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2019年6月17日 (月)

もはやカテゴライズ不能:Esperanza Spauldingの“12 Little Spells“。

_20190615-2 ”12 Little Spells" Esperanza Spaulding(Concord)

先日,ショップに久々に行ったときに,併せ買いのディスカウントをゲットするために,最後に付け足したのが実はこのアルバムであった。昨年,ストリーミングでリリースされ,音源は以前から聞けたし,今でもストリーミングで聞けるのだから,別に媒体を買わなくてもいいではないかと言われればその通りだが,まぁいいや。

それでもって,既にストリーミングで聞いていても,そこかしこに現れるのは,いかにもEsperanza Spauldingらしいフレージングであったり,彼女の歌いっぷりな訳だが,もはやこれはジャズにカテゴライズする意味はほとんどないと思えるアルバムだと思った。もともと公開されていた12曲に,本作は4曲を追加してフィジカルでリリースしたものだが,強烈なコンセプト・アルバムと呼べるもので,相当好き嫌いはわかれるはずである。

私はこの人の前作"Exposure"(世界7,777枚限定だそうだ)は存在すら知らなかったからもちろん聞いていないし,その前の"Emily's D+Evolution"も保有はしているものの,ブログの記事にはしていない。その一方で,オーチャード・ホールやBlue Note東京でのライブは見ているので気にはしているのだが,どちらかと言えば,私にとってはこの人はライブの方がフィットする感じである。今回のアルバムも,実に良質の音楽とは思えるが,Esperanzaの持つ心地よいファンク・フレイヴァーが明確には打ち出されていないところが,私としては残念にも思えてしまう。

どちらかと言えば,昨今のEsperanza Spauldingは,アーティストとしての創造への欲求が強まっていて,いろいろな取り組みをしているという感じがするが,それが私のようなリスナーの受容度を越えてしまったような気がするということである。そういう意味では全面的には支持できないというのが本音だが,メンバーによる演奏は実によく出来ていて,特にレギュラーで活動しているギターのMatthew Stevensの貢献度が大きい。ということで,私としては試みは評価して星★★★★ぐらいってところか。こういう風に書いていると,私の音楽の嗜好というものが,以前ほど何でもありではなくなって,好みってのが明確になっているように感じるのはやはり加齢のせいってことだろうなぁ(苦笑)。

Personnel: Esperanza Spaulding(vo, p, org, b, orchestral bass drums), Mathew Stevens(g, b, vo), Justin Tyson(ds, org, synth, beats, prog), Aaron Burnett(sax), Burnis Travis(b, vo), Morgan Guerin(b, synth, vo), Corey King(vo), Rob Schwinner(continuum), Eric Reed(fr-h), Laura Weiner(fr-h), Brandon Ridenour(tp), John Blevins(tp), Richard Harris(tb, b-tb), Julietta Curenton(fl, piccolo), Katie Hyun(vln), Sami Merdinian(vln), Margaret Dyer Harris(vla), Yves Dharamraj(cello), Reiki Choir(vo)

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