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2019年8月29日 (木)

今にして思えば強力なメンツであったBilly Cobhamの”Nordic”。

_20190825 "Nordic" Billy Cobham(Rhythmatix)

このアルバムも聞くのは久しぶりである。1996年にBilly Cobhamがリリースしたこのアルバムはノルウェイのミュージシャンとの共演を収めたものだが,今にして思えば,強力なミュージシャンを揃えたアルバムだったと今更ながら気づいている私である。

今となっては私も随分と欧州ジャズを聞くようにはなっているが,このアルバムがリリースされた当時は,ECMレーベル関連のアーティストぐらいは認識していても,まだまだ欧州ジャズの深みにはまる前のことである。Tore BrunborgはMasqualeroのメンバーだから,多分名前は認識していたはずだが,当時はBugge WesseltoftもTerje Geweltもほとんど認知していなかったはずだ。ではこのアルバムを購入する気になったかと言えば,そうした欧州ミュージシャンの参加よりも,Billy Cobhamがアコースティックな環境でどういうドラミングを聞かせるかに関心があったからに相違ないのだが,このアルバムを購入した頃には,「Billy Cobhamは何でもできてしまう」って感覚を強く持ったと思う。それぐらいいけているアルバムなのだ。

ここでは各メンバーの持ち寄ったオリジナルを演奏しているが,ここでのBilly Cobhamはいつもの超パワフル・ドラミングというよりも,繊細さすら感じさせる素晴らしいドラミングを聞かせている。それだけでもポイントが高いのだが,共演しているミュージシャンの質が実に高い。彼らの参加あってこそ,Billy Cobhamとの間にポジティブなケミストリーを生み出したと言ってもよいように思える。私はこの記事を書くまで全然認識していなかったのだが,彼らには全く同じメンツで"Off Color"というもう1枚のアルバムがあるので,Billy Cobhamとしても,本作は満足の行く作品であったことを裏付けているように思う。

久しぶりに聞いて,このアルバムの魅力を再認識した私である。"Off Color"も猛烈に気になってきてしまった(笑)。星★★★★。

Personnel: Billy Cobham(ds),Tore Brunborg(ts, ss), Bugge Wesseltoft(p), Terje Gewelt(b)

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