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2019年7月22日 (月)

Steve KuhnからのJoachim Kühnってなんでやねん(爆)。

_20190720-3 "Abstracts" Joachim Kühn(Label Bleu)

名前の響きが近いからってことで,ミュージシャンのラスト・ネームのアルファベット順に格納されている我が家のCDラックにおいてはSteve KuhnとJoachim Kühnはお隣さんなのである(笑)。ってことで,昨日取り上げたSteve Kuhn盤の近辺から取り出したのが本作。

Joachim Kühnは誰しもが認める硬派のミュージシャンであろう。彼の音楽を聞いていると「甘い」感覚は皆無であり,大体において非常にテンションが高い音楽が展開される。それはJenny-Clark~Humairとのトリオでもそうだし,ソロ・ピアノにおいてもそうである。なので,プレイバックしようとするにはそれ相応の覚悟が必要な場合もある。このアルバムなんかはアルバム・タイトルからして"Abstracts"と敷居が高いと思わせるが,中身はやっぱり硬派である。

ライナーには「ジャズ・ミュージシャンが50歳になったら,何をする?」なんて書いてあって,Joachim Kühnが選んだのが「(エンジニアの)Walter Quintusとスタジオに入って,何の制約もなしに,何も考えず,演奏し,忘我の境地に至る(”Trance")ことだ。」なんて書いている。面白いおっさんだ。

それでもって展開するのが完全即興のピアノな訳だが,聞いていて何となくCecil Taylorを想起させる響きと言うべきか。背筋を伸ばして対峙しなければならないとさえ思わせる音楽だが,美的な感覚も時折挿入するものの,全編を通してタイトル通りアブストラクトな演奏が続く。厳しい音楽であり,聞く者の感情移入は不要という感じの音である。なので,こういう音楽に抵抗がない人間にとっては全然問題ないが,受け入れがたいと感じる人にとっては何がいいのか全然わからんというものだろう。現代音楽のピアノも好きな私にとっては全然問題ないが,それでもこれは「厳しい」音楽だと思う。そういう意味で,50歳の誕生日の記念を兼ねてこんな演奏をしてしまうJoachim Kühnは,やはり変なおっさんである(爆)。星★★★☆。

Recorded on February 15 and August 8, 1993 and on March 15, 1994

Personnel: Joachim Kühn(p)

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