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2018年10月10日 (水)

今にして思えば,Jon Andersonがどっちつかずで,金儲け主義だったことがわかる"Union"

"Union" Yes(Arista)

_20181008_2このブログにも何度か書いているが,私はYesのファンで「あった」。今や,懐古主義以外の何物でもないバンドと堕した今のYesには何の興味もないし,彼らの音源はもはや老害としか呼べない程度のものとなってしまったことには,長年,彼らのファンを自認してきた立場としては非常に苦しいものがある。King Crimsonがやや懐古的になってきた感があるとは言え,いまだにエッジの立った音楽をやっているのとはだいぶ違う。

そんなYesの黄金期はどうしても1970年代となってしまうのは仕方ないが,"90125"から"Owner of Lonely Heart"が突然全米No.1を獲得するというような時期もあった。しかし,あれはTrevor Rabin Band Featuring Members of Yesなのであって,あれをYesと思えないファンも多かったのではないかと思う。そして,Chris SquireとAlan Whiteを除いた黄金期のメンバーがABW&Hとして,それこそ以前のYesっぽい音楽をやるという分断期に至ったぐらいの時期から,この人たちはおかしくなってきたように思う。

元祖Yes的なABW&Hと,のれん分けにもかかわらずYesを名乗るTrebor Rabin組は,分断したまま活動をするのかと思っていたところに,突然降ってわいたのがこのアルバムであった。それは私がNYに住んでいた頃のことだが,長年のファンとしては,「嬉しいような,怖いような」という山本リンダのような気分になっていた(爆)。だが,このアルバムの冒頭に収められた”I  Would Have Waited Forever"を店頭で聞いた瞬間に,許すと思えたのも懐かしい。だが,その段階では,このアルバムがどのような過程で生まれたかなんて知る由もなかった。

だが,ライナーを読んでしまうと,このアルバムに対する感覚は間違いなく悪化するはずである。結局は,ABW&HとTrevor Rabin組が別々に制作していた曲に,Jon Andersonのヴォーカル,Chris Scquireのコーラスをかぶせたって言うのが実態なのである。一度袂を分けた2つのグループが,結局は元の鞘に収まるってのは,美しいことのようであるが,結局は「機を見るに敏な」Jon Andersonが金儲けへの嗅覚を働かせて,作ってしまったというのがこのアルバムなのである。

全14曲中,ABW&Hのアルバムとして制作されていた曲が10曲もあるので,これはどちらかと言えば,そっち側の色彩が強い。そこに加わるTrevor Rabin組の4曲が浮くのは当たり前である。だからアルバムとしては,そこそこは楽しめる部分もあるが,どうにも中途半端な出来なのは仕方ないのである。だから,その後行われた8人Yesによるライブでは,このアルバムからの曲がほとんど演奏されなかった(と記憶している)のは仕方ないことだろう。結局は以前のレパートリーに依存せざるを得ないのはこの段階で分かっていたのである。

正直言って,結局のところ,これが本当のYesの終わりを告げるアルバムとなってしまったのではないかと,今では考えている私である。唯一このアルバムがよかったとすれば,1回限りではあったが,8人Yesによるツアーに導いたことであろう。私はMadison Square Gardenでそのライブを観たのだが,懐古的であろうがなんだろうが,"Awaken"とかをライブで聞けたことを大いに喜んでいた。だが,このアルバムはダメである。制作動機が不純過ぎてやっぱり認められない。Yesの個性はJon Andersonのヴォイスによるところが大きかったことは事実だとしても,こんなものを聞いているぐらいならJon Anderson抜きの"Drama"を聞いている方がはるかにましである。ということで,星★★ぐらいで十分だろう。久しぶりに聞いて,腹が立ってきたという珍しいアルバム(爆)。

そして,数年前にJon AndersonがTrevor Ravin,Rick Wakemanとツアーに出るに至っては,やっぱりこの人,あらゆる意味で動機が不純だと改めて思った。もうええわ。

Personnel: Jon Anderson(vo), Steve Howe(g, vo),Trevor Rabin(g, vo), Rick Wakeman(key), Tony Kaye(key, vo), Chris Squire(b, vo), Bill Bruford(ds), Alan White(ds, vo) with Tony Levin(b, stick) and others

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コメント

 寂しいですね。中年音楽狂さんにYESも相手にされなくなってしまったとは。
 でも仕方が無いです、私も代々木体育館での8人イエスを天井がガンガン、ビンビン響いた中で聴いたのが最後となって、その後は余興にしか聴き取れない状態となっています。
 しかしあの時代からと言えば・・・・ロジャー・ウォータースは相変わらす、「壁」と「豚」で頑張っているし、クリムゾンも商売上手とは言え、三人ドラムスとい離れ業を魅せたり、それなりに刺激は与えてくれています。
 そうそう、叱られそうですが(昔流に言えば、「石を投げないで」っていうところですが)・・・・フロイド派からみて、イエスはトレバー・ラビンの方が面白かったと言うのが私のイエス感なんです。

イエスは危機で終わったと今でも思っています。ビルが抜けたので。でもリレイヤーとトーマトは意外と好きかな。ロンリーハート以降は聞いてもいない、と言うことで語ることも出来ません(笑)

風呂井戸さん,おはようございます。返信が遅くなりました。

改めて8人Yesのライブを聞いたのですが、Trevor Rabinに花を持たせ過ぎって気もしましたが,まだ聞けましたね。その後は余興にしか聞こえないというのはおっしゃる通りですね。本当に昔の名前で出ています以外の何ものでもありませんね。まぁ、時代の流れの中で仕方ないことだとはおもっています。

カビゴンさん、おはようございます。

私は結構「ドラマ」ぐらいまではOKみたいな感じですが、まぁ90125は別のバンドのアルバムだと思えば腹も立ちませんかねぇ(笑)。

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