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2018年7月 8日 (日)

Antonio Sanchezはビッグバンド化しても素晴らしいが,私としてはコンボの方がいいと思う。

"Channels of Energy" Antonio Sanchez(CAM Jazz)

_20180707リリースされてから待てど暮らせどちっともデリバリーしないAmazonからHMVに発注替えをして,今頃になってこのアルバムが到着した。本作がリリースされたのは3月下旬だったはずだから,約3カ月半遅れとなってしまって,なんだか新譜として紹介するのもしまりがない(爆)。

それはさておきである。Antonio Sanchezのアルバムはどれも出来がよく,興奮度も高い音楽だと思っている。これまでのアルバムについても,私はかなり高く評価してきたつもりである。そんな彼の音楽はビッグバンド化しても,優れたものになるだろうという予測は簡単につく。本作もアレンジと指揮は名手,Vince Mendozaであるから,作品としての成功は約束されたようなものである。本作も聞いてみれば,モダン・ビッグバンドのアルバムとしてはよく出来たものという評価は可能だと思う。WDR Big Bandの面々のソロも立派なものである。

それはそうなんだが,私がビッグバンドのアルバムをあまり聞かないこともあるだろうが,私はここで演奏されている曲については,コンボで演奏したものの方が興奮度が高かったように思えるのである。私がAntonio Sanchezに求めるものは,演奏の熱量ということもあるが,それがビッグバンド化によって,やや薄まった感覚がある。これはあくまでも好みの問題ではあるが,私としてはこのアルバムに満足はしながら,Antonio Sanchezの本質はこれではないだろうと思ってしまった。

ただ,実によくアレンジされていて,2枚組で80分を越えるヴォリュームも一気に聞かせる力は十分にあるし,Antonio Sanchezのプッシュも効いている。結局どのような編成でも叩けるというドラマーとしての多才ぶりは十分に捉えられているが,でもやっぱり,私はコンボでの熱い演奏の方が好みだな。ということなので,完全に個人的な好みの問題ではあるが,星★★★★ってところに落ち着かせよう(苦笑)。

Recorded on December 5-10, 2016

Personnel: Antonio Sanchez(ds), Vince Mendoza(arr, cond), Johan Horfen(as), Karolina Strassmayer(as), Oliver Peters(ts), Paul Heller(ts), Jens Neufang(bs), Wim Both(tp), Rob Bruynen(tp), Andy Haderer(tp), Ruud Bruels(tp), John Marshall(tp), Lorenzo Ludeman(tp), Martin Reutner(tp), Jan Schneider(tp), Ludwig Nuss(tb), Shannon Barnett(tb), Andy Hunter(tb), Mattis Cederberg(b-tb), Paul Shigihara(g), John Goldsby(b), Omer Klein(p, el-p)

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コメント

ビッグバンドの演奏も素晴らしいとは思うのですが、気になったのは微妙にCD1枚に収まらない収録時間。このあたり曲の完成度を優先させているのだと思いますけど、1枚で聴きたかったかなあ、なんてことを思ってます。確かに才気が溢れすぎるくらいで、いろいろと出来てしまうところが、いい点でもあり、気になるところでもあり、です。

TBさせていただきます。今回も1発で入らず、数回トライしてみました。

910さん,こんにちは。TBありがとうございます。

確かにちょっと工夫すれば1枚に収まりそうなものですが,まぁ値段は抑えていたのでよしとしましょう。しかし,Sanchezの音楽を聞くならば,彼のコンボのアルバムの方が間違いなく燃えますよねぇ。これはこれで楽しめばいいと思いますが,その辺がちょっとした不満と言えばいいと思います。

ということで,追ってこちらからもTBさせて頂きます。

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新譜が手持ちラストなんだけど、今日のCDは2枚組でなかなか聴きごたえがあります。 [続きを読む]

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