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2020年1月 9日 (木)

Jon Cowherd@Cotton Club参戦記とその時の戦利品。

Jon-cowherd-cds

今年最初のライブは先日もちらっとご報告の通り,Jon CowherdのMercy Projectであった。私は約2年ちょっと前の彼らのライブを,NYC出張中に見ているが,その時のドラムスはNate Smithであったのに対し,今回はJon Cowherdの盟友,Brian Bladeに代わっているほかは,NYCの時と同一のメンバーでの来日となった。

そもそもJon Cowherdのバンドって集客力があるのかと思いつつ,Cotton Clubへ向かったのだが,一般的な企業での仕事始めの日ということもあり,出足は鈍い感じだったが,演奏開始時には7割ぐらいは埋まったっていうところだろうか。

今回は,日本のみでCD化された"Gateway"のリリースに合わせるようなかたちでの来日となったが,そのアルバムのトーンを踏襲した,静かな演奏が多かったように思う。例外は冒頭の新曲とアンコールで演奏された”Mercy Suite"(だったと思う)だが,私としてはビートが効いた方がカッコいいかなぁなんて思っていたし,スローな曲調では若干の睡魔に襲われたのも事実である。しかし,演奏としては実に質が高いもので,ちょっと聞くと,ピアノがリーダーのPat Metheny Groupみたいな感じもあったのは,Steve Cardenusのギターのサウンドによるところも大きいだろう。いずれにしても,リーダーのピアノはフレージングもよかったし,Steve Cardenusのギターもいいソロを展開していた。

しかし,このバンドを聞いていて,やはりBrian Bladeの存在感の大きさを感じさせたのも事実である。前回見た時のNate Smithとの演奏は,Jon Cowherdがエレピに専念していたこともあるが,もう少しアップビートな感覚が強かったが,Brian Bladeは違う個性でこのバンドをプッシュしていた。とにかくニュアンスの塊のような演奏で,”Subtle"という言葉はBrian Bladeのドラミングを示すためにあるようにさえ感じさせるものだったと言ってよいだろう。

こうしたバンドの演奏を東京で聞けるとは思わなかったが,年始一発目の演奏としてはちょうどいいって感じの大人な演奏であった。ライブの後,Jon Cowherdとちらっと話をしたのだが,NYCでの演奏の写真を見たら,「おぉっ,Nubluだな」なんて覚えていて,やっぱりミュージシャンは演奏に関しての記憶がいいんだねぇと改めて感心し,上の2枚にサインをもらってきた私である。

Live at Cotton Club東京 on January 6, 2020, 2ndセット

Personnel: Jon Cowherd(p), Steve Cardenus(g), Tony Scherr(b), Brian Blade(ds)

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