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2018年6月10日 (日)

Fred Hersch & Anat Cohen: Herschの新作ピアノ・トリオ盤よりHerschらしいと言っては言い過ぎか。

"Live in Healdsburg" Anat Cohen & Fred Hersch(Anzic)

_201806092月にFred Herschが来日した時に先行してCotton Clubでも売っていたCDであるが,実は私はその時には買っていない。その後,ストリーミングで聞いて,これはかなりいいと思い始め,先日,珍しくもショップに行ったときに購入してきたものである。

Fred Herschが先日リリースしたトリオによるライブ・アルバム"Live in Europe"はレベルは高いのだが,Fred Herschらしい美感よりも,アブfストラクトで,トリオの緊密感を強く打ち出しているようにも感じられていて,もろ手を挙げて評価できなかったというのが正直なところである(記事はこちら)。しかし,こちらはいきなりHerschの美しいオリジナル"A Lark"で幕を開け,それこそこちらが期待する音が溢れ出してくる。

今回のデュオ・メイトであるAnat CohenとはNYCのJazz Standardにおけるデュオ・シリーズでも共演していたはずなので,Fred Herschにとっては馴染みの人だろうが,兄貴のAvishai Cohen(ラッパの方)とは音楽的には違う感じで,彼女のクラリネットはFred Herschのピアノに寄り添う抒情性をたたえたものと思える。

このアルバムが録音されたHealdsburgという町は,アメリカ西海岸有数のワイン・カントリーであるソノマ・カウンティにあるが,そういう町でこういう音楽を聞ける喜びってのは格別だろうなぁなんて思ってしまう。このアルバムもその町で開催されたHealdsburg Jazz Festvialの実況盤であるが,このフェス。毎年開催していて,今年も6/1~10の期間で行われている。Herschは今年はトリオで出演したようだから,このフェスとは結構縁が深いのかもしれない。場所柄行きたくなるところでもあるけどね(笑)。

それはさておき,これはFred Herschのリリカルな感じが聞けて,正直なところ,トリオ盤よりこっちの方が好きだなぁ。"The Peacocks"のイントロでは,最近のHerschらしいアブストラクトな感覚も若干顔を出すが,それはあくまでもイントロだけである。2月にこのアルバムをCotton Clubで購入しなかったのは,クラとピアノのデュオってどうなのよって思っていたところもあるのだが,それは完全に私が間違っていましたと言わざるをえまい。

とにかく,これは私が想定して以上によい。編成が編成だけに,演奏そのものにメリハリがつけにくいというところもあるかもしれないが,そんなことを気にせずに楽しめるアルバム。星★★★★☆。

Recorded Live at Raven Performing Arts Theater on June 11, 2016

Personnel: Anat Cohen(cl), Fred Hersch(p)

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コメント

閣下、トラバをありがとうございます。
ミーハーな私は、ネット予約をしていたのにもかかわらず、、
会場で買ってサインをいただきました。笑

新譜、すっごいハイレベルな仕上がりで申し分ないとおもうのですが。。
まぁ、こっちの方が好きなんです。笑笑
選曲も好みだし、ハーシュさまはもちろんですが、アナット・コーエンが素晴らしいですよね。

こちらからも、トラバいたしますね!

Suzuckさん,こんばんは。TBありがとうございます。

「こっちの方が好きなんです」って凄くよくわかります。私も同じ気分です。やっぱりHerschに求めるものって結構多くのオーディエンスに共通ではないかと思えます。

煮こごり,もとい,Nico Goriとのアルバムも改めて聞いてみます(あっちは買わずにダウンロードで済ませてます)。

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