内の興行は相当苦しいように見受けられる。しかし,興行成績はさておき,これは本当に真面目に作られた映画であり,原作にほぼ忠実に描かれているように思う。

そもそもが難しいテーマを提示した映画であるから,ちゃらちゃらしたところなど皆無,エンタテインメントとして見るべきものではないが,映画が終わった後の館内の静寂は,非常に趣深いものがあったと思う。日本の映画の観客にはエンド・ロールの時に,席を立ってしまう人が多いことには常々批判的な私だが,今回は席を立つ観客が極めて少数だったことに,観客もこの映画に打たれたことを示すように感じられた。

iMDBのレビューは相対的にはポジティブであるが,完全否定モードのレビューも多数存在するところに,この映画の特徴があると思うが,否定的なレビューはドラマの本質について語っていないように思えてしまう。確かに長いのは事実だが,161分という尺を感じさせないドラマがあったと私には思えた。

俳優陣ではイッセー尾形のいやらしさが特筆ものである。

いずれにしても,Martin Scorsese,「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の次にこんな映画を撮るなんて,ギャップがあり過ぎだが,これもScorseseの一面ということで,私は高く評価したい。星★★★★☆。これを見ると篠田正浩版の「沈黙」もちょっと気になるなぁ。

ところで,音楽ではThe BandのRobbie RobertsonがExecutive Music Producerとなっているが,正直言って,音楽なんてほとんど出てこないに等しいので,彼の役割は不明(苦笑)。

2017年1月 7日 (土)

今年最初の映画は「ローグ・ワン」。

「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー("Rogue One: A Star Wars Story"」('16, 米,Lucas  Film/Disney)

Rogue_one監督:Gareth Edwards

出演:Felicity Jones,Diego Luna, Alan Tudyk, Donnie Yen, Ben Mendelsohn, Forrest Whitaker

今年最初の映画館通いは予想通りこの映画となった。大方の人が,この映画がエピソード3とエピソード4の間に位置するストーリーを描いていることはご存知のことと思うが,ストーリーの連続性を考える上で,映画の展開及びエンディングはある程度予想できるものであった。しかし,シナリオとしてはよく考えられていて,キャスティングの上でも,不連続性がないようになっているのがこの映画をまともなものとした要因だと思える。

ストーリーと関係ないところで言ってしまえば,帝国側のGrand Moff Tarkinをエピソード4で演じたのはPeter Cushingであった訳だが,映画を見ていて,Peter Cushingが蘇ったのかと思わせるほど似ているのには驚いた。しかし,クレジットを見ると,Tarkinを演じたのはGuy Henryということになっている。いろいろその後調べると,モーション・キャプチャーで撮影したものに,CGのデジタル加工したものらしいが,これが実によくできているのである。CGという意味では先日亡くなったCarrie Fisherもちらっと出てくるが,そちらがCGっぽさが明らかなのに対して,Peter Cushingの方は結構リアルなのである。まぁ,これはTarkinが表情を変えないというところに依存している部分があるとしても,なかなかの見ものであった。

ストーリーとしては,「スター・ウォーズ」フランチャイズらしく,親子愛は描かれるわ,民族の多様性は重視されるわ,女性が主役に据えられるわ等という典型的な特徴はここでも引き継がれるが,繰り返しになるが,なかなかよくできたスピンオフだと言ってよいと思える。

また,戦闘シーンを見ていると,エピソード4~6世代の私が懐かしくなるような感じがする。もちろん,特撮技術の進化は顕著だとしても,何かそこはかと懐かしさを覚えるのである。この辺は,オリジナル・スター・ウォーズへのオマージュ感があって,これもなかなか楽しかった。こういうスピンオフというのは安直な企画とも取られかねないが,この映画は決していい加減に撮られた映画ではなかったと言っておきたい。想像よりもはるかによくできていたということは間違いない。星★★★★。何事も予断は禁物である(笑)。

 

2016年12月26日 (月)

2016年の回顧:映画編

Spotlight年末も押し迫ってきたので,ライブに続いての今年の回顧は映画である。毎年,劇場で24本を見たいといいながら,正直実現は難しいのだが,ライブの本数が増えれば,当然映画を見ている余裕もなくなるってことなので,まぁ仕方あるまい。今年は劇場ではなんと10本しか見ていないので,どれが一番いいかなんていう資格もない気がする。映画そのものはAmazon Primeやら機内エンタテインメントやらで50本近くは見ている私だが,機内エンタテインメントでかかる新作を入れても新作の数はせいぜい17-8本ってところだろう。仕事の繁忙度が高まってしまったので,仕方がないところはあるが,ここ数年で劇場に行った回数は一番少なくなってしまったのは反省しなければならないなぁ。振り返れば私の劇場通いは2012年から24→22→17→20→10本となっているから今年の少なさはやはり突出しているのである。

Big_short_2それだけ厳選して見た(あるいは本当に見に行きたいと思ったものに行った)ということにもなるかもしれないが,今年見た映画で何がよかったかを振り返れば,映画的に一番好きだと思ったのが「スポットライト 世紀のスクープ」,面白さでは「マネー・ショート」,やっぱりいいよねと感じさせるのが「ハドソン川の奇跡」の3本になるだろう。「スポットライト 世紀のスクープ」はオスカーで作品賞,「マネー・ショート」は脚色賞を取っているから,それなりに世評も高い映画だったとは思うが,やぱり,シナリオのしっかりしている映画は面白いと思わせる。それは「ハドソン川の奇跡」にも言えることで,私はこの映画が来年のオスカーの脚本賞もしくは脚色賞にノミネートされると思っている。そして,オスカーには関係ないかもしれないが,Clint Eastwoodの熟練の技は本当にいつ見ても見事としか言いようがない。いずれにしても,いかにもというチョイスになってしまったが,そもそも本数を見ていないのだから仕方ない。

Sullyところで,今年の映画界を振り返れば,「君の名は。」のメガ・ヒットが話題になるわけだが,あれはあれで結構楽しめる映画だと思うし,非常に細密な背景など見るべきものも多いと思えるが,TVの「逃げ恥」の盛り上がりと同じような感覚もあるように思える。話題が徐々に広がり,大きなヒットにつながるという感じは似ている気がする。まぁ映画界にとってはあれだけのヒットってのは朗報ではあるが,その一方で見逃された映画も多いように思える。私も劇場で10本しか見ていないんだからどうこう言えないが,来年はもうちょっと見たいねぇ。来年の1本目は「ローグ・ワン」あたりかなぁ。

2016年12月18日 (日)

出張中に見た映画(16/12編)

毎度毎度のことであるが,出張で海外に行く機会があると,機内エンタテインメントで映画を見るのが私の「掟」である。今回は往路での体調が特に悪く,復路もイマイチ感が残る中での機内であったので,あまり本数は稼げないかなぁと思いつつ,都合7本も見ているではないか。相変わらずよくやるわ。

しかし,今回,体調もあって,完全に通しで見た映画は半分ぐらいで,残りは一部居眠りをしながらの夢うつつ状態でのものとなっている。見た順番に列挙すると:

①「ジェイソン・ボーン」
②「スーサイド・スクワッド」
③"Cold War2"(未公開)
④「海街diary」
⑤"The Infiltrator"(未公開)
⑥「シン・ゴジラ」
⑦「グランド・イリュージョン」

ってな感じである。①~③が往路,④~⑦が復路で見たものだが,また「シン・ゴジラ」見てるじゃないかと指摘されるかもしれないなぁ。今回は細部に注目してだけ見ていたようなものということで,ちょっと言い訳。

実は一番期待していたのが「ジェイソン・ボーン」だったのだが,アクション・シーンの質はいいとしても,敢えてまたリブートする理由があったのかはやや疑問。最低だったのが「スーサイド・スクワッド」であるが,やっぱりアメコミ映画化にはもう限界があると思わざるをえない一本。前回の出張で見た「ターザン: REBORN」でジェーンを演じていたMargot Robbieが本作で演じるHarley Quinnと,ジェーンとのイメージの落差だけは笑えたが...。ちなみに,Suicideはカタカナ的に書けば「スーィサイド」と発音すべきだが,これで発音を間違える受験生がいたら,配給会社の責任だな(笑)。

未公開の2本のうち,"The Infiltrator"は事実は小説より奇なりということで,「アルゴ」のパターンを踏襲したものと言えるが,映画的にはまぁまぁ面白いんだが,いかんせん「アルゴ」の二番煎じ感が強過ぎる。

Photo_2ということで,正直言ってしまえば,今回はわくわくするような出来の映画には出会うことができなかったが,まぁ機内エンタテインメントだから...。そういうことで,今回は一本,一本について書くのはやめて,これだけにしておく。そんな中で一番よかったのは「海街diary」の長澤まさみだな(爆)。ってことで,その長澤まさみの画像を貼り付けておくことにしよう。可愛いよねぇ。

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