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2019年2月13日 (水)

Irene Kralの日本ライブ盤。このしっとり感たまりませんなぁ。

"Angel Eyes: Live in Tokyo" Irene Kral(Muzak)

Irene_kral 先日,Irene Kralの"Where Is Love?"をこのブログで取り上げたが,よくよく確認してみると,4年前にも同作については記事にしていた。すっかり失念していたが,でもアルバムから受ける感覚,評価は不変だったということが確認できてよかった。

そんなIrene Kralは78年に46歳の若さで,乳がんにより天に召されたのだが,彼女が亡くなる約1年前に行った東京公演のライブ盤が本作である。そしてこのCDは日本公演で歌った曲は全て収められた完全版である(但し,全テイクではなく,あくまでも歌った曲全て)。いつも書いているが,私はジャズ・ヴォーカルの熱心な聞き手ではないが,"Where Is Love?"にはマジで痺れてしまったのは既に書いた通りである。

彼女がこのライブで来日した時には,既に乳がんを発症しており,健康状態は万全でなかったとのことであるが,有名な曲もあれば,あまり知られていない曲も交え,素晴らしい歌声をここでも聞かせている。"Where Is Love?"がピアノだけをバックにしたバラッド集であったのに対し,ここにはピアノ・トリオをバックに,スインギーな曲も交えての歌唱は,この人の実力をよく示している。

それでも私としては,バラッド表現の方にこの人の魅力は痛切に感じてしまうのだが,Tim Hardinが書いた"Misty Roses"のような曲をやられてしまうと,やっぱり痺れる。こうした音源のマスター・テープが長い年月を経て見つかり,このようなかたちでリリースされていることだけでも喜ぶべきだと思える。

Alan Broadbentはいつも通りの楚々としたバッキングであるが,助演の稲葉国光,Donald Bailey,石松元も好ましい伴奏ぶりである。と言うか,控えめにしか伴奏すべきではないところを,きっちりやっているってことだが。やっぱりIrene Kral,大した歌手であった。星★★★★。

Recorded Live at 芝ABCホール on July 20 & 21, 1977

Personnel: Irene Kral(vo), Alan Broadbent(p), 稲葉国光(b),Donald Bailey(ds),石松元(ds)

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