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2019年3月 1日 (金)

Larry Grenadierの初リーダー作がベース・ソロ・アルバムとは...。さすがECMである。

"The Gleaners" Larry Grenadier(ECM)

_20190224_3 最近新譜を買う頻度が大幅に下がった私であるが,例外もあって,ECMレーベルのアルバムについては,全部とは言わないが,かなりの確率で購入している。先日,発注済みのものがようやくデリバリーされてきたので,順次聞いていくことにしたい。まずはBrad Mehldauのトリオでもお馴染みのLarry Grenadierの初リーダー作である。それが何とベース・ソロである。

ECMレーベルにはBarre PhillipsやMiroslav Vitous,Dave Hollandらによるベース・ソロのアルバムがあり,昨年もBarre Phillipsが「最後の」ベース・ソロ・アルバムをリリースしている。そんなことができるのは今やECMレーベル以外には考えられないが,そこにLarry Grenadierが初リーダー作としてソロでアルバムを出すとはまさに驚きである。

もちろん,ベース・ソロということなると,相当こちらも身構えてしまうところがあるのは事実だが,Barre Phillipsのアルバムでもわかったように,実はそれほどハードルは高くなく,ベースの音に身を委ねていればいいのである。そして,Larry Grenadierはアルコとピチカートを半々ぐらいで使い分けているが,かなりメロディアスなラインも出てくるので,聞きにくい音楽だとは思わない。私にとってはアンビエント・ミュージックのようなものだと言ってもよい。

面白いのはそのレパートリーである。Grenadierのオリジナルを中心に,奥方Rebecca Martin,Coltrane, Paul Motian,Wofgang Muthspiel,そしてGershwinの"My Man's Gone Now"等の曲が並んでいる。でもまぁ原曲がどうとか言っても,実はよくわからない部分もあるので,私としてはへぇ~,そうなんだぐらいの感じであった(爆)。

それにしても,Larry Grenadierもチャレンジャーである。ベース・プレイヤーのとしてのアイデンティティを発露するためには,別にベース・ソロでなくてもいいようにも思えるが,そこに敢えて挑むというのは簡単なことではないと思える。しかし,前述のとおり,即興におけるメロディ・ラインもアバンギャルドと言うよりも,真っ当な音楽となっていて,実に懐の深いプレイヤーだということを改めて感じさせる。

だからと言って,しょっちゅう聞きたいと思わせるようなアルバムだとは思わないが,ふとした瞬間,こうした音楽を欲するタイミングもあるのではないかと思わせる作品。星★★★★。

Recorded in December 2016

Personnel: Larry Grenadier(b)

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コメント

私もまさかベース・ソロで出すとは思ってませんでしたけど、他のミュージシャンと違って、メロディアスなアプローチをしていて、いかにもフリー・インプロヴィゼーション的にやってます、という感じが希薄だったのが、良いと思いました。

まだ、TBができるうちに、TBさせていただきます。

910さん,こんにちは。TBありがとうございます。

このアルバムのリリースがアナウンスされた時には実際驚きましたが,全然フリーっぽさってのはないですよね。この辺りがLarry Grenadierらしいってところだと思いました。

しかし,こんなことができるのは記事にも書きましたが,ECMしかないですよね(笑)。

ということで,こちらからもTBさせて頂きます。

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