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カテゴリー「歌謡曲」の記事

2016年8月15日 (月)

SMAP解散を惜しむ。

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ついにSMAPが解散することになったようである。時間の問題と言われていたものの,日本の歌謡界を代表するグループの退場は一時代の終焉を感じさせる。

私は今はもう買っていないが,SMAPのアルバムを結構購入していた時期がある。それはおそらくプロデューサーの趣味だったのだろうが,キラ星のごときミュージシャンを集めて,バックを務めさせていたからである。Michael Brecker,Bob Berg,Dennis Chambers等々である。

その流れが行き着くところまで行き着いたのがインスト・アルバム"Smappies"であるわけだが,私にとってはその頃のSMAPの曲がやはり印象深い。私のカラオケ・レパートリーはこの時期の曲に集中している(笑)。そして名曲「夜空ノムコウ」が決定的存在であったことは言うまでもない。SMAPではファンク系の曲が私の持ち歌になっているが,例外は「夜空ノムコウ」ってことになる。

正直言って歌唱力は期待できないグループ(と言うか明らかに下手)ではあったが,スタッフと曲に恵まれたことは間違いない事実である。

そんな彼らに不協和音が生じ始めて,今年1月の「公開処刑」を経て,その亀裂は更に悪化したように思える。最近は「スマスマ」も見ていないので直近の状態はよくわからないが,ここのところ,いいニュースが聞こえてきたことはなかった。今にして思えば「公開処刑」は逆効果でしかなかったってことである。

彼らは独自路線でもやっていけるとは思うが,「スマスマ」で見せたような,いい意味でバカバカしいネタはやらなくなるだろうなぁ。明るいイメージが強かった彼らが,辛気臭い終わり方をするのはなんとも残念。12/31を以って解散ということは,紅白を花道にするのかしないのか?現在は実家にいるので聞けないが,家に帰ったら"Smappies"を聞くことにしよう。

2015年10月 9日 (金)

今井美樹のオールタイム・ベスト"Premium Ivory":古い曲はアイドル歌謡みたいだが,これはやっぱりいいねぇ。

Premium_ivory"Premium Ivory -The Best Songs of All Time-" 今井美樹(Virgin)

私はこのブログでも結構今井美樹のアルバムを取り上げてきたが,ベスト盤については,"Ivory II"を持っているぐらいで,こういう感じの拡大ベスト盤が出るのを待っていたって感じである。だが,"Ivory II"が非常にいいベスト盤だったので,あれを越えるのって難しいのではないかと思ったが,今回の拡大ベスト盤は新しいところまで収録していて,これが非常に楽しめるものとなった。

もちろん,私は彼女のアルバムを全部買うというほどのファンではないので,収録された曲を全部知っているわけではないことも新鮮に響く理由だろうが,その中でも最初期の曲である「オレンジの河」のような曲を聞くと,まるでアイドル歌謡ではないかとさえ思ってしまったが,それはそれで面白かった。もちろん,"Ivory II"に収められた曲はお馴染み(と言っても,実はかぶっている曲はかなり少ないと言ってよい)であるし,傑作"I Love a Piano"でカバーされた曲も含まれ,やっぱりこの人いい曲が多いと改めて思わされた私である。

FBにも書き込んだのだが,私がこのアルバムを聞いていたのは出張の道すがらだったのだが,「春の日」を聞いていた瞬間,その歌詞が私を捉えてしまって,ほとんど落涙しそうになってしまったには心底まいった。だが,私が感情移入し過ぎ(実に青臭い限りである)だとしても,私のようなおっさんにさえ共感をおぼえさせるというこの人の歌は大したものだと思ってしまった。

私が購入したのはDVD付きの初回盤であるが,私は音楽ビデオを熱心に見るタイプではないので,そっちはそのうちって感じだが,少なくともCDについては相応に楽しめるものだと思う。誰にでも安心して薦められるアルバムである。星★★★★。ただ,これを聞くと"Ivory II"と"I Love a Piano"がいかにいいアルバムであったかが更にわかってしまうって感じか。でもこれを嫌いだって人はあまりいないだろうねぇ(笑)。

2013年12月28日 (土)

2013年の回顧(音楽編):その1

今年を回顧するシリーズの音楽編はジャズ以外の音源についてである。

The_next_day まず,ロックであるが,世評の高いVampire WeekendやArcade Fire,更にはPaul McCartneyの新作もちゃんと聞いているのだが,記事にはできなかった。これらは相応に優れたアルバムだと思うが,今年のベストだったかというと,自分にとってはそういうことではなかった。Paulはアルバムよりもライブの方が若々しさを感じさせたのも事実である。そんな私にとって,今年のロック・アルバムと言えば,David Bowieの"The Next Day"ということになると思う。この作品は世間の評価も非常に高かったが,ここまでいいとは思っていなかった。正直なところ,David Bowieの新作ねぇ...なんて思っていた私の認識を完全に改めさせるに十分な作品であった。66歳にしてこの作品とは,まさに恐れ入ったというしかないだろう。 

Crimson_red そして,もう1枚挙げるならPrefab Sproutの"Crimson / Red"である。もともと,メロディアスであるPrefab Sproutであるが,Paddy McAloonの現在の見た目からは想像もできないような素晴らしいメロディの連発には興奮した。前作"Let's Change the World with Music"をはるかに凌駕するアルバムとなった。このメロディ・センス,やはり心を揺さぶるものがあると言ってよい。

Way_to_blue メロディという観点では,Nick Drakeの音楽の持つ素晴らしい魅力をあぶり出したトリビュート盤,"Way to Blue: The Songs of Nick Drake"も記憶に残るアルバムである。こういうライブが日本で見られることはまず考えられないが,Nick Drakeの曲の素晴らしさを再確認させるには十分な作品であった。その他にも意外や意外の相性を示したElvis Costello & the Roots,Ry Cooder久々のライブ盤等も忘れ難い。

Daft_punk この音楽をどうカテゴライズするかは難しいところであるが,ポピュラー・ミュージックという観点で,往年のディスコ・サウンドを現代によみがえらせたという意味ではDaft Punkの"Random Access Memories"も楽しかった。私のジョギングの最中の音楽としては最もお世話になったのがこの作品であるが,ランへのフィット感は最高によかった。日本の評論家からははあまり評価されていないようだが,この作品はもっと評価されて然るべきものと思う。

Donny_hathaway ソウルは今年はあまり聞かなかったかなぁって感じであるが,引越しによってショップ通いの頻度が大きく下がったこともあり,新しいディスクのフォローができていないのだから,仕方がない。そうした中で,Donny Hathawayの4枚組アンソロジーは家宝にしたくなるような珠玉の歌唱が聞けて,思わず嬉しくなってしまった。特にBitter Endにおける未発表ライブにはしびれた。

Zsfia_boros_2 そして,これもどういうカテゴリーに分類すればいいのか悩むところだが,ECMから出たZsófia Borosによる"En Otra Parte"は素晴らしいギター・アルバムとして多くの人に聞いて頂きたい傑作。Zsófia Borosはクラシックのギタリストだが,やっている曲からすれば,現代音楽とも言えそうなセレクションは,ギター好きなら思わずうなってしまうような作品であった。これはプロデューサーとしてのManfred Eicherの審美眼にも依存した作品とは思うが,これは本当に好きなアルバムであった。 

Photo 歌謡曲では,何と言っても私さえはまった「あまちゃん」から小泉今日子の歌う「潮騒のメモリー」が最高であった。私はついついこの曲をカラオケで歌ってしまうぐらいだが,「当時」のテイストを作り出していて好きである。ちなみに余談ではあるが,小泉今日子演じる天野春子の若い頃を演じた有村架純のブレイクぶりは凄い。まぁ,可愛いから当然だが(笑)。でも最近,CMに出過ぎかなぁって気がしないでもないが,SMAP×SMAPにも出てきている彼女はやはり可愛いのだから,まぁ許す。

Paula_santro だが,ジャズ以外のカテゴリーの音楽で,今年私が一番好きだったアルバムは間違いなくPaula Santoroの"Mar Do Meu Mundo"である。このアルバムの心地よさは今年最高。入手には時間が掛かったが,それでも入手するだけの価値がある一枚。正確に言うと,これも昨年リリースのアルバムなので,2013年の回顧で取り上げるのもいかがなものかって気はするが,まぁいいや(笑)。

ということで,いろいろな音楽を聞いたなぁって感じは例年通りである。

2013年9月27日 (金)

想定通りだったのだが,感動してしまった薬師丸ひろ子版「潮騒のメモリー」

「あまちゃん」も最終週となってしまったが,最近はカラオケで「潮騒のメモリー」を唸る私である(爆)。それぐらいこの曲,オヤジの琴線に触れるわけだが,ドラマの方では音痴ということになっていた薬師丸ひろ子演じる鈴鹿ひろ美がこの歌をどのように歌うのかが注目された。だが,薬師丸ひろ子がキャスティングされた段階から,多分こうなるだろうということは想定していたが,やっぱりである。

だが,その当たり前のシナリオにもかかわらず,この歌唱シーンを見て,ついつい感動してしまった私は本当の単純単細胞である。しかし,この映像を見れば,多くの人はわかるはずである。いや~,まじでTVの前でじ~んとしていた私である。では皆さんもご一緒に(笑)。

2013年9月20日 (金)

買ってしまった「潮騒のメモリー」

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「潮騒のメモリー」 天野春子(小泉今日子) (BMGビクター)

私は遅れてきた「あまちゃん」ウォッチャーであるが,この番組からは能年玲奈,橋本愛(彼女が「貞子3D」で貞子を演じていたというのも今更ながら強烈な事実。あの憂いを帯びた表情は貞子にピッタリかも...)の二人はブレイク確実というのは当然で,ついでに若き日の天野春子を演じた有村架純もかなりいい線いくだろう。だが,それにも増して,小泉今日子の「歌手としての」再ブレイクを実現したことからしても,この番組は記憶に留めるべきである。

それにしてもここでアイドル的歌唱をアラフィフの小泉今日子が展開するのがすごい!それだけで彼女のアイドル時代を知るおっさんは感動である。何も変わっていないって感じなのである。

そして,よくよく見ると笑える歌詞である。この歌詞をあのメロディ・ラインとアレンジにのせて,そして小泉今日子が歌うというところがますますよい。「三途の川のマーメイド」ってなんやねんと思わせるそのバックではコーラス隊が"Sanzu River~"と合の手を入れているのを聞くと,やはり笑える。

いよいよ来週は「あまちゃん」も最終週である。どのような結末を迎えるかも楽しみではあるが,多くの「あまちゃん」ウォッチャーは,その後,朝,昼,あるいは夜に毎日見ていたものがなくなることによる喪失感を覚えること確実と思わせる。そうした喪失感を埋めるためにはこのCDを聞いているか,そのうち出るであろうDVD/Blu-Rayを買うしかないな(笑)。でも高いんだよねぇ...。

2013年4月 3日 (水)

"Smappies"発見!超絶ファンク 「働く人々」,そしてSMAPベスト盤からは「$10」のBob Berg凄過ぎ!

Smappies 昨日,"Grand Cross"の記事をアップして,そこにも"Smappies"を聞きたいなんて書いたが,あった,あった。そのほかのSMAPのアルバム共々発見である。なんで私がSMAPのアルバムを持っているのか不思議に思われる方もいらっしゃろう。それはカラオケ・ネタとして彼らの歌を習得するのが目的であることも事実だが,それよりも彼らのバックを務めるミュージシャンが凄過ぎなのである。

例えば"Smappies"に入っている"Working People"はSMAPが歌った「働く人々」のベーシック・トラックにBrecker Brothersが新たにインスト・バージョン用にホーンをかぶせたものである。即ち,SMAPの歌の代わりにBrecker Brothersがメロディ・ラインを吹き,更に長いソロを聞かせるというものである。もとから「働く人々」はJames GenusのベースとWilliam "Juju" Houseのドラムスも強烈なファンク・ナンバーだったが,歌なしの"Working People"の方がいいに決まっているというのは私のようなリスナーにとっては当たり前のことではある。いずれにしても,これは強烈である。

このようにSMAPのバックにはキラ星の如きミュージシャンが参加しているのだが,もう1曲,ベスト盤"Wool"にも収録の「$10」はドラムスがDennis Chambers,そしてテナー・ソロがBob Bergである。このBob Bergのソロが実にBob Bergらしく,一瞬にしてSMAPの世界を消し去り,Bob Bergの世界に持って行ってしまうのである。これは燃える。そして今回,よくよくクレジットを見てみると私の持ち歌「たぶんオーライ」のテナー・ソロもBob Berg,「シャンプー3つ」はMichael Breckerてな具合である。これって,ソロを聞きたくて聞く回数が増えて,その結果歌えるようになっているだけではないかって気がしないでもないが,いずれにしても,彼らのようなテナーの音とマッチする音楽をSMAPはやっていたということである。特に90年代半ばから後半にかけてがそういう傾向が強かったということになろうが,これは完全にプロデューサーの趣味だろうっていう世界である。それでもこれだけ手抜きのないプレイを聞かせてもらえるのだから,やはり一流のミュージシャンというのは大したものである。

それにしても,久しぶりにSMAPのアルバムのクレジットを見ていたら,正直目がくらくらしてきた。アルトが出てきたと思ったらPhil Woodsだしねぇ。やっぱり面白いねぇ。と言いつつ,私もよくやるわ。

2012年8月 9日 (木)

森高千里のシングル集成版のリリース

Photo 「ザ・シングルス」 森高千里(Warner Music Japan)

私はこのブログにも書いた通り,森高千里がかなり好きである。だが,そうは言いながら,「だいて [ラスベガス・バージョン]」のシングルを唯一の例外として,彼女のCDは買ったことがないというのが事実である。私にとっては彼女はレーザー・ディスクで買うべき人だったのである。その頂点に位置するのは今も昔も「見て スペシャル・ライブ」にほかならない(この作品に関する記事はこちらこちら)のだが,実は結構な数のLDを保有しているという事実は事実として認めなければならない。

そんな私だが,今回,森高千里の25周年記念盤として全シングルを集成した3枚組がリリースされたのを機に購入してしまった。とにかく私にとっては「見て スペシャル・ライブ」が全てみたいなものだけに,そこで演奏されている曲と,CD音源のギャップに結構びっくりしたりして,思わず「へぇ~」となってしまった。

いずれにしても,彼女がブレイクしたのは「17才」であることは衆目の一致するところであり,その後の曲については,メディアを通じて接する機会が多かったので馴染みもあるのだが,私にとっては音源としてはほとんど初めて聞いたと言ってよい初期のシングルが非常に面白く聞けた。正直言って,私の森高熱もその後段々下がって行ったのだが,それでも「見て スペシャル・ライブ」だけは長年に渡って別格の地位を占めてきた。だからバブル絶頂期の森高こそが私にとっては最重要な森高であって,そのあたりの曲に関心があるのも仕方ないことなのである。

そんなことを言いながら,「ザ・ストレス -ストレス 中近東バージョン-」,「だいて [ラスベガス・バージョン]」,「ハエ男」,そしてあまり多くの人が知らないカーネーションとの共演作である「夜の煙突」(今回のアルバムには未収録)は私の重要なカラオケ・レパートリー(爆)であり,やっぱり私は森高が好きなのである。今回のアルバムの購入により,また私がカラオケで森高を歌って顰蹙を買う頻度が高まることは必定であろう。いい歳こいたオッサンがよくやるわ。

それにしても25周年とは,まさに光陰矢の如しである。いずれにしても,私が「夜の煙突」をなぜ好きなのかを理解してもらうためにYouTubeの画像を貼り付けてしまおう。まじでこのPVはたまりませんなぁ。これを振りつきで私が歌っている姿を想像しただけで笑えるはずである...。

2012年7月 3日 (火)

今日はうれしいぜぃ

001 長年の課題だった森高千里の「見て スペシャルライブ」のDVDを遂にゲットしたぜぃ。やった~!(安くはなかったぜぃ!)

あまりに嬉しくて深夜にかかわらず今晩最低は2回は見るな(爆)。最高だぜ、バブル絶頂期の森高のミニスカ。く~っ、たまらん。この時の森高にいじめて欲しいと思ったのは私だけではあるまい。それぐらい最高なのだ。とにかく見るぞ~。

002 まぁいいのよ、わかってくれる人がいれば。絶対いるから(笑)。聴衆の反応が怖いのはさておきってことで。いずれにしても私にとっての史上最強ライヴ・ヴィデオである。

いやいや、それにしても世界一の脚線美や。アンコールのボディコンもすごいぜぃ。マジで感動。25周年記念盤も買おうっと(笑)。

2012年6月 5日 (火)

追悼:尾崎紀世彦

Photo 少し時間が経ってしまったが,尾崎紀世彦が5/31に亡くなった。尾崎紀世彦と言えば,誰が何と言っても「また逢う日まで」ってことになってしまうわけだが,あの曲がはやったのは昭和46年だから,もう40年以上前である。しかし,子供心にもほかの歌手と全然違うなぁなんて感じる熱唱型の歌唱は強い印象を残した。やはり私の中の原体験の一つであるから,「ヤッパ~ヤラ~ヤラン」のイントロから今でもちゃんと歌えてしまうし,それぐらい流行った(まさに一世を風靡した)と言ってよい曲であり,かつ個性的な歌唱であった。

その後もそこそこのヒット曲もあるし,活動も続けていたが,やはり「また逢う日まで」の印象が強過ぎたことは彼にとっては幸せなことでもあり,その一方できつい手枷,足枷になっていたようにも思える。だが,これだけの曲に恵まれたということは歌手冥利に尽きるということと考えるべきだろう。

今日,この記事を書いていて,いろいろ調べていくと,何と尾崎紀世彦は「ウルトラセブン」の主題歌のコーラスも歌っていたらしく,「セブン」主題歌の冒頭の「セブ~ン,セブ~ン,セブ~ン,セブン」の3番目の「セブ~ン」が尾崎の歌唱だというのだ。これは全く知らなった。私にとっては「また逢う日まで」以上にそれは重要だと言っては言い過ぎだが,これにはびっくりである。そのことだけでも,尾崎紀世彦は私に強い印象を残していったということである。ってことは私が好きなあの超カッコいい"Ultra Seven"の声にも尾崎紀世彦が含まれているってことだ。

それならば,今日のところは「また逢う日まで」と"Ultra Seven"の2プラトンの攻撃(爆)で,彼を偲ぶしかなかろう。珍しや「また逢う日まで」英語バージョン(大したもんだ)と,ウルトラホークとポインターも登場する"Ultra Seven"。

R.I.P.

2011年11月14日 (月)

由紀さおりはええですなぁ。

1969_3 "1969" Pink Martini & Saori Yuki (EMI)

何を隠そう,私は昔から結構由紀さおりが好きで,カラオケでも彼女の歌をうなっていることが多いのだ。「夜明けのスキャット」,「手紙」,「生きがい」がカラオケ三本柱である。それがどうしたっ!て声も聞こえてきそうだが,その由紀さおりがオレゴン州ポートランドのマニアック音楽集団Pink Martiniとアルバムを作ってしまったということで,どんな音になっているのかという興味だけで買ってしまったような作品である。そんなことを言っているうちに朝日新聞にも海外のiTunesジャズ・チャートで1位とか信じられないニュースも飛び込んでくるし。

そして,更に聞いてびっくりというか,ここでの音は完全な1969年の歌謡曲,あるいはポップスを再現したものとなっているではないか。これが世界各国で発売されると言うのだから,まずはそれが驚きである。収められているのも黛ジュンの「夕月」だ,ヒデとロザンナの「真夜中のボサノバ」だ,佐良直美の「いいじゃないの幸せならば」だ,更には「ブルーライト・ヨコハマ」,「さらば夏の日」,そして「夜明けのスキャット」と,思わず私の年代の人間の涙腺を緩ませるような選曲である。とにかく懐かしいのだ。1969年と言えば,私はまだ小学校の低学年であるが,音楽はその頃から好きだったのか,あるいはテレビで歌番組ばかり見ていたのかって思いたくなるほど,懐かしい。

そんな中で新鮮に響いたのが「真夜中のボサノバ」である。さすが筒美京平,いい曲を書いている。これはカラオケにあったら絶対歌いたいと思わせる曲なのだ(爆)。これがシングルのB面だったってのだから恐れ入ってしまうが,こういう曲を見つけてくるってのも凄い。しかもコーラスをつけるTimothy Nishimotoの日本語の発音って完璧に近い。日系の血が入っているとは言え,これは結構凄いことだ。

こういうライブ感覚の演奏,歌唱っていうのは今の歌謡曲では聞けないだけに,それが逆に新鮮に響くのではないかとも思いつつ,このアルバムを支えているのはやっぱり由紀さおりだよねぇと感じていた私である。昨日取り上げたMaria Ritaもよかったが,これは由紀さおりの歌唱で聞かされてしまうようなものである。これが彼女以外の歌手だったらどうなっていたか。こんなコラボを仕掛けるThomas M. Lauderdale,相当のオタクである。そのオタクぶりも評価して星★★★★。その中でもやはり最高なのは「真夜中のボサノバ」。まじでいい曲だった。ほんまにええわぁ,由紀さおり...。

甚だ余談ながら,Pink Martiniの本拠地ポートランドも久しく行っていないが,また行きたいと思わせるいい街である。先述のTimothy Nishimotoは現地のおしゃれなエリア,Pearl Districtでワインバーも経営しているらしい。こっちも行ってみたいねぇ。

Recorded between March and June, 2011

Personnel: 由紀さおり(vo), Pink Martini <Thomas M. Lauderdale(p, celeste), Phil Baker(b), Anthony Jones(ds), Dan Faehnle(g), Tim Ellis(g), Timothy Nishimoto(vo, perc) & others>

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