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2018年6月22日 (金)

まさに枯淡:Chris AndersonとCharlie Hadenのデュオ作。

"None But the Lonely Heart" Chris Anderson & Charlie Haden (Naim)

_20180617_3ブログのお知り合いの910さんが,ここのところCharlie Hadenのデュオ・アルバムの記事をアップされていて,そう言えばこんなのもあったなぁということで,久々に聞いたアルバム。

ピアノのChris Andersonは骨化不全症と盲目という二重のハンディキャップを背負いながら,独特なフレージングで,Herbie Hancockにも影響したと言われるミュージシャンである。Chris Andersonのアルバムは決して多くない中,本作はデュオ名人,Charlie Hadenとの共演を果たしたもの。まぁ,Chris Andersonその人そのものの知名度は必ずしも高くないだろうし,これもイギリスのNaimレーベルという地味なレーベルからのものなので,あまり目立つ作品とは言えないかもしれない。

だが,ここでの演奏は,基本的にバラッドで占められたものであり,一言で言えば地味であるが,それこそ渋い。まさに「枯淡」という表現しか思い浮かばない作品である。決してきらびやかな作品ではないし,ワクワクするような感覚のものでもない。しかし,この作品の持つ何とも言えない味わいにはまさに捨て難い魅力がある。

Charlie Hadenはいつもながらのベースって感じで演奏を行っているが,こういうセッティングには本当にぴったりの音を出す人だと思える。そして,Chris Andersonはあるいみクセのあるピアノを弾く人だと思っているが,ここでは非常に抑制された演奏となっており,夜中に聞くには最適だなぁと思わせる。今はなき,Bradley'sなんかでよくこういう演奏をしていたなぁと思いだしてしまう私だが,Bradley'sをこよなく愛していた私にとって,極めてフィット感の高い音楽である。2人の共作のブルーズ1曲以外は,渋めのスタンダードというレパートリーもいいねぇ。

歴史的な名演とかそういう類のものではないが,こういうのを愛すべき小品と言う。星★★★★☆。

Recorded on July 5-7, 1997

Personnel: Chris Anderson(p), Charlie Haden(b)

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