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2018年8月14日 (火)

出張の道すがら読んでいた「パット・メセニーを聴け!」

「パット・メセニーを聴け!」 堀埜 浩二(ブリコルール・パブリッシング)

Photo先日のバングラデシュの出張時に気楽に読める本を持って行こうと思って,出張前に買った本である。「~を聴け!」ってのは,亡くなった中山康樹の専売特許かと思っていたら,新たな人が出てきているってことだな。

まぁ,私も長年のPat Methenyのファンな訳で,この本に取り上げられている音源のかなりのものは保有している。そうした中で,やはりどうしても好みというのは出てくる訳であるし,何でもかんでもPat Methenyであればよいと言うつもりも毛頭ない。

それに対して,この人の論調は,あまねくPat Methenyの音楽,ディスクは優れていたり,聞きどころがあるという感じで,ほんまか?と言いたくなってしまう。まぁ,本人も「ありえたかもしれない,ライナーノーツの一気読み」なんて書いているが,ライナー・ノーツそのものにはそれこそあまり批評性はなく,美点を見出だすことに主眼が置かれることを考えれば,この本の論調自体にも問題はないのかもしれない。

しかし,やたらめったら名作,傑作,必聴とか言われると,私としては冷める。例えば,私はMetheny/Mehldauは,Brad Mehldauが遠慮し過ぎていて,あまり評価していないのだが,そういうところには目が全く向いていないところに限界を感じるし,"Zero Tolerance for Silence"や"Sign of 4"すら,著者にとっては興奮の材料なのかと思うと,へぇ~とならざるをえない。明らかに著者が評価していないのがTony Williamsの"Wilderness"ぐらいではないかとさえ思えてしまうのが,私にはさすがに行き過ぎではないかと思えるのだ。

大変な労作だとは思うが,中山康樹が持っていた批評性とユーモアがここには感じられないのが残念。そもそも老眼が厳しくなる私のような年寄りに,このフォントの小ささは苦痛でしかないということははっきり言っておこう。

そうした中で,明らかな校正もれがあるのは,書籍としては決定的な難点。だって,冒頭から早速誤植だもんねぇ。まぁ,あまりにマニアック過ぎて,校正者としてはついていけなかったのかもしれないが...(苦笑)。星★★★。

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