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2018年6月27日 (水)

Dave Liebmanの"Fire":これはあらゆる意味で厳しい...。

"Fire" Dave Liebman(Jazzline)

_20180623_3Dave Liebmanは多作の人である。リーダー作はもちろん,神出鬼没にほかの人のアルバムにもゲスト出演しているから,一体何枚ぐらいアルバムがあるのやら...って感じである。日本で真っ当に情報を抑えているのは,新橋のテナーの聖地,Bar D2のマスターぐらいではないか。

そんなLiebmanがKenny Werner,Dave Holland,Jack DeJohnetteというリズム・セクションを伴ってアルバムをリリースすると知れば,購入意欲が高まる好き者は多いはずである。ピアノをRichie Beirachに代えれば,名作"First Visit"と同じメンツであり,あの世界の再現を期待してしまう。しかしである。ここで展開されるのはほぼフリー・インプロヴィゼーションと言うべきもの。別にフリーが悪いという訳ではない。私はLiebmanがEvan Parkerと対峙した"Relevance"は全面的に支持している(記事はこちら)し,フリー・ジャズにも抵抗はない。しかし,このアルバムには,このメンツならではと言うべき激烈感を感じることができなかったのは残念である。

火花が散って,それが燃え上がり,それが大火となり,地獄を見て,最後は灰燼に帰すという曲目を見れば,タイトル通り「火」をテーマにしたコンセプト・アルバムなのかと思いたくなるが,その燃え上がり方がどうにも私には中途半端に聞こえるのだ。燃え上がるなら,もっと徹底的に燃え上がって欲しいと思ってしまう。Liebmanにはそれができるはずだと思うがゆえに,ちょっとこのアルバムは私にとっては期待はずれだったと言わざるをえない。

演奏そのものの質は高いとは思うが,タイトル・トラック冒頭におけるピアノなんて,調律してんのか?と思いたくなるのも事実であり,もっと「ぐわ~っ」とならないと,どうにも私としては居心地が悪いと言うか,全面的に楽しめないのである。

私としてはDave Liebmanははまだまだ"Relevance"で聞かせたパワーが発揮できると思うので,これではやはりイマイチと言わざるをえないというのが実態。Liebmanのソロは聞きどころがあるのに免じて星★★★とするが,何度もプレイバックするような音楽だとは全く思っていない。音楽そのものも厳しいが,聞き続けるのも厳しい。

Recorded in April, 2016

Personnel: Dave Liebman(ts, ss, wooden-fl, c-fl), Kenny Werner(p), Dave Holland(b), Jack DeJohnette(ds)

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コメント

個人的にはけっこう気に入ったフリーなんですが、言われてみると、なるほどそうか、と思う面もあります。ケニー・ワーナーがここで?というのも意外な要素だったかもしれません。

TBさせていただきます。

910さん,おはようございます。TBありがとうございます。

このアルバム,なかなか難しいと思うのは,フリーでも激烈フリーにならないことだと感じています。こういう音楽に何を期待するかだと思いますが,私にとってはちょっとイメージが違うってところです。もちろんレベルは高いんですけど(笑)。

ということで追ってこちらからもTBさせて頂きます。

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