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2019年5月12日 (日)

Warren Zevon: 商業的成功とはあまり縁のない人だったが...。

_20190504 "The Envoy" Warren Zevon(Asylum)

Warren Zevonという人は,批評家やミュージシャンからは高く評価されながら,全然売れなかった訳ではないとしても,大きな商業的な成功とは縁がない人だったと言っていいだろう。確かに普通のアメリカン・ロックやSSWの感覚で言えば,多少癖のある人だとは思う。しかし,音楽の質は十分高いことは間違いないと思っている。それまでのプロデュースだって,Jackson BrowneやWaddy Wachtel等が行っていることだけでもポイントが高い。本作もWarren Zevon本人とWaddy Wachtel,そしてDon Henleyのソロ・アルバムにも関わったGreg Ladanyiがプロデュースなのだから,それだけで好きものはよしと判断してしまうようなものだ。

そして,私がリアルタイムでこの人のアルバムを購入したのは,本作"The Envoy"が初めてだったはずである。本国では全然売れず,その結果Asylumとの契約を切られたって話だが,私はこのアルバムを売らずにいまだに手許に置いている。リリースは82年なので,私は大学生になっているが,帰省中に京都か神戸の輸入盤屋で買ったような気がする。

一聴して,冒頭のタイトル・トラックなんかは,アメリカン・ロックの典型からは随分と離れた感じがする。ほかの収録曲と比べても,特にこの曲の異色さが際立っているように思う。そのほかの曲もロック・テイストあり,ハワイアン・テイストあり,SSWっぽい曲ありと,実に多様な感覚がある訳だが,その辺りに戸惑いを感じるリスナーがいても不思議はない。しかし,バックにコーラスで参加している面々を見れば,この人の音楽界における立ち位置のようなものもわかるような気がする。それでも売れないものは売れないのだから仕方がないが,少なくとも誰かに媚びるような音楽ではない。

この人の持つ骨太さゆえにセールスに結びつかなかったような部分も多々あるとは思うが,質が高いだけにもったいないと思う。まぁ評価としては星★★★★ぐらいが妥当とは思うが,もっと知られてよいアルバムだと思う。今度はVirginレーベル時代のアルバムでも久々に聞いてみることにしよう。

Persoonel: Warren Zevon(vo, g, p, synth), Waddy Wachtel(g, vo), David Landau(g, vo), Steve Lukather(g), Danny "Kootch" Korchmar(g), LeRoy Marinell(g), Kenny Edwards(g), Leland Sklar(b), Bob Glaub(b), Jeff Porcaro(ds), Rick Marotta(ds), Russell Kunkell(ds), Jim Horn(recorder), Don Henley(vo), Lindsay Buckingham(vo), Jordan Zevon(vo), Jorge Calderon(vo), J.D. Souther(vo), Graham Nash(vo)

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