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2018年5月30日 (水)

Jack Wilkinsの初リーダー作:こんなものまで廉価盤で出ていたとは...。

"Windows" Jack Wilkins(Mainstream)

_20180529これは完全にノーマークだった。廉価盤として出ていたことすら認識していなかったのだが,Apple Musicで聞いて結構いいねぇと思って,Webを見ていたらCDとしてもリリースされているではないか。へぇ~と思うやら,日本って凄いねぇと感じるやらの一枚である。

Jack Wilkinsは非常にテクニックもあり,優秀なギタリストであるにもかかわらず,いつまでた経ってもマイナーなままなのがちょっと可哀想だと思えるぐらいだ。彼が日本で認知度が高まったのはRandy Brecker,Eddie Gomez,Jack DeJohnetteと吹き込んだ"Merge"あたりで,その後にMichael Breckerを迎えた"You Can't Live Without It"で好き者の心を捉えたって感じだろうが,その後がアルバムは出すものの,やっぱりメジャーにはなれない。 これだけの実力者なのに本当に不思議でならないが,彼が注目を浴び始めた時代はクロスオーバー/フュージョンが流行っていた頃であったのも影響しているかもしれない。

しかし,この作品を聞いていると,やっぱり実力者だってのはよくわかるし,ジャズ好きの心をくすぐる選曲もたまらん。ベースのMike Mooreのオリジナル2曲以外の収録曲は,Chick Coreaの"Windows",John Coltraneの"Naima",Wayne Shorterの"Pinocchio",そしてFreddie Hubbardの"Red Clay"なのだ。オーセンティックと言うよりも,コンテンポラリーとでも言うべきこの選曲に惹かれるよねぇ。そして繰り出されるフレージングは,多様性もありながら,おぉっ,これぞJack Wilkinsみたいなものばかりである。長年,彼を贔屓にしてきたと言う割に,このアルバムを聞いたのは多分初めてだと思うのだが,これは選曲のよさもあって,かなりよかった。ただ,このジャケでは売れんだろう(爆)。

全然,リリースされていたことも知らなかったが,昨今ストリーミングに依存して,CDの購入枚数は減る中で,これは買ってよかったと思えるものであった。彼のアルバムの中でも,結構高く評価できると思うってことで,星★★★★☆。

Recorded in 1973

Personnel: Jack Wilkins(g),Mike Moore(b), Bill Goodwin(ds)

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コメント

これには反応しますね。10年に数回しか思い出さない奏者ですが。
このアルバムは知りませんでした。早速、ストリーミングで聴いていますが、初期のほうがいいですね、この人。安いレコードが見つかるまで、ストリーミングで我慢、とか思っています。
やはりWindowsではじまるのがミソですが、同じパターンでハマったのが、Louis StewartのI thought about you。Lithaで捉まった。youtubeが消えていたので、試聴できないのですが、似た空気です。

kenさん,こんばんは。

お役に立てて何よりでした。結局のところJack Wilkinsは70年代が一番よかったってことになるのかもしれませんね。このアルバムは選曲の勝利ですね。いいアルバムでした。

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