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2019年1月 9日 (水)

Will Vinson:意欲作=傑作ではないという典型。

"It's Alright with Three" Will Vinson(Criss Cross)

_20190103アルトを主楽器とするWill Vinsonが,ピアノレス,ベースレスでサックス,ギター,ドラムス/パーカッションという変則的な編成で吹き込んだアルバムである。しかもバックを務めるのがGilad HekselmanとAntonio Sanchezなのだから,これは期待が高まるというのが一般的なリスナーであろう。

こうした変則的な編成でのアルバムであるから,意欲作と呼ぶに相応しいものであるということはわかる。だが,そうした意欲がアルバムのクォリティにまで反映されるかと言えば,決してそんなことはなかったという,よくあるパターンに陥ってしまった作品と言える。リーダーがアルバム・タイトルの如く,「3人でもOKよ」と言ったところで,こっちはそうは思えないのだ。

曲はスタンダードにリーダーのオリジナル,そして懐かしやMarc Johnson Bass Desiresの"Samurai Hee Haw"なんかが収録されている。この辺の選曲はまぁわからないでもないが,このトリオ,あるいはこの編成で何をしたかったのかってのがどう聞いてもよくわからないという感じで,意欲が空回りしている感覚を強く受けた私である。端的に言ってしまえば,必然性がないのだ。

もちろん,このメンツであるから,各々のフレージングには聞きどころもあると思えるものの,私にとっては魅力に乏しい失敗作であり,早くも売却対象となった残念なアルバム。Smalls Liveでの演奏を聞けばわかるように,真っ当な編成で勝負したってちゃんとしたアルバムを作れるのだから,こういうのは一枚で終わりにすべきだと思う。星★★☆。

Recorded on September 20, 2017

Personnel; Will Vinson(as, ss), Gilad Hekselman(g), Antonio Sanchez(ds, perc)

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