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2019年3月 5日 (火)

ECMの次なる新譜はYonathan Avishaiによるピアノ・トリオ。

"Joys And Solitudes" Yonathan Avishai(ECM)

_20190303_2 昨日のMats Eilertsenに続いて,今日もECMである。しかも編成は同じくピアノ・トリオなのだが,だいぶ印象が違う。昨日取り上げたMats Eilertsenが美的で透徹な感覚を覚えさせるのに対し,Yonathan Avishaiの音楽はもう少し温度感が高めであり,美的ではあるが,ややウォームな感覚がある。これが北欧組のMats Eilertsenと,イスラエル出身のYonathan Avishaiの出自による違いと言っては言い過ぎかもしれないが,本当に感覚が違うのである。

オープナーはDuke Ellingtonの"Mood Indigo"であるが,イントロに続いて,この曲のメロディ・ラインが出てきたときのはっとさせるような感覚。曲の美感を強く感じさせるに十分な演奏であった。これでつかみはOKってところだろう。

比較的メロディアスな感覚が強く打ち出される中で,一番の大曲"When Things Fall Apart"なんかはやっぱりECM的だと思わせるが,それでもある意味現代音楽的に響くアルバムも多いECMにおいては,この感覚はやや通常と異なる感覚がある。それが悪いということではなく,私の嗜好との兼ね合いってところがあるように思う。

まぁ,それでもECMなので,一般的なピアノ・トリオとは一線を画するところは一緒であるし,本作も悪いアルバムだとは思わないのだが,私としてはYonathan AvishaiはAvishai Cohenとのアルバムでの演奏の方が魅力的だったように思える。私にとっては,ECMらしさがやや不足しているように感じられたってことで,星★★★☆ぐらいにしておこう。

Recorded in February 2018

Personnel: Yonathan Avishai(p), Yoni Zelnik(b), Donald Kontomanou(ds)

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コメント

このアルバム、彼の演奏は他でもそうか分かりませんけど、イスラエル色が希薄なところがいいのだなあ、と思います。うまくECMというカラーにマッチしたような演奏ですね。もう少し民族色を出すというのもこのレーベルではアリなんでしょうけど。

TBさせていただきます。

910さん,続けてこんばんは。こちらもTBありがとうございます。

おっしゃる通り,イスラエル的な響きは希薄ですが,別にこれはECMじゃなくてもいいのではないかとも思えるのが,Mats Eilertsenのアルバムとの違いでしょうか。悪くはないんですけどね。

ということで,こちらもTBさせて頂きます。

大急ぎ、、で、、これにもトラバしますね。

私は、このふんわり加減が好きです。
でも、閣下の仰ることもよくわかります!

Suzuckさん,更に続けてこんばんは。これもTBのアップが間に合いませんでした。すみません。

私としても,このアルバムは嫌いではないのですが,もう少しクールな感じがECMには必要だと感じていました。まぁ,好みの問題なんですけどね。

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