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2018年6月19日 (火)

Jack Wilkins:それにしてもよく指が動くねぇ。

"Keep in Touch" Jack Wilkins - Kenny Drew Jr. Quartet (Claves)

_20180617_2_2先日,Jack Wilkinsの初リーダー作"Windows"をこのブログで取り上げたが,私は結構,Jack Wilkinsのアルバムを律儀に買ってきた方である。正直なところ,アルバム単位で言うと,あまり面白みも感じなくなったので,最近はそういうこともなくなったが,ある程度の枚数は保有している。しかし,一部を除いてすぐに取り出せる場所にはない。その程度の評価が私の中では確立してしまっている。このCDも別の探し物をしていて,気まぐれで取り出してきたもの。

 そんなJack Wikinsのアルバムは好き者が注目するぐらいで,全然盛り上がってこないのは,彼の実力を考えれば,非常に不思議なことである。非常にもったいないことではあるが,まぁそれもどうこう言っても仕方ないのかなぁと思ってしまう。

そのJack Wilkinsのテクニックがまさに素晴らしいものであることは,このアルバムを聞いてもすぐにわかる。スピード感とアーティキュレーションに優れた,コンベンショナルなジャズ・ギターと言ってよいだろう。そこに多少コンテンポラリー感を付加するのも,いかにもJack Wilkins的。ここでも高速フレーズを連発しながら,淀みのないフレージングを展開している。そこに,これまた結構なテクニシャンであるKenny Drew Jr.のピアノが相まって,なかなかにご機嫌な演奏が展開されている。

まぁ,それでもうまいのはわかるのだが,ちょっと似たような感じの演奏が続く印象があり,もう少しメリハリをつけてもいいような気がするし,こっちもちょっと「おなか一杯」って感じがしてしまうのはちょっと惜しい。それは演奏時間が70分近いということもあるかもしれないが。レパートリーは多岐に渡っており,Kenny Wheelerの"Smatter"なんて曲はかなりいいねぇと思わせるが,アルバムのトーンの一本調子感は否めない。まぁ,それでもちゃんと”If You Could See Me Now"なんてしっとりとやっていてかなりいいし,Jack Wilkinsのアルバムの中では,かなり聞きどころを持ったアルバムであり,もうちょっと手に取りやすいところに置いておこうと思うには十分であった。佳作と言ってよいアルバムとして星★★★★。

Recorded on May 18 & 19

Personnel; Jack Wilkins(g), Kenny Drew Jr.(p), Andy McKee(b), Akira Tana(ds)

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