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2019年11月 7日 (木)

突然,Hank Jonesが聞きたくなって取り出してきたのが,Keiko Leeのアルバムって何のこっちゃ。

_20191104-4"Live at Basie with Hank Jones" Keiko Lee (Sony)

早いものでHank Jonesが亡くなって今年で9年になる。91歳まで現役で演奏を続けていたというのも凄いが,矍鑠とした演奏は多くの人の記憶に残っているはずだ。それでもHank Jonesと言えば,"Somethin' Else"やらGreat Jazz Trioの諸作がいの一番に挙げられてしまうのはまぁ仕方ないのかもしれない。晩年は自身の演奏が多くなったとは言え,Hank Jonesという人はむしろ裏方として様々な音楽を支えるまさに職人であった。同じ兄弟でも,Thad JonesやElvin Jonesとはキャラが違うのが面白い。

そんなHank Jonesのピアノを突然聞きたくなって,取り出したのがこのアルバムというのが,我ながら天邪鬼であるが,Keiko Leeのバックを楚々としたピアノで支えるHank Jonesには,その人柄が如実に表れていると言ってよいと思う。プロ中のプロであるHank Jonesにとっては,ここで演じられているような曲の歌の伴奏なんてのは,それこそ朝飯前ってことになるだろうが,単なる伴奏を越え,楽興をもたらすことができるのがまさにこの人の技だろう。

Keiko Leeのディープな声は,ここでのレパートリーをこなすには十分フィットしており,Hank Jonesのピアノと相まって,実に雰囲気のあるアルバムとなった。決して昼間に聞く音楽だとは思わないが,夜の帳が降りた後に,ひっそりと聞くには適したアルバム。そして,やはりHank Jonesのピアノは録音当時87歳とは思えぬ矍鑠としたもの。今年,ブルーノートで渡辺貞夫を聞いた時にも思ったが,音楽をやっている老人というのは凄いものだと改めて思わされた。いかにもの選曲,いかにもの歌唱,演奏だが,それでもいいものはいいのだ。星★★★★☆。

Recorded Live at ベイシー on March 10, 2006

Personnel: Keiko Lee(vo), Hank Jones(p), 坂井紅介(b)

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