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カテゴリー「サッカー」の記事

2016年9月 7日 (水)

W杯アジア最終予選:タイには勝ったものの...

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ホームでの初戦にUAEに敗れ,かなりまずい状況に陥った日本代表だが,第2戦のタイ戦に引き分けたり,負けたりすると,それこそ本戦進出の可能性が遠のくところ,何とか2-0で勝利したのはよかった。

しかし,ピッチ・コンディションがよくないということがあったとしても,決して褒められた試合ではなかったのは事実である。原口の先制ヘッドは,美しいゴールであったし,浅野の2点目も冷静に決めたのはよかった。しかし,あれだけ敵陣に攻め込みながら,2点しか取れないというのが情けない。決定機は何度もあったにもかかわらず,相変わらずの決定力のなさはいかんともしがたい。それでも2点取っているのだから,それには目をつぶることにしてもいいのだが,ゴール前で競り合いの場面で,多分あれは香川のヘッドに対し,原口は足に当てるだけでもう1点取れていたはずなのに,反応しない(できない)ってのはどういうことか?オフェンスの観点で,あのシーンが最も腹立たしかった瞬間である。

更に問題なのはディフェンス局面での,つまらないミスにより,タイにボールを取られるシーンが何度かあったことである。それこそ,ピッチのボールのころがりがあまりよろしくないということはあったかもしれないが,それでも酒井宏樹の凡ミスによりボールを取られた時は,失点を覚悟した私であった。タイには申し訳ないが,タイだから失点せずに済んだとも言えるわけで,強豪チームならあのミスは見逃すことはないはずである。完全に試合はコントロールしているにもかかわらず,集中力を持続できないように感じられるのは大きな問題だ。UAE戦もつまらないミスから失点したことに対する反省が足りないと言っておこう。

次戦はホームでのイラク戦,更にはアウェイでのオーストラリア戦が続く。初戦の敗戦の影響をなくすためには,今回不調のイラク戦には圧勝が,オーストラリア戦はとにかく負けないことが求められる。もちろん,勝つに越したことはないが,オーストラリアを決して得意にしていない日本代表にとっては,10月11日のオーストラリア戦を正念場とするべきであろう。それまでの1ヶ月の間に,どう立て直すのか。そもそもコンディショニングに問題があった初戦の轍を踏まないようにするにはどうするのか。日本代表に課せられた課題は大きい。

2015年12月21日 (月)

FIFAクラブ・ワールドカップを見ていて思ったこと+α

久々のサッカー・ネタである。FIFAクラブ・ワールドカップは戦前からバルセロナ優位というのはわかっていたことだが,あれだけバルセロナにボールを支配されては,リバープレートもなす術なしって感じだったのは残念である。メッシに左足のアウトサイドで完璧にゴールを決められて先制された段階で,勝負の行方はほぼ決したようなものだが,前線でプレスをかけようとするリバープレートに気を持たせるようなバルセロナのディフェンス陣のボール回しは,リバープレートからすればマジで嫌らしいだろうなぁと思っていた私である。

まぁスコアが3-0になって,完全に勝負あったと思った私だが,その時,時計を見ると丁度21時ごろであったので,すかさず「下町ロケット」にチャンネルを替えてしまった私であった。予想通りというか,徐々に視聴率を上げてきた「下町ロケット」であるが,自分のことは棚に上げながら,まぁああいうドラマを喜ぶ中年は多いだろうと思いつつ,最終回を見ていて,ドラマとしてはどうなのかねぇと思ってしまった。吉川晃司演じる財前が杉良太郎演じる社長に直訴するシーンは「半沢直樹」のデジャブか?と思ってしまったし,松平定知のナレーションで時の流れを説明しようとするのはいかにも手抜きっぽいなぁと思ってしまった。ストーリーにも驚きはなく,何だかなぁと思っていた私である。

いかにも「ワン・クールに収めるためのシナリオにしました」感が強くて,何だかなぁと思った視聴者は多いのではないだろうか。まぁ,どうでもいいことだが,取って付けたような感覚が強いのは誠に残念。

ところでであるが,日本テレビのサッカー番組にはなにかと言えば,明石家さんまと手越祐也が出てくるのは何とかならないものか。私は明石家さんまという芸人(芸人と認めたくもないが)がとにかく嫌いであり,あの男が出てくるだけでテレビを消したくなる,あるいは少なくともチャンネルを替えるというのが本音だが,やたらにサッカー番組に出てきては下らないトークをしているのを見るだけで,サッカーに対する冒とくだと思っている。もういい加減にやめて欲しいと思っているのはきっと私だけではあるまい。手越祐也も似たようなものである。スポーツはスポーツであって,エンタテインメントではないはずである。だから日本テレビのサッカー中継は嫌いなのだ。

2015年8月 1日 (土)

なでしこ二軍の惨状を憂える。

東アジア・カップの北朝鮮戦でのなでしこの戦いぶりを見ていて,本当に情けなく感じていた私である。今回のメンバーは正直言って二軍レベルだが,スピードはない,パスの精度は悪い,無駄なバック・パスばかり目立ち(特に5番高良はひどい),かつ単純なカウンターに簡単に失点するというディフェンスの惨状は許し難い。そもそもパス・スピードが遅いし,そこにパス・ミスまで加わるようでは勝てるわけがないのである。かつ,司令塔の不在,サイド・バックの上がりの欠如ぶりは否定できない事実である。

私は,これまでもなでしこの世代交代については心配してきた(去年書いた記事はこちら。)が,若手は結局何も進歩していない。一点目を決めた増矢は有望だし,杉田の二点目のシュートは見事であった。杉田は二点目の得点でそれまでのミスを帳消しにしたようなものだが,それでも杉田の前半のパスの精度の低さには,交代,交代と言い続けていた私である。

期待するからこそ,手厳しくもなるが,今回の戦力では来年のリオ五輪では通用するわけもなく,結局,先般のW杯メンバーが中心とならざるをえなくなることは必定であろう。その一方で,なでしこのディフェンスの弱体ぶりに助けられたところもあるだろうが,カウンターからの得点機にきっちり点を入れる北朝鮮の決定力は,敵ながらあっぱれである。

あと二戦,同じような戦いをするようでは,まじでなでしこの先が思いやられる。佐々木監督はどういう手を打つのだろうか?東アジア・カップを若手育成の場とするならば,誰を主力に育てようとするのか,はっきりさせた方がいいだろう。少なくともあのディフェンス陣はないと言っておく。

男子はもう少しまともに戦って欲しいものである。

2015年7月 7日 (火)

なでしこは完敗だったが、よくやったと思う。

改めて決勝戦の映像を見たのだが、完敗は完敗と認めるべきである。3点目と4点目は全く無駄な点であり、あんな点を与えているようでは勝てるわけがない。ディフェンスの寄せは遅く、プレスが弱くては、あの攻撃的なアメリカの前ではどうしようもない。だからパス回しの中でもインターセプトされることが非常に多かった。はっきり言って、この決勝戦は悲劇だが、昨年のW杯に当てはめれば、ドイツに完膚なきまでに叩きのめされたブラジルと同じようなものである。

だが、W杯ではブラジルは抗う気持ちさえ失ったのに比べれば、なでしこは最後まであきらめずによく頑張ったと思う。だからこそ2点差に迫った直後の5点目の失点は痛かった。あれはマジで痛過ぎた。いずれにしても、今回のアメリカはスピードという点では圧倒的になでしこを上回っていた。そこには決定的なモチベーションの違いがあったと言ってもいいかもしれない。それを認めて、リオ五輪までに何をすべきかを考えるべきだろう。今のスピードでは今後のなでしこは苦しいことははっきりしたのだ。

だが改めて言っておきたい。今回の準優勝も世界で2位なのだ。シンガポールごときに引き分ける男子日本代表よりはるかに立派である。これから世界の頂点に立つには多くの課題はあるが、完全アウェイの中でよく頑張った。なでしこは今回の結果に胸を張るべきである。

だからこそ、私はおめでとう、なでしこと言いたい。そしてありがとう。恥じることは何もない。

2015年7月 3日 (金)

よくぞしのいだって感じだったなでしこのセミ・ファイナル。こうなりゃもう1勝!

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FIFA女子ワールドカップもいよいよセミ・ファイナルである。私は出張から東京に戻るところだったので,結果はネットで追いながら,実際の試合の模様は,家に帰ってからビデオで映像を確認したのだが,イングランドの猛攻によく耐えたって感じが強い。特に後半は危ないシーンの連続で,勝つも負けるも紙一重って感じだった。

オフェンスもオーストラリア戦ほどは機能しておらず,結果的に1点目のPKを誘ったのも,2点目のOGを導いたのも,サイドからの上がりを生むスルー・パスからだったということであり,そういう攻撃をもっと仕掛けるところを見たかったように思う。だが,イングランドのしつこい縦一本の攻撃や,ゴール前にハイ・ボールを供給する攻撃に,なでしこはかなりディフェンシブになっていたから,まぁ仕方がないってところか。

後半に交代で入った岩渕はキレのある動きで,彼女がクォーター・ファイナルに続いて状況を打開するのかなと思っていたが,OGというのはまさに想定外であった。川澄からのパスが大儀見に通っていたら,それこそ決定的だったので,イングランドの6番,Bassettが足を伸ばすのは当然としても,飛んだコースがなでしこにはラッキーであり,イングランドにとってはアンラッキーだった。

この結果,日本時間,月曜日の朝の決勝は,米国との前回大会,ロンドン五輪に続く再戦ということになったが,イングランド以上の強敵であることには間違いない。だが,集中を切らさず,相手を疲れさせるぐらいのサッカーを展開すれば,勝機はあるはずである。とにかくここまでくれば優勝を勝ち取って欲しい。でもその日は朝から地方出張の移動中のため,試合はライブでは見られないんだよなぁ。ここはラジオに頼るしかないな(笑)。

それにしても,宮間のPKは完璧だったなぁ。あれはGKの動きを見てから蹴っているとしか思えない。まさに遠藤のようなPKであった。

2015年6月28日 (日)

なでしこ,オーストラリア戦はほぼ完勝。

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早朝から女子W杯の準々決勝オーストラリア戦を見ていた。最終的なスタッツではボール支配率60%ということであったが,ゲーム自体はほぼ日本がコントロールしていたと言ってもよい。一番警戒すべきと言われた8番Kellond-Knightに全く仕事をさせなかったのは見事である。

自陣でミスからボールを奪われて,若干危ないシーンもあったし,前線でのスピードや突破力では完全にオーストラリアが勝っており,どうなることかと思わされたのも事実であるが,相手に決定的なシーンを作らせなかったのは,ディフェンス陣の頑張りということになるだろう。

今回の試合では,左サイドからの鮫島の上がりにオーストラリアの右サイド・バックは対応できていなかったので,もう少し左から攻めてもよかったようにも思うが,最終的には後半投入された岩渕の反応で87分過ぎというナイスなタイミングでの先制を果たしたのはよかった。

もちろん,ラスト・パスの精度には改善の余地があり,相手がスピード感に満ちた攻撃を仕掛けてきたときの対応の遅れをどう回避するかという問題もある。しかし,最後まで体力が落ちることなく走り切ったなでしこの戦いぶりは立派なものであった。はっきり言って,後半にはオーストラリアの走力が落ちたのに対し,なでしこは完全に体力勝ちである。

次戦,準決勝の相手はイングランドに決まった。男子の場合,私はイングランドを贔屓にしているが,今回はそういうわけには行かない。ちゃんとなでしこを応援することにしよう。と言っても,私はその頃移動の車中かもなぁ。尚,写真はFIFAのサイトから拝借。いい表情だねぇ。

2015年6月16日 (火)

見るに堪えなかったシンガポール戦

日本代表の体たらくが如実に表れた試合である。相手がディフェンスを固めてくるのはわかっているわけで,そこに中央突破を仕掛けても,相手の足に当たってしまうのは当然の道理である。先日のイラクとのテスト・マッチではある程度機能していたオフェンスが全く駄目だったのは,スピードを上げる瞬間が欠如していたからで,ああした状況を打開するには,ミドル・シュートでも放って,こぼれ球に反応するという手もあったはずなのに,全くそういう攻め方もしない。まだポゼッション・サッカーにこだわっているのかと言いたくなったのは私だけではないはずだ。単に持たされているだけのようになってしまっていたのが何とも情けない。それが相手が強国ならまだしも,シンガポールにあれでは,先が思いやられる。

今回の日本代表のような戦い方は,まさにイマジネーションの不足としか言いようがない。惜しいシーンはいくつかあったとしても,こういう攻め方をしなきゃねと思わせたのは,長谷部がドリブルで突進したシーンぐらいである。埼玉スタジアムに詰めかけた観衆からブーイングを喰らっても当然である。

まぁ,負けなかったからまだいいとしても,8月の東アジア杯で,もう少しまともな姿を見せないと,9月以降のW杯予選が心配になってきてしまうこと必定の私である。

2014年9月16日 (火)

なでしこの現状を憂える。

アジア大会はサッカーの予選から開始されているが,クウェートに4-1で勝った男子はさておき,中国とスコアレス・ドローに終わったなでしこにはマジでがっかりさせられた。テスト・マッチのガーナ戦から中一日という事情はあるとしても,そもそもそんな日程を組むことがおかしいし,試合も全くいいところなしなのには本当に失望させられた。

プレスは掛けられない,DFの押し上げはない,パスの精度は低い,更には入る可能性のないシュートを無駄に打つなど,本当にイライラさせられた試合であった。今回のメンバーは海外組を含まないなど,正直言って一軍半,若しくは二軍と言ってもいい布陣だが,それにしても問題のある試合だった。

何が問題か。今回招集されたメンバーの実力不足である。それは換言すればなでしこの世代交代がうまく行っていないってことである。結局のところ,来年のW杯は,前回及びロンドン五輪の布陣から大きな変化は望めないであろうとすると,今はよくとも将来には大いに不安を感じざるをえない。逆に言えば,今の若手には下剋上を狙うような野心が感じられない。だからあの様な消極的な攻めしかできないとも言えるが,それがボールの出しどころを見つけられず,孤立する宮間というかたちになっていた。その結果,宮間のプレーも全く精彩を欠いたものになったことは明らかである。

このような状態では,アジア大会はさておき,今後のなでしこには不安を感じざるをえない試合である。佐々木監督は「これも勉強」のようなことを言っていたが,国の威信をかける他国との違いを感じてしまう。チームの底上げのための機会と捉えることも可能だが,それにしてはレベルが低過ぎである。川澄が持ち込んでもそれに呼応できないFW,あるいは全く精度の低いラスト・パスしか出せないようなメンツでは,アジア大会の連覇すら危ないだろう。

とにかく私にとっては失望感しかない試合だった。「もうちょっと頑張れ,なでしこ‼︎」と言っておこう。

尚,どれだけの人がこの試合の中継を見たかはわからないが,ハーフタイムに流れたトヨタのAQUAのCMは噴飯もののしょうもないCMであった。あんなものに120秒使うセンスは全く理解できない。

2014年7月14日 (月)

宴の終わり:おめでとう,ドイツ代表!

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W杯はサッカー好きの人間にとっては,4年に1度の祝祭だと以前書いたが,その祝祭のフィナーレを飾る決勝戦は非常に見応えのある試合であった。ディフェンスを固めるアルゼンチンはドイツの組織的攻撃を防ぎながら,カウンターから何度か決定的なチャンスを迎えていた。得点と思われたHiguainのシュートは惜しくもオフサイドとなったが,ドイツを応援する私が冷や汗をかいたのは言うまでもない。

一方,ドイツもチャンスは作りながらも,決定的なシーンはアルゼンチンより少なかったように思える。ドイツ優位と言われながら,決勝戦はアルゼンチンがいい戦い方をしていた。そして,延長後半にGötzeがSchürrleのクロスに胸トラップで合わせ、決めた素晴らしいボレーが決勝点となり,ドイツの4度目の優勝で幕を閉じた。

このゴール,決めたGötzが褒められるのは当然だが,ディフェンダー2人を引きつけながら,ドリブルで左サイドを駆け上がり,素晴らしいクロスを放り込んだSchürrleの殊勲も見逃してはならない。この決定力,突破力が日本代表にあればと思っていた私である。いずれにしても,オランダが準決勝で敗れ,私はこの決勝戦はドイツを応援していたので,この勝利は嬉しかった。おめでとう、ドイツ代表!!

だが今回の大会のMVPがMessiってのはどういうことだろうか?もちろん,彼の個人技を否定するつもりはないが,ほとんどディフェンスに貢献しない姿を見ていると,それは違うんじゃないの?と言いたくなる。決勝戦でも,国家の威信を掛けて戦っているようには見えなかったし,怪我をしないようにプレイしているようにさえ思えたからである。だから,彼は上手いと思ってもどうしても好きになれないのだ。アルゼンチン代表ならば,Messiより積極性がビンビン伝わるLavezziの方が私にはフィットすると言っておこう。そもそも決勝でもFKを浮かせたりしてサポーターをガックリさせたに違いないMessiがMVPでは,アルゼンチン国民だって満足できまい。私なら準々決勝で敗れたとは言え,得点王に輝いたJames RodriguezをMVPに推すが...。

いずれにしてもこの1ヶ月間,私をここまで夢中にさせてくれた各国のプレイヤーたちに最後に感謝しておきたい。4年後のサッカー界がどうなっているかに思いを馳せながら,次回ロシア大会を待つことにしよう。

2014年7月13日 (日)

ブラジルは強国であっても王国ではないことを実証してしまった3位決定戦

3 準決勝でドイツに大敗を喫したブラジル代表に,ブラジル国民は相当怒っていたはずだが,その怒りを増幅させるような3位決定戦であった。

正直なところ,Van Gaal監督やRobbenが3位決定戦不要論とも思えるような発言をしていて,オランダとしてのモチベーションはどうなのよとは思いつつ,優勝しなければ意味がないと思っていたはずのブラジルのモチベーションと比較したらどういうことになるかと思いながら観戦していた私である。しかし,3位決定戦の試合を見る限り,モチベーションの問題ではなかったということは明らかである。ブラジルは明らかにオランダにボールを「持たされていた」が,パスの出しどころを見つけられず,オフェンスが機能しない状態が90分間続いたと言ってもよいような試合であった。そこにカウンターを仕掛けられただけで,守備は崩壊し,開始2分のPK,そして最終的には0-3というスコアはブラジル国民にとっては納得し難いものであっただろう。私がブラジル国民だったら,間違いなくフラストレーションたまりまくりの90分であり,試合中,試合後の代表に対するブーイングは当然だろう。代表チームに勝ちたいという意識が全く感じられないようにさえ思ったのは,きっと私だけではないはずである。

今回の下馬評では,あたかもブラジルが優勝候補筆頭のように言われていたように思う(特に日本のTVメディアはそうだろう)が,彼らは2002年に優勝してからはベスト8どまりのチームであることを踏まえて,優勝候補と言っていたのだろうか。もちろん,地の利は大きな要素だったが,準決勝,そして3位決定戦の守備の崩壊を見ていれば,彼らが優勝候補と呼ぶに値しないことは明らかなはずである。準決勝はThiago Silvaを累積警告の出場停止で欠いていたという要素はあっても,3位決定戦にThiago Silvaが戻っても,守備の機能不全は全く解消していなかったのである。つまり,ブラジルは攻撃こそ最大のディフェンスというチームであって,その攻撃が機能しなくなった瞬間,大したことのないチームに成り下がるということのように思える。

いずれにしても,今回のブラジルはNeymarの離脱というアクシデントがあったため,ハード・ラックと言うこともできるが,むしろ,彼に代わる人材がいなかったことの裏返しであり,Neymar一人に依存するようでは,ブラジルをサッカー王国と呼ぶには相応しくないだろう。彼らがサッカー「強国」であることに異論はないが,もはや決して「王国」ではないということが見事に実証された準決勝と3位決定戦であった。

オランダは今回3位という結果に終わったが,無敗でブラジルを去ると言うのは見事なことである。非常にバランスのとれた強いチームであった。中2日というきついコンディションにもかかわらず,運動量は全く衰えていなかった。特にRobbenの恐るべき体力には驚かされた。しかし,次回はRobbenもSneijderも代表にはいないのではないかと思うと,オランダ代表の今後は非常に興味深い。それでも,今回のW杯について言えば,私としては本当に応援のし甲斐のあるチームであった。おめでとう,オランダ代表!

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