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カテゴリー「映画」の記事

2017年3月13日 (月)

ようやく見ることができた「マグニフィセント・セブン」

「マグニフィセント・セブン("The Magnificent Seven")」('16,米,MGM/Columbia)

Magnificent_seven監督:Antoine Fuqua

出演:Denzel Washington, Chris Pratt, Ethan Hawke, Vincent D'Onofrio, Bynug-hun Lee, Manuel Garcia-Rulfo, Martin Sensmeier, Haley Bennett, Peter Sasgaard

このブログにも何度か書いたと思うが,私は結構な西部劇好きである。日本のチャンバラ映画が好きなのと同じなのだが,西部劇そのものが全然流行らなくなった昨今においても,そういう映画が公開されれば,大概見に行ってしまうのである。この映画も例外ではないが,随分と見に行くのがぎりぎりのタイミングになってしまった。

タイトルからもわかる通り,「荒野の七人」のリメイクである。だが,キャスティングやらシナリオは現代の世相を反映しているとも言え,7人をスカウトする強い女性もいれば,今回の7人は多民族から構成されているのだ。そこに違和感があると言っては身も蓋もないが,まぁ固いこと抜きで見ればいいのである。私には,この映画がリリースされたのは先の選挙前とは言え,結果的には現米国大統領に対する強烈な皮肉にも思えるが(笑)。

この映画はストーリーも全然違うので,単純な「荒野の七人」のリメイクではないが,ある程度のオマージュは感じられる。Bynug-hun Leeのナイフ使いはJames Coburnの,そしてEthan HawkeのキャラはRobert Vaughnの前作でのキャラを受け継いでいる部分がある。それより,私が感じていたのが,マカロニ・ウェスタン,特に「ウエスタン」へのオマージュ感を強烈に感じていた。描写の激しさはマカロニそのものだし,Denzel Washingtonと悪役Peter Sasgaardの関係性然りである。

そうした意味で,古き佳き時代の西部劇とは異なるものであるが,これはこれでアクション大作として結構楽しんでしまった私である。結局のところ,私の西部劇好きは今でも変わらないってことだ。星★★★★。いずれにしてもDenzel Washingtonがカッコよ過ぎ。

2017年2月20日 (月)

極めて真面目に作られた「沈黙 -サイレンス-」

「沈黙 -サイレンス-("Silence")」('16,米/台湾/メキシコ)

Silence監督:Martin Scorsese

出演:Andrew Garfield,Adam Driver, Liam Neeson,窪塚洋介,浅野忠信,イッセー尾形

今年,2本目となった映画が本作である。これは正直もっと早く見たかったのだが,ようやくである。

遠藤周作の原作をMartin Scorseseが映画化すると聞いた時には驚いたが,そもそも「神の沈黙」という重い主題を持つものであるがゆえに,米国内の興行は相当苦しいように見受けられる。しかし,興行成績はさておき,これは本当に真面目に作られた映画であり,原作にほぼ忠実に描かれているように思う。

そもそもが難しいテーマを提示した映画であるから,ちゃらちゃらしたところなど皆無,エンタテインメントとして見るべきものではないが,映画が終わった後の館内の静寂は,非常に趣深いものがあったと思う。日本の映画の観客にはエンド・ロールの時に,席を立ってしまう人が多いことには常々批判的な私だが,今回は席を立つ観客が極めて少数だったことに,観客もこの映画に打たれたことを示すように感じられた。

iMDBのレビューは相対的にはポジティブであるが,完全否定モードのレビューも多数存在するところに,この映画の特徴があると思うが,否定的なレビューはドラマの本質について語っていないように思えてしまう。確かに長いのは事実だが,161分という尺を感じさせないドラマがあったと私には思えた。

俳優陣ではイッセー尾形のいやらしさが特筆ものである。

いずれにしても,Martin Scorsese,「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の次にこんな映画を撮るなんて,ギャップがあり過ぎだが,これもScorseseの一面ということで,私は高く評価したい。星★★★★☆。これを見ると篠田正浩版の「沈黙」もちょっと気になるなぁ。

ところで,音楽ではThe BandのRobbie RobertsonがExecutive Music Producerとなっているが,正直言って,音楽なんてほとんど出てこないに等しいので,彼の役割は不明(苦笑)。

2017年1月 7日 (土)

今年最初の映画は「ローグ・ワン」。

「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー("Rogue One: A Star Wars Story"」('16, 米,Lucas  Film/Disney)

Rogue_one監督:Gareth Edwards

出演:Felicity Jones,Diego Luna, Alan Tudyk, Donnie Yen, Ben Mendelsohn, Forrest Whitaker

今年最初の映画館通いは予想通りこの映画となった。大方の人が,この映画がエピソード3とエピソード4の間に位置するストーリーを描いていることはご存知のことと思うが,ストーリーの連続性を考える上で,映画の展開及びエンディングはある程度予想できるものであった。しかし,シナリオとしてはよく考えられていて,キャスティングの上でも,不連続性がないようになっているのがこの映画をまともなものとした要因だと思える。

ストーリーと関係ないところで言ってしまえば,帝国側のGrand Moff Tarkinをエピソード4で演じたのはPeter Cushingであった訳だが,映画を見ていて,Peter Cushingが蘇ったのかと思わせるほど似ているのには驚いた。しかし,クレジットを見ると,Tarkinを演じたのはGuy Henryということになっている。いろいろその後調べると,モーション・キャプチャーで撮影したものに,CGのデジタル加工したものらしいが,これが実によくできているのである。CGという意味では先日亡くなったCarrie Fisherもちらっと出てくるが,そちらがCGっぽさが明らかなのに対して,Peter Cushingの方は結構リアルなのである。まぁ,これはTarkinが表情を変えないというところに依存している部分があるとしても,なかなかの見ものであった。

ストーリーとしては,「スター・ウォーズ」フランチャイズらしく,親子愛は描かれるわ,民族の多様性は重視されるわ,女性が主役に据えられるわ等という典型的な特徴はここでも引き継がれるが,繰り返しになるが,なかなかよくできたスピンオフだと言ってよいと思える。

また,戦闘シーンを見ていると,エピソード4~6世代の私が懐かしくなるような感じがする。もちろん,特撮技術の進化は顕著だとしても,何かそこはかと懐かしさを覚えるのである。この辺は,オリジナル・スター・ウォーズへのオマージュ感があって,これもなかなか楽しかった。こういうスピンオフというのは安直な企画とも取られかねないが,この映画は決していい加減に撮られた映画ではなかったと言っておきたい。想像よりもはるかによくできていたということは間違いない。星★★★★。何事も予断は禁物である(笑)。

 

2016年12月26日 (月)

2016年の回顧:映画編

Spotlight年末も押し迫ってきたので,ライブに続いての今年の回顧は映画である。毎年,劇場で24本を見たいといいながら,正直実現は難しいのだが,ライブの本数が増えれば,当然映画を見ている余裕もなくなるってことなので,まぁ仕方あるまい。今年は劇場ではなんと10本しか見ていないので,どれが一番いいかなんていう資格もない気がする。映画そのものはAmazon Primeやら機内エンタテインメントやらで50本近くは見ている私だが,機内エンタテインメントでかかる新作を入れても新作の数はせいぜい17-8本ってところだろう。仕事の繁忙度が高まってしまったので,仕方がないところはあるが,ここ数年で劇場に行った回数は一番少なくなってしまったのは反省しなければならないなぁ。振り返れば私の劇場通いは2012年から24→22→17→20→10本となっているから今年の少なさはやはり突出しているのである。

Big_short_2それだけ厳選して見た(あるいは本当に見に行きたいと思ったものに行った)ということにもなるかもしれないが,今年見た映画で何がよかったかを振り返れば,映画的に一番好きだと思ったのが「スポットライト 世紀のスクープ」,面白さでは「マネー・ショート」,やっぱりいいよねと感じさせるのが「ハドソン川の奇跡」の3本になるだろう。「スポットライト 世紀のスクープ」はオスカーで作品賞,「マネー・ショート」は脚色賞を取っているから,それなりに世評も高い映画だったとは思うが,やぱり,シナリオのしっかりしている映画は面白いと思わせる。それは「ハドソン川の奇跡」にも言えることで,私はこの映画が来年のオスカーの脚本賞もしくは脚色賞にノミネートされると思っている。そして,オスカーには関係ないかもしれないが,Clint Eastwoodの熟練の技は本当にいつ見ても見事としか言いようがない。いずれにしても,いかにもというチョイスになってしまったが,そもそも本数を見ていないのだから仕方ない。

Sullyところで,今年の映画界を振り返れば,「君の名は。」のメガ・ヒットが話題になるわけだが,あれはあれで結構楽しめる映画だと思うし,非常に細密な背景など見るべきものも多いと思えるが,TVの「逃げ恥」の盛り上がりと同じような感覚もあるように思える。話題が徐々に広がり,大きなヒットにつながるという感じは似ている気がする。まぁ映画界にとってはあれだけのヒットってのは朗報ではあるが,その一方で見逃された映画も多いように思える。私も劇場で10本しか見ていないんだからどうこう言えないが,来年はもうちょっと見たいねぇ。来年の1本目は「ローグ・ワン」あたりかなぁ。

2016年12月18日 (日)

出張中に見た映画(16/12編)

毎度毎度のことであるが,出張で海外に行く機会があると,機内エンタテインメントで映画を見るのが私の「掟」である。今回は往路での体調が特に悪く,復路もイマイチ感が残る中での機内であったので,あまり本数は稼げないかなぁと思いつつ,都合7本も見ているではないか。相変わらずよくやるわ。

しかし,今回,体調もあって,完全に通しで見た映画は半分ぐらいで,残りは一部居眠りをしながらの夢うつつ状態でのものとなっている。見た順番に列挙すると:

①「ジェイソン・ボーン」
②「スーサイド・スクワッド」
③"Cold War2"(未公開)
④「海街diary」
⑤"The Infiltrator"(未公開)
⑥「シン・ゴジラ」
⑦「グランド・イリュージョン」

ってな感じである。①~③が往路,④~⑦が復路で見たものだが,また「シン・ゴジラ」見てるじゃないかと指摘されるかもしれないなぁ。今回は細部に注目してだけ見ていたようなものということで,ちょっと言い訳。

実は一番期待していたのが「ジェイソン・ボーン」だったのだが,アクション・シーンの質はいいとしても,敢えてまたリブートする理由があったのかはやや疑問。最低だったのが「スーサイド・スクワッド」であるが,やっぱりアメコミ映画化にはもう限界があると思わざるをえない一本。前回の出張で見た「ターザン: REBORN」でジェーンを演じていたMargot Robbieが本作で演じるHarley Quinnと,ジェーンとのイメージの落差だけは笑えたが...。ちなみに,Suicideはカタカナ的に書けば「スーィサイド」と発音すべきだが,これで発音を間違える受験生がいたら,配給会社の責任だな(笑)。

未公開の2本のうち,"The Infiltrator"は事実は小説より奇なりということで,「アルゴ」のパターンを踏襲したものと言えるが,映画的にはまぁまぁ面白いんだが,いかんせん「アルゴ」の二番煎じ感が強過ぎる。

Photo_2ということで,正直言ってしまえば,今回はわくわくするような出来の映画には出会うことができなかったが,まぁ機内エンタテインメントだから...。そういうことで,今回は一本,一本について書くのはやめて,これだけにしておく。そんな中で一番よかったのは「海街diary」の長澤まさみだな(爆)。ってことで,その長澤まさみの画像を貼り付けておくことにしよう。可愛いよねぇ。

2016年12月 3日 (土)

出張中に見た映画(16/11編):最終回は「二つ星の料理人」

「二つ星の料理人("Burnt")」('15,米)

Burnt監督:John Wells

出演:Bradley Cooper,Sienna Miller,Daniel Brühl,Uma Thurman,Emma Thompson,Alicia Vikander

先日のシンガポール出張の復路(深夜便)で見た2本目(都合4本目)の映画である。正直,あまり見たい映画がない中でチョイスしたこの映画,見るからに地味な感じはするが,レストランの裏側を描いていて,期待しなかっただけに,面白く見られた。話はありがちである。挫折したシェフが捲土重来を期すが,その過程で生じる軋轢,恋愛,料理,そしてレストラン業界の裏側を描いている。そういう意味ではこれほどありがちなシナリオもあるまいと思えるが,Bradley Cooper演じるAdam Jonesがロンドンに出てくる前に,100万個の牡蛎むきを自分に課すところは笑えた。

この映画,Bradley Cooperは達者にやっていると思えるが,実は脇を固める役者の方が私には魅力的に映った。Bradley Cooperの元カノを演じるAlicia Vikanderなんて,出番は少ないが,実は結構な儲け役だし,レストランのオーナーを演じるDaniel Brühlなんて,よくできた造形だと思える。それに比べると,Bradley CooperやSienna Millerがやや平板な感じがしてしまうのだ。

ミシュランのくだりは,本当にそうなのかねぇと思わせる部分もあり,これが事実だとしたら,すぐにばれるじゃんなんて思っていた。まぁ,これはフィクションってところだろうが,いずれにしても,レストランの厨房が戦場のようなものであることは,とある学生時代のバイト経験(敢えてその内容は秘すが,決して怪しいバイトではない:きっぱり)で承知していたが,ここまでは激しくなかったような気もするなぁ。

いずれにしても,深夜の寝ぼけ眼で見た割にはきっちりエンド・ロールまで見てるんだから,私も好きだねぇと思わざるをえない。まぁ助演陣を評価して,星★★★☆ぐらいとしておこう。

ということで,来週にはまた海外出張を控える私だが,今度は何本見るのか?(笑)

今度は更に長距離だから,往復で最低6本がノルマだな(爆)。

2016年11月30日 (水)

出張中に見た映画(16/11編):その3は「ターザン:REBORN

「ターザン:REBORN("The Legend of Tarzan")」(’16.英/加/米,Village Roadshow)

Tarzan監督:David Yates

出演:Alexander Skarsgård,Margot Robbie,Samuel L. Jackson,Christoph Waltz

出張の復路で見た1本目(通算3本目)がこれである。CGやら,悪役としてのChristoph Waltzの嫌らしさたっぷりの怪演もあって,映画としてはそこそこ見られる出来だと思ったが,どうにも不思議なのは,今の時代になぜターザンなのか?ってことである。今の時代にターザンのようなキャラクターが受けるのかというと,決してそうではないということが,興行面ではかなり厳しかったことからも明らかだろう。

監督は「ハリー・ポッター」やら「ファンタスティック・ビースト」を撮っているDavid Yatesであるが,私はその手の映画に全く興味がないので,私にとっては初めての人であるが,演出は手堅いとしても,この手のCGに依存した映画しか撮れないのではないか,という疑念が生まれてしまうのも仕方がないところである。

いずれにしても,ゴリラに育てられたTarzanが貴族として改めて育てられる過程が,ほとんど描かれていないので,そんなに簡単にいくのかと思ってしまうが,まぁ,そっちは「グレイストーク」を見ろってことと解釈しよう。それでもやっぱりフィジカルな強さを,貴族生活を送る中でも維持しているっていうのは無理があるように思えるが。

iMDBでも賛否は真っ二つにわかれているが,映像的な面白さはあっても,ストーリーはイマイチ感が漂う作品であり,まぁ星★★★ってところが妥当だろう。

2016年11月27日 (日)

突然だが,Amazon Primeで「リング」と「らせん」を見た。

Photo「リング」(’98,東宝)

監督:中田秀夫

出演:松嶋菜々子,真田広之,中谷美紀,竹内結子

「らせん」(’98,東宝)

監督:飯田譲治

出演:佐藤浩市,中谷美紀,真田広之,鶴見辰吾,佐伯日菜子

突然だが,Amazon Primeで立て続けにこの2本を見た。原作は読んでいたが,映画を見たことはなかったはずである。米国でリメイクされた「ザ・リング」は見ているが,真っ当にオリジナルを見たのは今回が初めてのはずである。

Photo_3この2作の原作はそれなりに面白いと思わせるものだったのだが,その続編「ループ」でなんじゃそれは?の世界に陥り,今となっては鈴木光司の本はどうでもいいと思っている私だが,これらの映画についてはどうなのかというのはずっと頭の片隅に残っていた。

結論からすると,「リング」は訳のわからない恐怖を感じさせるという点ではまぁいいのだが,松嶋菜々子の演技には失笑をもらした私であった。まだまだ若いねぇってのはあるかもしれないが,これほど演技が下手だとは思わなかった。むしろ,若かりし竹内結子のチョイ役具合(と劇中で見せる一瞬の「表情」)の方に受けてしまった私であった。

一方の「らせん」はどうしてそうなるのよという部分が残りつつ,こっちはこっちで若い頃の中谷美紀が結構丸顔なのにへぇ~って思ってしまった私である。可愛かったのねぇ(爆)。中谷美紀は「リング」にも出ているが,出番が少ないのであまり意識していなったが,こっちは主役みたいなもんなので,それがよくわかった。まぁメイクひとつで女性は変わるねぇというのがこの映画を見た正直な感想である。

あまり詳しいことはネタバレになってしまうので書けないが,「リング」のキーワードが「呪い」なら,「らせん」のキーワードは「ウイルス」ってことになるが,後者の増幅方法がなんでやねんなので,何だかねぇってことになる。

オリジナルの公開時には2本立てであったはずのこの2本であるが,立て続けに見ると,ちょっと微妙な感じがする。特に,「らせん」における真田広之演じる高山竜司の役割がよくわからないねぇ。原作を読んだのは随分昔のことになるので,もはやよく覚えていないが,なんでそうなるのよって感じである。やっぱり「なんでやねん?」というつっこみが特に「らせん」には合致するって感じである。ってことで,2本合わせて星★★☆ってとこだな。まぁ,この映画の価値は山村貞子ってアイコンを映像化したことに集約されると言ってよいだろう。

2016年11月23日 (水)

出張中に見た映画(16/11編):その2は「ゴーストバスターズ」だが,これは完全な失敗作。

「ゴーストバスターズ(”Ghostbusters")」('16,米/豪,Columbia)

Ghostbusters監督:Paul Feig

出演:Melissa McCarthy,Kristen Wiig,Kate McKinnon, Leslie Jones,Chris Hemsworth

出張の往路で見た2本目がこれである。機内エンタテインメントではシリアスな映画よりも,気楽に見られる映画の方がいいと思っている私だが,本作をチョイスしたのは全くの間違いだったと言いたくなるような駄作である。

「ゴーストバスターズ」と言えば1984年のIvan Reitman監督作品がオリジナルであるが,実を言うと,私はそっちを未見なので,出来栄えについては何とも言えない。しかし,Dan AykroydとBill Murrayが出ていれば,まぁ笑えるだろうとは思える。このリメイク作はゴーストバスターズを女性に置き換えているところが前作との違いだが,Melissa McCarthyを除く3人は同じようにSaturday Night Live組で固めながら,全然面白くないのだ。Kate McKinnonなんて,SNLでHillary Clintonをパロっている方がはるかにおかしい。

結局のところ,コメディとSFXを組み合わせようという試みはいいとしても,あまりにも話がつまらないし,コメディ・ネタとしても上すべりしていて,全く面白くない。こんなところにChris Hemsworthを使うのも金の無駄としか言いようがない。

結局あまりに面白くないので,私はカメオ出演者を見極める方に集中していたと言ってもよいぐらいである。Murray,Aykroydはもとより,Sigourney Weaver,更にはAl RokerやらOzzy Osbournも出ているが,そのほかにもオリジナル「ゴーストバスターズ」の出演者が結構出ているようである。Andy Garciaには全然気づかなかったが(笑)。

という具合なので,いつものようなトーンで書いてしまうと,これを劇場に見に行っていたら,猛烈に腹が立っていたはずの映画であり,まさに時間つぶしにしかならない愚作。星★で十分だ。監督のPaul FeigはMelissa McCarthy主演で撮った"Spy"はまだまともだと思ったが,こうした金の無駄遣い映画で,化けの皮がはがれたって感じである。あ~,しょうもな~。

2016年11月21日 (月)

出張中に見た映画(16/11編):その1は「君の名は。」

「君の名は。」(’16,東宝)

Photo監督:新海誠

声の出演:神木隆之介,上白石萌音,長澤まさみ,市原悦子

公開後3か月経過してもヒットを続けるこのアニメーションが,なぜそんなにヒットするのか興味がありつつ,劇場にまで足を運ぶほどではないと思っていたところに,今回の出張時の機内エンタテインメントで見られることがわかって,まず最初にチョイスしたのがこの映画であった。

内容としてはファンタジーであるが,キャラクター・デザインはいかにもアニメーション的ながら,背景画の細密度には驚かされる映画である。もちろん,ストーリーとしては,タイム・パラドックスがどうこうと言うことは簡単であるが,そんなことよりもそうしたビジュアル面での成果と,見終わった後の爽やかな感覚を私は重視したいと思った。そう世の中,うまくいかないわと皮肉な見方をしてしまいがちだが,いいのである。ファンタジーはファンタジーとして楽しめばいいし,既視感のある風景(私の場合は東京都内)など,リアルな面が共存しているからこそ,この映画に容易に感情移入をすることが可能になるのだと思えるのだ。

そうした映画としての特性が,多くの人に訴求し,これだけの大ヒットになったのだと思える。そして,効いているのがRADWIMPSの歌だろう。普通なら主題歌1曲で終わりってことになりそうだが,劇中で4曲歌われていて,それらが映画と非常にフィットしていて,映画と音楽のコラボレーションとしてはよく出来ていると思わせるところも,好感度が高い。

ってことで,興行収入200億円突破確実のメガヒット作品であるが,見ていてそれも納得できるなぁと思っていた私である。ラストは結構泣けるしね。星★★★★。いずれにしても,私のようなおっさんは長澤まさみ演じる奥寺ミキの造形が一番好きなのだが(爆)。

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