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2018年4月 4日 (水)

改めてTracey Thornの「遠い渚」を聞く。

"A Distant Shore" Tracey Thorn(Cherry Red)

Photo先日,このブログにシンセ・ポップ的な色彩の強いTracey Thornの新作"Record"について書いた(記事はこちら)。随分とEverything But the Girlでやっていた音楽とも違うなぁと思わせたが,翻って1984年にリリースされた彼女の初ソロ作を聞いてみた。Tracey Thornにはこの前にMarine Girlsのアルバムが2枚あるが,彼女が広く知られたのは多分こっちの方からだろう。

私が保有しているのは国内盤を中古でゲットしたもののはずだが,オリジナルの8曲に加えて,EBTGで82年にリリースしたシングルから2曲を加えた構成となっている。このEBTGの2曲が若干雰囲気が違っていて,しかもそれを途中に挟み込むというやり方はどうなのかねぇ。こういう編集方針はどうなのかねぇと思ってしまうが,こういうところが1990年ぐらいの国内盤にはよくあったような気もする。まぁ,国内盤に限らず,ジャズ系でも別テイクを並べ立てるような編集もよくあったが...。最新の紙ジャケ盤は一番最後に持って行っているようだから,そっちなら許せる(笑)。

それはさておき,彼女のギター1本にヴォーカルという超シンプルな構成で録音されているが,これぞネオアコみたいな感じである。この当時からTracey Thornの個性はそんなに変わっていない気がするが,それでもこのシンプリシティってのは今の耳にはむしろ新鮮に響く。やっぱりいいねぇ。冒頭の"Small Town Girl"もいいが,Velvet Undergroundのカヴァー,"Femme Fatale"もいいねぇ。原石のような魅力というのはこういうものだろう。ジャケも素敵である。星★★★★☆。

Personnel: Tracey Thorn(vo, g)

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コメント

いやあ、今日初めて、30年以上聞いて来て漸く気付きました。このアルバムは今日初めて聞いたのですが、この若いTraceyの声で気付きました。The Style CouncilのThe Paris Matchで物憂げなボーカルを取ってたのはTraceyだったのですね。あの曲は大好きでよく聞いていたのですが、いやあ全く気付かなかった。これまで何度もEBTGを聞いても全く気付かなかった。マイ大発見、ありがとうございます。

カビゴンさん,またまたおはようございます。

私はなぜかスタカンの音楽には縁がなかったです。なので,"The Paris Match"という曲も存じませんが,ゲスト・ヴォーカルだったとしても,多分Tracey Thornの個性はちゃんと出るってことですよね。単なるバックグラウンド・ヴォーカルに留まらないってのは立派なことですね。

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