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2018年9月 9日 (日)

Stan Getzの"Apasionado"を改めて聞いて反省する。

"Apasionado" Stan Getz(A&M)

_20180902_3先日,Stan Getzの未発表音源について書いた時に,本作がどこにあるのかわからないとか書いてしまったが,今聞くとどんな感じなのかをどうしても確かめたくなって,クロゼットを漁っていたら,比較的短時間で見つかった。むしろ,見つけやすいところに置いてあったという感じか(苦笑)。

以前,このアルバムを聞いた時には,どうもピンと来なかったというのが正直なところである。別にStan Getzを聞くなら,こういう感じじゃなくてもいいのではないかと思えたように記憶している。だが,今回,改めてこの音源を聞いて,どうも感覚が違う。誤解を恐れずに言えば,これは極上のイージー・リスニングである。耳に心地よいことこの上ない。喧噪溢れる都会人の心を癒す音楽と言ってよいかもしれない。スムーズ・ジャズって言葉が世の中には存在するが,本当のスムーズ・ジャズってのはこういうものだと言いたくなるような演奏。ちょいとホーンがうるさく感じる部分もあるが,穏やかに時が流れていく,そういうアルバム。

ライナーには"Recorded Live"って書いてあるので,ホーンとストリングス以外は一発録音って感じなのかもしれないが,そういう意味ではStan Getzのテナーの歌い方って凄いよねぇと思わざるをえない。そして,こういうレコーディングを平気でやらせてしまうプロデューサーとしてのHerb Alpertの凄さってのもあるんだろうなぁ。

もちろん,これが,Stan Getzの音源において最も優れたものと言う気はないが,実はこの音楽を聞いて,音楽はその時々によって,感覚が大きく異なるということを考えれば,また改めて近いうちに,聞いてみる価値はあると思える音源であった。星★★★★。

ところで,ここで作曲やアレンジで貢献しているEddie del Barrioって,よくよく調べると,EW&Fの"Fantasy"の共作者である。多分,Calderaにもいた人だよなぁ。そういう発見もあったから,手持ちの音源はちゃんと聞かないといかんな。

Personnel: Stan Getz(ts), Eddie del Barrio(synth), Mike Lang(el-p, synth), Kenny Barron(p), Paulinho da Costa(perc), Jimmy Johnson(b), Oscar Castro Neves(g), Michael Landau(g), Jeff Porcaro(ds), George Bohanon(tb), Reginald Young(tp), Noland Smith, Jr.(tp), Rick Baptist(tp), Oscar Brasher(tp), William Green(sax), Tom Johnson(tuba)

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