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2019年5月11日 (土)

ご依頼を頂き,台湾のプレイヤーのアルバムを聞く。

_20190510"110 West" Jay Hung(自主制作盤)

ブログのお知り合いの910さんからのご依頼により,この台湾出身のキーボード・プレイヤーのアルバムを聞いている。Jay Hungという人は初聞きだが,彼のWebサイトによれば,1971年生まれと言うことだから,結構な年齢である。これまでは他のミュージシャンのバックを務めることが多かったようで,このアルバムが初リーダー作のようである。因みに彼のWebサイトの”About"の項は繁体中国語,英語,そして日本語でもコンテンツが作られている(まぁ翻訳しただけだが)のには驚いた。

そして,このアルバムはと言えば,典型的なフュージョン・アルバムである。ピアノの響きはBob James的に響くこともあれば,Joe Sample的にもRichard Tee的,あるいはJeff Lorber的に響くこともある。その辺りが彼の出自ってところになるってことだろう。本作ではアコースティック・ピアノ(一部MIDIにもつないでいるだろう)をプレイしているが,バックのサウンドがスムーズ系もあれば,ファンク系もある中で,ほぼピアノに徹しながら,音が埋没することがないのはある意味立派である。

ローカルなミュージシャンの音楽に接する機会がなかなかない中で,たまに名前も聞いたことがない地元のミュージシャンのライブを聞いたりすると,なかなかうまいねぇと思わされることは多々ある訳だが,この人もキャリアはだてではないと思わせる。バックを支えるミュージシャンもゲストで1曲目でソロを取るRandy Breckerと,5曲目に参加するAllen Hinds以外は全然知らない人たちだが,全く破たんのない展開で結構楽しめる。特にギターのMike McLaughlinのソロはなかなかいけている。

本作の制作にはかなりの時間が掛かっているようだが,リリースに対する強い意思があってこそのアルバムということだと思う。最後の曲の唐突なエンディングには若干戸惑うが,台湾のミュージシャンのレベルをうかがい知るに十分な作品である。星★★★☆。それにしても,凝ったパッケージで,結構コストが掛かったんではないかと思ってしまう。余計なお世話だが。

Personnel: Jay Hung(p, key), Mike McLaughlin(g), Christopher(g), Allen Hinds(g), Martinell De Castro(g), Andy Pearson(b), Brian Chiu(b), Sakura Yamamoto(ds), John Thomas(ds), Chris Trzcinski(ds), Leonard Antonio Susi(perc), Randy Brecker(tp), Brenda Vaughn(vo), Zorina London(vo)

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ジャズ(2019年の記事)」カテゴリの記事

コメント

複数枚送られてきたので、音楽好きのお知り合いにでも、とのことでしたが、どうせなら発表してくれる、ブロガーのお知り合いにお送りした方がいいと思ってお送りさせていただきました。

台湾のフュージョン事情が分かるような作品で、なかなか良かったでした。これを思うと日本はフュージョン大国ですね。また、他にマレーシアなどのジャズ事情なども分かるチャンネルもあるので、こういう情報はけっこうためになります。

http://jazz.txt-nifty.com/kudojazz/2019/05/post-aa5232.html

910さん,こんばんは。今回はありがとうございました。

どこの国にも優れたミュージシャンはいると思いますが,台湾の事情は全然わからない中で,なかなか楽しめるものでした。

繰り返しになりますが,よい機会を頂きありがとうございました。

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