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2018年5月 9日 (水)

GWに見た映画をまとめてレビュー

英国出張時に見た映画についてはまだ記事をアップしていないが,その前にGW中に見に行った映画について書いておこう。別々に書くと,音楽の記事がアップできなくなるので,劇場で見た3本についてまとめて書いてみよう。それにしても見てるものがバラバラだなぁ。

①「アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー("Avengers: Infinity War")」('18,米,Marvel)

Avengers_inifinity_war監督:Anthony Russo, Joe Russo

出演:Robert Downey, Jr., Chris Hemsworth,Mark Ruffaro, Chris Evans, Scarlett Johansson,Benedict Cumberbatch,Josh Brolin

全世界で大ヒット中のこの映画であるが,5/1の割引を使って行ってきた。まぁ,見ればわかるのだが,この映画の主役はJosh Brolin演じる悪役のサノスであり,Marvelのキャラクターはこの映画では,サノスに翻弄されるかたちでの群像劇を演じている感じである。そうした意味ではサノスを中心とするオムニバス・ストーリーのようにも感じさせる(ポスターもそういう感じになっているねぇ)。なので,見ているとMarvelに関わるありとあらゆるキャラが出てきて,目が回るようなストーリーが展開されているのだが,まぁ次作ではどうなるかという期待を高めてのエンディングとなっていることは言うまでもない。そういう意味では商売上手と言わざるをえない。

まぁ,アメコミの映画化なのだから,目くじら立てず楽しめばいいと思うので,映画としては星★★★☆ぐらいとしておこう。一点だけ言っておきたいのは,この映画は上映前に「エンド・ロール後にも映像がある」旨の注意書きが表示されているにもかかわらず,エンド・ロール中に席を立つ人間がいるのが信じられない。最後まで見れば,次作への伏線が張られていて,どういう展開になるかを期待させるのだが,帰ってしまう人ってのはそういうことも知らずに帰る訳だ。私は常々,エンド・ロールも最後まで見ないと映画は見たことにならないと思っている。エンド・ロール中に帰る観客は,それはそれで勝手だが,ほかの観客に迷惑を掛けないように立って欲しいものだ。更に,今回のように,注意書きを出しても帰る客は自己責任で帰るのだから,あんな注意書きは不要である。

②「君の名前で僕を呼んで("Call Me by Your Name")」('17,伊/仏/米/ブラジル)

Call_me_by_your_name監督:Luca Guadagnino

出演: Armie Hammer, Timothée Chalamet, Michael Stuhlbar

これは「アベンジャーズ」の後,ランチをはさんではしごして見たものである。この2本,違い過ぎやんけ!と言われれば,返答の余地がないが,まぁいろいろな映画を見たいのよと開き直ることにしよう。

私が行ったのは5/1だったが,終日チケットが完売という凄い人気ぶりだったが,James Ivoryが脚色賞でオスカーを受賞したのはさておき,このストーリーがどれぐらい観客に刺さるのかというとどうなのかなぁとも思ってしまう。夏のイタリアでのアバンチュール(死語!)と言うには切なさが勝ってしまうが,美形の男性二人の恋というところに我々が感情移入できるかどうかである。映像は美しいし,演技も演出も優れているが,LGBTのうち,GとBが描かれるので,単純な青春映画とはならない。

James Ivoryは原作の途中までを脚色したということで,本当は監督もやる気だったらしいが,Luca Guadaninoとの共同監督はうまくいかないだろうという判断(おそらくそれは正しい)により,脚色に徹したようである。しかし,スタッフは続編を作る気満々らしいので,主人公二人のその後が描かれるときにどうなるのかというのは大いに気になる。

いずれにしても,この映画はラスト・シーン近くのMichael Stuhlbar演じる主人公の父のセリフにより,切なくも苦い物語でありながら,非常に後味はよい。正直なところ,私には感情移入の難しい世界だったのだが,映画としてはなかなかよく出来たものだったと思う。また,本作は音楽が素晴らしく,久しぶりにサントラ盤が欲しくなってしまうものであった。星★★★★。

③「リメンバー・ミー("Coco")」(’17,米,Pixar/Disney)

Coco監督:Lee Unkrich, Adrian Molina

声の出演:Anthony Gonzalez, Gael García Bernal, Benjamin Bratt, Aleanna Ubach

GWの劇場通いの最後がこれである。これは家人と見に行ったものだが,ヒスパニックを意識するところがディズニーらしいなぁと思いつつ,ストーリーはうまいものであり,ついつい涙腺が緩んでしまった私である。

「007 スペクター」にも登場していた「死者の日」はこれのことだったのかという発見もあったが,映画は極彩色の死者の国において多くのシーンが描かれるが,この死者の国での背景や群衆の描き方がアニメーションとしては見事としか言いようがなく,それだけでも見る価値がある。

また,泣かせどころをわかっているシナリオにはまんまとはめられてしまった私であるが,ちゃんと家族愛を描くところも憎い。歌もいいしねぇ。「死者の日」というのは日本でのお盆のようなもので,世界でもやり方は違っても同じようなことをやるのねぇというのが実感であったが,とにかくこの映画,音楽も素敵だし,大人が見ても十分楽しめる。ただ,併映の「アナ雪」の短編は季節感全く無視ってのはどうなのよ。米国ではホリデイ・シーズン前の公開だからそれでもよかっただろうが,今の日本には全く合わないストーリーではないか。正直言って,「アナ雪」の映像はそれはそれで楽しめても,私には「リメンバー・ミー」だけで勝負できたのにという感が強い。それほど,この映画,よく出来たものなのである。星★★★★。

映画を見てもらえばわかるのだが,なぜこの映画の原題が"Coco"なのかには深い意味がある。それを考えると,思い出すだけで私の涙腺はまたも緩んでしまうのである。

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