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2019年10月 3日 (木)

今やOmar Hakim夫人のRachel Zの女性ピアノ・トリオ作。

_20190929-2 "First Time Ever I Saw Your Face" Rachel Z(Venus)

Rachel Zが初リーダー作”Trust the Universe”をリリースしたのは1992年だから,もう四半世紀も前のことである。その後,彼女はSteps Ahead等にも参加しながら,リーダー作をリリースしているが,私も何枚か保有している中の一枚がこれである。そして,今やRachel Zはその後共演するOmar Hakimと結婚して,現在はRachel Z Hakimと名乗って活動を続けている。

これも随分久しぶりに聞くアルバムだが,"In the Wee Small Hours"と「枯葉」のほかは現代のロック/ポップ・フィールドの曲を集めているのが特徴。そういう企画のアルバムを当時の彼女のレギュラー・トリオと思しき女性トリオで演奏している。ベースは現在は歌って弾けるベーシストとして,今やこの時のリーダー,Rachel Zよりずっと多くのアルバムをリリースしているNicki Parrotが務めている。

このアルバムで注目すべきものはそのカバレッジの広さであろう。上述の2曲以外はNirvana,Smashing Pumpkins,Sting,Roberta Flack版がおそらく一番有名なEwan MacColl,Nine Inch Nails,Andrea Bocelli,そしてPeter Gabreielなのだが,グランジ/オルタナ系が3曲含まれているところに彼女の嗜好が表れていると考えるべきか。

まぁ,こういう曲を選んでいるので,もう少しコンテンポラリーな味付けがあってもよさそうに思えるが,結局はレーベルがVenusだからねぇ。ここでも増幅過剰感たっぷりなピアノ音で,演奏はさておき,そこがどうしても好きになれない。バランスが悪いのである。とてもピアノ音楽の本質を理解しているとは思えない悪趣味なミキシングがこのアルバムの不幸なところである。Rachel Zに罪はないが,やはりこれは出したレーベルが悪かったと言うべきだろう。このアルバムの翌年には,Tone CenterレーベルからベースをTony Levinに代えて"Everlasting"という同じような趣向のアルバムを出しているが,音の趣味はそっちの方がはるかにまし。やっぱり私はVenusレーベルを好かんということに尽きるな。星★★★。

Recorded on April 4 & 5, 2003

Personnel: Rachel Z(p), Nicki Parrot(b), Bobbie Rae(ds)

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