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2018年11月21日 (水)

Wayne Shorterの大作をようやくアップ。

"Emanon" Wayne Shorter(Blue Note)

Emanonもう新譜と言えないぐらい,リリースから時間が経ってしまったが,今年で85歳となったWayne Shorterによる新作である。どうしてこんなに記事を書くのに時間を要したかと聞かれれば,それは「聞くのが怖かった」というのが正直なところである(爆)。

昨今のWayne Shorterの音楽は,もはや現代音楽と言ってもよさそうなぐらいの,ジャズの領域さえ超越したスポンテイニアスな感覚があり,正直言って,聞くには相当の覚悟が必要なのである。前作"Without a Net"は素晴らしい作品だった(記事はこちら)し,その後の日本公演にも感動させられた(記事はこちら)にもかかわらずである。しかも今回は3枚組の大作とあっては躊躇してしまったというのが正直なところである。

今回の作品は,1枚目は不動のクァルテットとオルフェウス室内管弦楽団との共演,2枚目と3枚目にはクァルテットによるロンドンのライブの模様を収めているが,やっぱり超ハイ・テンションというか,もの凄い緊張感に満ちていて,聞き終えるとどっと疲れる。だが,年齢を全く感じさせないWayne Shorterの演奏に驚かされるのは,今回も全く変わりがない。そういう意味では音楽は満点でもよい。

しかし,私がどうしても疑問なのは,このパッケージングが必要だったのか?という点に尽きる。トータルなコンセプト・アルバムとして,こうしたいというWayne Shorterの気持ちはわからない訳ではない。しかし,このようなパッケージにすることにより,価格は非常に上がってしまったし,ストリーミングさえされていないということでは,これを買うしかないのである。さすがにそれは行き過ぎではないかと感じる部分があって,どうしてもシンパシーを感じられなくなってしまっている自分がいるのだ。Disc2,3の収録時間も頑張れば,1枚にできたんじゃないの?ってのも心象がよろしくない。

よって,トータルな評価としては,どうしても下げざるをえず,星★★★★とせざるを得ない。う~む。

Personnel: Wayne Shorter(ts, ss), Danilo Perez(p), John Patitucci(b), Brian Blade(ds)

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コメント

大作で、もう前人未到の地を走っているアルバムには違いありませんが、ブックレットなしのタイプのCDの発売があればなあ、というのは同じような感想です。置き場所が...。内容はちょっと難しい気がしましたけど、文句は全然ありません。

TBさせていただきます。

910さん,こんばんは。TBありがとうございます。

私も音楽には問題はないんです。確かに難しく,厳しいです。しかし,このテンションには尋常ならざるものを感じます。

それだけにこのパッケージにこだわる意味があるのかは,私にとっては疑問です。パッケージを含めた総合芸術だ!と言われてしまえば,反論の余地はありませんが,それでもこれはやり過ぎだと思いました。それだけに惜しいですよね。聞きたい人は相応にいるでしょうが,価格がそれを阻害するっておかしいと思います。

ということで,こちらからもTBさせて頂きます。

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