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カテゴリー「ロック」の記事

2019年1月18日 (金)

今日はFleetwood Macの全盛期のライブ盤でも...。

"Live" Fleetwood Mac (Warner Brothers)

_20190114_3私がFleetwood Macのアルバムを結構保有していることは,前にもこのブログに書いたことがある。70年代にLindsey BuckhinghamとStevie Nicksが加入して,一気にポップ度を増して人気がぐっと上がった訳だが,私は結構Bob Welch在籍時のアルバムも好きなのだ。そして,私がFleetwood Macで一番惹かれるのはChristine McVieの歌であり,私は彼女が聞きたくてFleetwood Macのアルバムを聞いていると言っては言い過ぎかもしれないが,彼女のスモーキーなヴォイスが好きなのだ。

そうは言っても,やはり彼らの人気のピークは70年代後半ということになり,このアルバムはそうした時期に行われた"Tusk"ツアーの模様を収めたライブ盤である。ライナーにはツアーで訪れた場所と,会場のキャパが書かれているが,米国においてはアリーナ級のヴェニューが多いのに対し,当時の日本は武道館はさておき,大阪,京都,岐阜,仙台でライブが行われているが,キャパは3,000人程度の会場が多く(って言うか,大阪にも武道館級の適当な会場がなかった。今なら大阪城ホール辺りか。),そういうところで見たかったよねぇと思ってしまう。まぁ,でもその頃の私はジャズに目覚めていた頃で,こういうポップな音への興味は薄れていた頃で,今にしてみれば,もったいないことをしたなぁって気がする。

それはさておき,この全盛期のライブ,いろいろなところでの演奏を収めているが,一部はサウンド・チェック時の音源であることがちゃんとライナーに書いてあるってのも珍しいなぁと思わせる。いずれにしても,彼らのヒット曲満載ではあるのだが,ライブとしての荒っぽさもあるところが評価の分かれ目だろうなぁ。コーラスなんて,結構クォリティの低いまま収録されているような曲もある感じがするし,Lindsey Buckhinghamの絶叫がうるさい"Not That Funny"のような曲を聞かされると冷める。会場では盛り上がるかもしれないが,鑑賞音楽としてはいけてないという典型がこの"Not That Funny"だ。こっちとしては「ちっともおかしくないわ!」と毒づきたくなる。そういう意味でライブ盤ってのは結構難しいと思わされてしまう。

同じラインアップによるライブ盤としては後の"The Dance"ってのがあるが,プロダクションとしては"The Dance"の方が上で,やっぱりこのライブは粗さが目立つ。まぁ,素の彼らのライブの雰囲気を味わうならこっちの方がいいのかもしれないが。まぁ,それでも人気バンドのライブだけに,そこそこ楽しめるとしても,これを聞くならスタジオ盤の方を聞くだろうなぁと思ってしまう私であった。星★★★。

Personnel: Stevie Nicks(vo), Christine McVie(vo, key),, Lindsey Buchingham(g, vo), John McVie(b), Mick Fleetwood(ds) with Ray Lindsey(g), Tony Todaro(key), Jeffery Sova(key)

2018年12月29日 (土)

2018年の回顧:音楽編(その1:ジャズ以外)

2018_albums_1

今年を回顧する記事の3回目はジャズ以外の音楽にしよう。昨今はよほどのことがないと,新譜を買う場合でも,ストリーミングで試聴して購入するのが常となっているので,以前に比べると,購入枚数は劇的に減っているし,以前なら中古で買ったであろうアルバムも,そんなに回数も聞かないことを考えると,そっちもストリーミングで済ませるようになってしまった。

そんなことなので,先日発売されたミュージック・マガジン誌において,今年のベスト・アルバムに選ばれているような作品もほとんど聞けていないような状態で,何が回顧やねん?と言われればその通りである。そんな中で,今年聞いてよかったなぁと思う作品は次のようなものであった。

<ロック/ポップス>Tracy Thorn:"Record"

<ソウル>Bettye Lavette:"Things Have Changed"

<ブルーズ>Buddy Guy:"Blues Is Live & Well"

<ブラジル>Maria Rita: "Amor E Musica"

そのほかにもNeil YoungやRy Cooder,Ray Lamontagneもよかったが,聞いた時の私への訴求度が高かったのは上記の4枚だろうか。その中でも最も驚かされたのがBuddy Guy。録音時に80歳を越えていたとは思えないエネルギーには心底ぶっ飛んだ。また,Bettye Lavetteはカヴァー・アルバムが非常に素晴らしいのは前からわかっていたのだが,今回のBob Dylan集も痺れる出来であった。しかし,印象の強さという点で,今年の私にとってのナンバー1アルバムはBuddy Guyである。しかし,買いそびれているアルバムもあってMe'Shell Ndegéocelloのカヴァー・アルバムもいいなぁと思いつつ,ついついタイミングを逃してしまった。これを機に買うことにするか,あるいはストリーミングで済ませるか悩ましい。

そして,今年は新譜ばかりではないが,現代音楽のピアノをよく聞いた年であった。特にECMから出たものが中心であったが,心を落ち着かせる効果のある,ある意味私にとってのヒーリング・ミュージックのような役割を果たしていたと言っていこう。

Joni_mitchell_isle_of_wight最後に映像に関して言えば,何はなくともJoni Mitchellのワイト島ライブ。いろいろと議論を呼んだこの時の演奏であるが,凛としたJoniの姿を見られただけで感動してしまった私である。Joni Mitchellと言えば,今年生誕75周年のトリビュート・コンサートが開催されたが,若々しいJoniの姿,声にはやはりファンでよかったと思ってしまう。Joniと言えば,Norman Seeffとのフォト・セッションの写真集を発注済みなのだが,まだ到着していない。そちらは今年中に来るか,越年するかわからないが,そちらも楽しみに待つことにしよう。

2018年12月24日 (月)

2018年の回顧:ライブ編

年の瀬も迫ってきたので,そろそろ今年の回顧をしなければならない時期となった。まずは,今年はもう行く予定のないライブから。

今年も結局ライブは24本見たはずである。去年は31本見ているから,若干減ったとは言え,月2本ペースである。結構行っているねぇ。そのうち,NYC出張中が6本。どれも印象に残っているが,やはり毎回出張する度に行っている55 Barは印象深いし,楽しい。超狭い空間で,クレジット・カードも使えないが,それでもあの雰囲気で,Mike SternやWayne Krantzが出ているのだから,稀有な体験ができる場所であることに変わりはない。私は見られなかったが,先日にはJohn Escreet,Matt Brewer,それにAntonio Sanchezというバンドにクリポタがシット・インしたと,クリポタがFBに上げていた。そんな瞬間に遭遇したら悶絶確実だが,そういうことが起こる街なのだ。その時の模様が一部インスタに上がっているので,URLを貼り付けておこう。これだけでも悶絶である(こちら)。

そうした中で,今年のベスト・ライブは何だったかと考えると,興奮度からすると,Adam Rogers Diceだっただろうか。珍しくも私は1st,2nd通しで見たのだが,1stが変態ファンクだったのに対し,2ndはジャズマン・オリジナルやスタンダードも交えるということで,両方見ないと,彼らの本質は理解できないではないかとさえ感じる部分もあったが,やっぱり燃えてしまった。ちょっと古い映像だが,雰囲気はそう変わらないので,彼らの55 Barでの演奏の模様を貼り付けておこう。

そして,Fred Herschのピアノ・ソロもいつもながら素晴らしかった。昨今のアルバムでは,ややアブストラクトな感覚が出てきているHerschであるが,Cotton Clubでのソロは,彼のピアノの美しさを堪能できるライブであった。やはり彼のピアノはいつ聞いても素晴らしい。こちらもやや古い映像になるが,Cotton Clubでもアンコールで弾いた"Valentine"の演奏を貼り付けておく。

また,友人からのお誘いで,Paul McCartneyの国技館ライブに行けたのは本当にラッキーであった。もちろん,ドームで見るのもいいのだが,国技館クラスの会場で彼らの演奏を見ることは至福であった。そのライブの中でも私の懐かしさを刺激した"From Me to You"の模様を。ブート映像なので,いつまで有効かわからんが,まぁよかろう。

しかし,私としての反省事項もある。今年最初に行ったライブである,Blue Note東京におけるSimon Phillips Protocolの演奏は,会社の新年会の後に駆け付けたため,既に酒が回った私は,猛烈な睡魔に襲われて,途中から記憶なしという体たらく。それ以外のライブではそういう失敗はなかったが,体調は万全にして臨まないといかんと改めて反省。

来年も既にライブの予定はそこそこ入っているが,1月からPat Methenyの新グループやら,Marcin Wasileuskiやらと大いに楽しみにしたい。

2018年12月 4日 (火)

超久しぶりに聞いた"The Falcon and the Snowman"

”The Falcon and the Snowman: The Original Motion Picture Soundtrack" Pat Metheny Group (EMI Manhattan)

_20181202これを聞くのは何年ぶりだろうか?実を言ってしまえば,このアルバムはクロゼットの奥にしまわれていて,日頃プレイバックの機会はなかった。少なくとも,現在の家に引っ越してからは一度も聞いていないはずだ。そんなアルバムだが,先日,別のCDを探していて,これと"Song X"を久々に取り出してきた私である。

まぁ,これは映画(邦題は「コードネームはファルコン」)のサウンドトラックなので,通常のPat Metheny Groupの演奏と同等に扱うべきではないが,久しぶりに聞いてみると,結構彼ららしいサウンドもあって,特にPedro Aznarが加わる2曲はいい感じだと思える。ただ,やっぱりハイライトはDavid Bowieと彼らの共演である"This Is Not America"ってことになるのは仕方ないだろうねぇ。PMGとしては最新(最後?)の来日公演である2009年1月のBlue Note東京でのライブでもこの曲をやっていたのが懐かしい。

実に久しぶりに聞いたのだが,結構あっという間に時間が経ってしまって,実はまぁまぁ楽しめるアルバムだったのだなぁなんて思った私である。

それはさておき,映画の方は名匠John Schlesingerが監督した作品でもあり,Sean Pennも出ていることを考えると,ちょっと見てみたいような気もする。このJohn Schelsingerが撮った作品ではオスカーも取った「真夜中のカーボーイ」(誤植ではない!) が最も有名だろうが,実は「マラソンマン」とかも好きなんだよねぇ。あれはLawrence OlivierによるDustin Hoffmanの拷問シーンが怖かった。いずれにしても,結構渋い映画も多い,今にして思えばいい監督だった。

Personnel: Pat Metheny(g, g-synth), Lyle Mays(p, synth),Steve Rodby(b), Paul Wertico(ds, perc), Pedro Aznar(vo), David Bowie(vo), with National Phiharmonic Orchestra and Ambrosian Choir

2018年11月22日 (木)

Will Leeのライブを約5年ぶりに見た。楽しかった~。

Will_lee_at_cotton_club_2

出張から帰って,疲労も抜けぬうちのライブである。私もつくづくアホだなと思うが,好きなものはやめられない。ってことで,日本のライブ・ハウスも結構久しぶりである。

Will_lee私がWill Leeのライブを見たのは今から約5年前に遡る。その時はChuck Loeb,Steve Gadd,そして後にPat Metheny Unity Bandに加わるGiulio Carmassiらとのライブだったが,それはそれは楽しいライブであった(記事はこちら)。しかし,Chuck Loebはもはやこの世にいないというのもある意味信じ難い。

それはさておきである。Will Leeは矢野顕子やら,桑原あいやらとの演奏でも来日しているが,私は見に行っていない。あくまでもWill Leeのバンドにこだわっているのである(爆!ほんまか?)。Will Leeという人は,人を楽しませる術を知っているというか,ライブは絶対楽しいに決まっているという自信が私にはあるが,やっぱり今回も楽しかった。

今回はギターにOz Noy,キーボードにJeff Young,そしてドラムスにCharley Draytonというなかなかのメンツである。Jeff Youngだけは誰だっけと思っていたのだが,Cotton ClubにあったCDで思い出した。Michael LandauがベースレスのトリオでやったBlue Hornというバンドがあったが,そのメンバーだったのがJeff Youngではないか。ひやぁ~とCDを眺めていて思ってしまった。正直言ってキーボード・プレイヤーとしてより,ヴォーカリストとしての魅力が大きいかなって感じだったが,ナイスな声を聞かせていたのが印象的。

ドラムスのCharley DraytonはKeith Richardsのソロ活動のバンド,X-pensive Winosのベース(たまにドラマー)だった訳だが,暫く名前を聞かないと思ったら,91年から08年までオーストラリアのバンド,Divinylsで活動していたらしい。 今回,東京においてこうして彼の演奏を見られたのは結構レアな機会だったのかもしれないが,実にタイトなドラミングであった。Oz Noyはいろんなスタイルでギターを弾いていたが,曲によってはClaptonか?みたいな感じになりつつ,多様なスタイルに対応できるのねぇ。ただの変態ではないのだ。

演奏はやはりWill Leeらしいエンタテインメント性溢れる「どファンク」である。Beatles,Beach Boys,ジミヘンからHiram Bullockまで何でもありである。正直言って,彼らのようなバンドにBeach Boysの"God Only Knows"は合ってなかったと思うが,それ以外はファンク,ファンク,どファンクである。聴衆に歌わせるのもうまいしねぇ。私としては懐かしやHiram Bullockの"Da Alley"が聞けたのが嬉しかったが,本当にWill LeeとHiram Bullockは仲が良かったんだねぇと思ってしまった。YouTubeに今回と同じメンツで,NYCのBitter Endに出た時の映像があったので,それをアップしておこう。Hiram Bullockのアルバムが好きだった私はついつい一緒に歌っちゃったんだよねぇ(笑)。上のステージの写真はCotton Clubから拝借。

いずれにしても,今回もWill Leeの芸人魂炸裂の楽しいライブであった。

Live at Cotton Club on November 21,2018, 2ndセット

Personnel: Will Lee(b, vo), Jeff Young(key, vo), Oz Noy(g), Charley Drayton(ds) 

2018年11月10日 (土)

メロウなサウンドなのだが,ヴォーカルが私の趣味に全く合わないMark Almond

”Other Peoples Rooms" Mark-Almond(A&M)

_20181104プロデュースはTommy LiPuma,バックには腕の立つミュージシャンを集めたアルバムと言えば,Michael Franksがすぐに思い浮かぶ。そうした路線で制作されたことは間違いないのだが,どうも私にはピンと来ないアルバムである。

その理由はヴォーカルのJon Markの声が私の趣味ではないということに尽きる。相方のJohnny AlmondはStan Getzを彷彿とさせるテナー・ソロを取っていて,アルバムのムードとしては悪くないにもかかわらずなのだから,これは私の趣味との完全なアンマッチ。おそらく1曲目"The City"で聞かれる一部力んだヴォーカルを聞いた瞬間で勝負はついていたって気がする。

ついでに言ってしまうと,他人の書いた曲では気にならないが,その他の曲での歌いっぷりが気になるってことは,曲自体との相性もよくないってことになるんだろうなぁ。どうしてもどんくさく聞こえて仕方ないのでは仕方ない。ってことで,何回聞いてもどこがいいのかよくわからないのだ。バックのサウンドは好きなんだけどねぇ。Jerry Heyが聞かせるフリューゲルのソロなんてかなりいいしなぁ。それでも全体ではダメってことで,つくづく相性ってあるなぁと思ってしまうアルバム。とういうことで,私はこれを聞くなら,Michael Franksを何度もリピートすること間違いなし。個人的な趣味も反映して星★★☆が限界。だったら買うなよ!はい,おっしゃる通りです(爆)。

蛇足ながら,このジャケのそこはかとないエロさは,同じA&MレーベルにおけるHummingbirdの"We Can't Go on Meeting Like This"と双璧だな(笑)。

Personnel: Jon Mark(vo, g), Johnny Almond(ts, as, fl), John Tropea(g), Leon Pendarvis(p, rhodes), Will Lee(b), Steve Gadd(ds), Ralph McDonald(perc), Larry Williams(synth), Jerry Hey(fl-h)

2018年11月 6日 (火)

Paul McCartney@両国国技館参戦記

Img_7426

Paul今年もPaul McCartneyが日本にやって来て,さすがに今回はいいかなぁってと思っていた。そこへ知り合いから,突然の国技館ライブへのお誘いである。お嬢さんの代打が私でよければってことで,お言葉に甘えて両国に行ってきた。国技館の周りには幟が立っていて,思わず受ける~って感じであったが,よくやるねぇ(この写真はネットから拝借)。

今回,チケットには座席番号が書かれておらず,当日席番入りのチケットを入場時に発券というシステムには不安を覚えていたのだが,案の定というか,入場するのにえらく時間が掛かった。ダフ屋排除のためなのだろうが,だったら開場時間を早めるとか,もう少し工夫があってもよさそうだと思えた。長蛇の列とはあれのことだ。

それはさておき,着席すべく席を探すと,枡席で場所はステージ右後方ということで,視野は決してよくないが,それでもバンドとの距離はかなり近く,ライブを楽しむ分には問題ないという感じである。それでもドーム公演のようなド派手なディスプレイはない(だろう)し,比較的こじんまりとしたステージ・セッティングという感じであった。

プログラムはこれまでの来日公演をほぼ踏襲したものだが,新譜を出したばかりということもあり,新曲を交えるという構成はこれもまぁ想定内。その中で,私は"From Me to You"のような曲に思わず「懐かし~」と言ってしまったのであった。そして,私が今回最も鋭く反応してしまったのは"I've Got a Feeling"だったかもしれない。そして,アメリカの公民権を守るために歌いたいと言って歌った"Blackbird"に落涙。く~っ。

アンコールを入れて,約2.5時間のステージをこなすPaul McCartney,今年で76歳とは思えぬ元気さである。Stonesと言い,Paulと言い,本当に元気で凄いねぇと思わざるをえない。さすがに年齢ゆえに,声はだいぶ厳しくなっているところはあるが,それでもキーは変えないし,声もしっかり出ていることにはいつもながら驚かされる。

さすがにドームと違って,「死ぬのは奴らだ」での火炎放射はないのかと思っていたら,あった,あった。ついでに大音響の爆竹も炸裂して,耳がキンキンしていた私であった。いずれにしても,いつもながらの見事なパッケージ・ショーであるが,今回はホーン・セクションが加わったのが新機軸であるが,出番は少なめってはご愛敬。

早くも国技館ライブのセット・リストがネットに上がっているので,コピペしておくが,今回もウクレレで"Something"を歌い始めて,ギター・ソロから展開を変えるといういつもながらの演出に,またも涙腺が緩んだ私であった。いずれにしても,まだまだ日本にやって来そうなPaulだが,次はどうするかなぁ...。ってことで,ついでに"Let It Be"に合わせて光るスマホ・ライト群の写真もアップしておこう。

いずれにしても,今回,ご招待頂いた友人には改めて感謝したい。持つべきものは友である(きっぱり)。

Set List:

A Hard Day's Night
Hi Hi Hi
All My Loving
Letting Go
Come On to Me
Let Me Roll It
I've Got a Feeling
My Valentine
1985
I've Just Seen a Face
In Spite of All the Danger
From Me to You
Love Me Do
Blackbird
Queenie Eye
Lady Madonna
Fuh You
Being for the Benefit of Mr. Kite!
Something
Ob-La-Di, Ob-La-Da
Band on the Run
Back in the U.S.S.R.
Let It Be
Live and Let Die
Hey Jude

Encore:
I Saw Her Standing There
Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)
Helter Skelter
Golden Slumbers
Carry That Weight
The End

Img_7450

2018年10月21日 (日)

聞いていて嬉しくなってしまうPedro AznarとDavid Lebonのデュオ作。

"Teatro ND Ateneo Marzo 2007 Vol.1" Aznar Lebón (Tabitz)

_20181019_2歌手としてのPedro Aznarはあの声の魅力が何よりだと思う。このアルバムはDavid Lebónとのコンビで残したライブ盤だが,キーボードを加えた小規模な編成で,彼らのヴォーカルが聞けるのは何とも嬉しいものである。

Pedor AznarはPat Metheny Groupでの活動でもよく知られているが,ここで相方を務めるDavid Lebónはよく知らないので,調べてみると,Pedro Aznarと同じくアルゼンチン出身のマルチ奏者,歌手ということである。ギターを主楽器にしていて,ここでの演奏もいいソロが並んでいて侮れないと思わせる。彼の声がAznarと重なると,これが実に心地よく,響きとしてはAORと言ってもよいような曲が並んでいてカテゴリーが難しいが,アルゼンチンを代表するミュージシャンの共演という気がする。

私がこのアルバムを購入した動機は間違いなく,Pedro Aznarだったとは思うが,予想を越える良さだったという気がする。並んでいる曲は彼らのオリジナルで,知っている人は知っているのだろうが,私にとっては新鮮な曲ばかりである。いずれにしても,このアルバムは彼らの声にまいるというのが,正直なところ。リリースから10年以上経過しているが,私がこれを聞くのも実に久しぶりのことであった。そのうち,Vol.2も聞くことにしよう。星★★★★。

Recorded Live at Teatro ND Ateneo in March, 2007

Personnel: Pedro Aznar(vo, g, b, p), David Lebón(vo, g, hca), Andres Beeuwaert(key, vo)

2018年10月10日 (水)

今にして思えば,Jon Andersonがどっちつかずで,金儲け主義だったことがわかる"Union"

"Union" Yes(Arista)

_20181008_2このブログにも何度か書いているが,私はYesのファンで「あった」。今や,懐古主義以外の何物でもないバンドと堕した今のYesには何の興味もないし,彼らの音源はもはや老害としか呼べない程度のものとなってしまったことには,長年,彼らのファンを自認してきた立場としては非常に苦しいものがある。King Crimsonがやや懐古的になってきた感があるとは言え,いまだにエッジの立った音楽をやっているのとはだいぶ違う。

そんなYesの黄金期はどうしても1970年代となってしまうのは仕方ないが,"90125"から"Owner of Lonely Heart"が突然全米No.1を獲得するというような時期もあった。しかし,あれはTrevor Rabin Band Featuring Members of Yesなのであって,あれをYesと思えないファンも多かったのではないかと思う。そして,Chris SquireとAlan Whiteを除いた黄金期のメンバーがABW&Hとして,それこそ以前のYesっぽい音楽をやるという分断期に至ったぐらいの時期から,この人たちはおかしくなってきたように思う。

元祖Yes的なABW&Hと,のれん分けにもかかわらずYesを名乗るTrebor Rabin組は,分断したまま活動をするのかと思っていたところに,突然降ってわいたのがこのアルバムであった。それは私がNYに住んでいた頃のことだが,長年のファンとしては,「嬉しいような,怖いような」という山本リンダのような気分になっていた(爆)。だが,このアルバムの冒頭に収められた”I  Would Have Waited Forever"を店頭で聞いた瞬間に,許すと思えたのも懐かしい。だが,その段階では,このアルバムがどのような過程で生まれたかなんて知る由もなかった。

だが,ライナーを読んでしまうと,このアルバムに対する感覚は間違いなく悪化するはずである。結局は,ABW&HとTrevor Rabin組が別々に制作していた曲に,Jon Andersonのヴォーカル,Chris Scquireのコーラスをかぶせたって言うのが実態なのである。一度袂を分けた2つのグループが,結局は元の鞘に収まるってのは,美しいことのようであるが,結局は「機を見るに敏な」Jon Andersonが金儲けへの嗅覚を働かせて,作ってしまったというのがこのアルバムなのである。

全14曲中,ABW&Hのアルバムとして制作されていた曲が10曲もあるので,これはどちらかと言えば,そっち側の色彩が強い。そこに加わるTrevor Rabin組の4曲が浮くのは当たり前である。だからアルバムとしては,そこそこは楽しめる部分もあるが,どうにも中途半端な出来なのは仕方ないのである。だから,その後行われた8人Yesによるライブでは,このアルバムからの曲がほとんど演奏されなかった(と記憶している)のは仕方ないことだろう。結局は以前のレパートリーに依存せざるを得ないのはこの段階で分かっていたのである。

正直言って,結局のところ,これが本当のYesの終わりを告げるアルバムとなってしまったのではないかと,今では考えている私である。唯一このアルバムがよかったとすれば,1回限りではあったが,8人Yesによるツアーに導いたことであろう。私はMadison Square Gardenでそのライブを観たのだが,懐古的であろうがなんだろうが,"Awaken"とかをライブで聞けたことを大いに喜んでいた。だが,このアルバムはダメである。制作動機が不純過ぎてやっぱり認められない。Yesの個性はJon Andersonのヴォイスによるところが大きかったことは事実だとしても,こんなものを聞いているぐらいならJon Anderson抜きの"Drama"を聞いている方がはるかにましである。ということで,星★★ぐらいで十分だろう。久しぶりに聞いて,腹が立ってきたという珍しいアルバム(爆)。

そして,数年前にJon AndersonがTrevor Ravin,Rick Wakemanとツアーに出るに至っては,やっぱりこの人,あらゆる意味で動機が不純だと改めて思った。もうええわ。

Personnel: Jon Anderson(vo), Steve Howe(g, vo),Trevor Rabin(g, vo), Rick Wakeman(key), Tony Kaye(key, vo), Chris Squire(b, vo), Bill Bruford(ds), Alan White(ds, vo) with Tony Levin(b, stick) and others

2018年9月 8日 (土)

古希を過ぎてもいまだ現役のJeff Beckの99年作"Who Else!"

"Who Else!" Jeff Beck(Epic)

_20180902_270歳を過ぎても現役を続け,現在も尖ったギターを聞かせてくれるJeff Beckである。昨今のアルバムはストリーミングで聞けばいいやってレベルの聞き方になってしまった私であるが,このアルバムぐらいまでは結構ちゃんと聞いていたかなぁって気がする。

私は「ギターの鬼」としてのJeff Beckが好きなので,基本的にインスト・アルバムを中心に買っている。そんな私がJeff Beckのアルバムはもう買わなくてもいいかなぁなんて思ったのは"Emotions & Commotions"であったが,それまではインスト中心のアルバムはせっせと買っていた。Ronnie Scott'sでのライブなんて,映像にびっくりさせられていたしねぇ。

そんな聞き手である私にとっても,このアルバムは舞の海ではないが,ギターの「技のデパート」のような感じで,久しぶりに聞いても,おぉ~っと何度も唸ってしまった。電車で聞いていたら確実におかしな目で見られていたであろう反応をしてしまった(爆)。とにかくハード・ボイルド。恐るべきギター・フレーズの数々である。もちろん,"Blow by Blow"や"Wired"を凌駕するとは言わないが,これはこれでJeff Beckの変らぬ尖り具合を大いに楽しめるアルバム。現在のJeff Beckのライブの演奏のひな型になっているのはこの辺りだったのかもなぁと改めて感じた一枚。

ライブ音源である"Brush with the Blues"を聞いて何も感じなければ,Jeff Beckとは一生縁はないと思ってよい。星★★★★☆。いやはや凄いよねぇ。

Personnel: Jeff Beck(g), Jennifer Batten(g), Steve Alexander(ds), Randy Hope-Taylor(b), Tony Hymas(key), Pino Palladino(b), Manu Katche(ds, perc), Jan Hammer(key, ds), Clive Bell(fl), Bob Loveday(vln), Mark John(g), Simon Wallace(synth)

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