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2019年3月30日 (土)

Bar D2最後の夜...。

Last-night-at-bar-d2-mosaic

ついにこの日が来てしまった,と思った。私が10数年に渡ってお邪魔させて頂いた「テナーの聖地」こと新橋のBar D2が惜しまれつつ閉店の日,3月29日を迎えた。思えば,会社の同僚,八木くんから,新橋に凄い店があると聞いて,お邪魔するようになった訳だが,そこから幾星霜,何度この店に通ったかわからない。

後年になると,月1回開催されるワイン会にも参加させて頂くようになり,マスターの河上さんによると,私が飲ませて頂いたワインの種類は500を越えるはずとのこと。私本人としてはそんなに?って感じだが,確かにワイン会への出席の回数を考えれば,それぐらいになるのかもしれない。私が自分のワインの好みというのがわかったのはこのお店のおかげと言っても過言ではない。

それに加えて,何と言ってもなぜ「テナーの聖地」なのかは,行った人ならすぐ理解できる驚きのCDコレクション。以前にも書いたが,河上さんに「これお持ちですか?」と問われ,大概の場合は保有していないばかりか,その存在すら知らなかったアルバムをご紹介頂き,何度店内でポチったかわからないぐらいだ。そうした意味では,テナー・サックス音楽に関する造詣も深めさせて頂いたお店なのだ。

現在の住まいに引っ越してからは,帰り道ということもあり,会社帰りに途中下車してプラっと寄らせて頂き,ハイボール2~3杯で帰るというパターンを繰り返した私だったが,これからの私はどうすればいいのだろうか。時を同じくして,私の娘は大学進学のため地方に旅立ったのだが,これからの妻と二人の生活の中で,夫婦の会話を充実させよという天の思し召しだったと解釈することにしよう。

12時の公的な閉店時間後も,名残を惜しむ面々はお店の中で飲み続けたことは言うまでもない。公的な営業時間の最後の曲として河上さんがプレイバックされたのはJohn Coltraneの"Dear Lord"だったが,涙なしには聞けなかった。また,途中で私の帰り際のテーマ曲,Jukkis Uotilaのライブ・アルバムから"The Individualist"もかけて頂いたが,Bob Bergのフレーズを聞いていたら,そこでも涙が止まらなくなってしまった。Bob Bergで泣くとは思わなかったが,これまでの想い出が蘇ってきて,どうしようもなくなってしまったことを告白しておこう。

この記事を書きながら,またもセンティメンタルな気分になっている私だが,これまでお世話になったBar D2というお店と,そのオーナーである河上さん,そしてお店でご一緒させて頂いた常連の皆さん,特に一昨年惜しくもこの世を去られたMさんに改めて感謝申し上げたい。最後に一緒に写真を河上さんと撮らせて頂いたが,いつも通りモザイクで私の顔は隠すが,実は泣き過ぎて目が腫れぼったくなっている。それほどの心情をもたらすお店であった。私としては寂しい限りではあるが,今後の河上さんの更なるご多幸とご活躍を祈念したい。

さらば,Bar D2,ありがとう,Bar D2。

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