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2018年9月 2日 (日)

マジで素晴らしいEmmylou Harrisの"Wrecking Ball"

"Wrecking Ball" Emmylou Harris(Elektra)

_20180901Emmylou Harrisと言えばカントリーってイメージが強いんだろうが,私の中で最初に記憶に刻まれたのはThe Bandの"The Last Waltz"で"Evangerine"を一緒に歌っていたことだったと思う。だが,カントリーのイメージが強いので,純正カントリー・ミュージックにはほとんど興味を持てない私のような人間にとっては,決して縁の深いミュージシャンではない。もちろん,いろんな人のバックで名前を見ることはあっても,それでいいじゃんという感じだったのである。

そんな私がこのアルバムを購入した理由は,世評の高さもあったが,やはりプロデューサーがDaniel Lanoisだったということが大きかっただろう。ここで聞かれる音場って,穏やかで緩やかなU2的なサウンドと言っても通用しそうな気もする。U2のLarry Mullen, Jr.も結構な数の曲で参加していることも無関係ではないだろう。

だがそうしたサウンド面はさておき,このアルバムの重要なポイントは,それこそアメリカ/カナダ音楽の重鎮のような人たちが書いた曲を,穏やかな中にも,刺激のあるかたちで歌い上げたことにこそあるように思う。DylanにNeil Youngやジミヘン,更にはSteve EarleやAnna McGariggle,Gilian Welch,Lucinda Williams等々と言えば,何をかいわんやって感じである。渋いチョイスというか,ある意味こうした人たちの曲が,何の違和感もなく並んでいることが凄いのだ。まさに見事に仕立てられたアルバムであり,Daniel Lanoisのプロデュース手腕ここに極まれりって感じがする。

こんな音作りゆえに,カントリー・ファンからは無視されたって話もあるが,これを聞かずにおくのは実にもったいない。本当に優れたヴォーカル・アルバム。素晴らしい。星★★★★★。

Personnel: Emmylou Harris(vo, g), Daniel Lanois(g, mandokin, b, dulcimer, perc, vo), Malcolm Burn(p, org, key, vib, g, b, perc, vo), Larry Mullen, Jr.(ds), Tony Hall(b, perc), Daryl Johnson(perc, b, vo), Brian Blade(ds, perc), Steve Earle(g), Sam O'Sullivan(roto wheel), Neil Young(vo, hca), Kufaru Mouton(perc), Lucinda Williams(g), Richard Bennett(g), Anna McGarrigle(vo), Kate McGarrigle(vo)

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