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2018年3月27日 (火)

"Relayer"を久しぶりに聞いた。

"Relayer" Yes (Atlantic)

_20180325_3私は長年のYesのファンであった。もはや過去形でしか言えないのは悲しいが,くだらない旧作再現ライブをリリースし続け,長年のファンの顰蹙を買っている彼らにはとうに愛想が尽きている私である。だからと言って,過去のアルバムを手放す気はないし,「危機」や「究極」は今でも好きなことには変わりはない。

そうした長年のファンである私にとっても本作の前作である「海洋地形学の物語」は,非常に評価の難しいアルバムであった。端的に言えば,冗長で緊張感に乏しいアルバムとしか私には思えなかったのだ。同作で評価が難しくなったYesが,Rick Wakeman脱退を受けてリリースしたのが本作であるが,これも賛否が分かれるアルバムの典型みたいになってしまっている。これはPatrick Morazがもたらしたテンションが,従来のYesのサウンド・カラーに変化を及ぼしたことが大きいと思うが,今回,久しぶりに本作を聞いても,従来の作品との明らかな違いを感じてしまった。まぁ,一言で言えばYesっぽくない。

そういう印象を与えるからといって,このアルバム,改めて聞いてみれば,結構いいアルバムだったと思える。ここまでの緊張感を保ちながら,タイトなリズムの上で,Steve HoweのギターとMorazのキーボードが躍動するっ感じなのだ。まぁ,「躍動」というにはちょっとテンションが高過ぎるというのが正直なところである。そう言えば,昔,このラインアップによるライブ映像のレーザー・ディスクを保有していたなぁなんて思ってしまうが,再生環境がなくなって廃棄してしまったのはもったいなかった。今やYouTubeで見られるから全然問題ないが...。

いずれにしても,Yesというバンドとしては異色のアルバムと言えるかもしれないが,まだまだプログレど真ん中みたいな演奏という気もして,悪くないなぁなんて思っている。もちろん,この次にRick Wakemanが復帰した「究極」の方が彼ららしさがより強くなっていて好きだが,それでももう少し評価されてもいいアルバムだと思う。星★★★★。

ちなみに,私が持っているのは再発盤だが,ここにボーナスで入っている「錯乱の扉」のおそらく初期のリハーサル・ヴァージョンだが,キーボードが入っていない状態では全然違う曲に聞こえるのが面白いが,これが結構カッコいいのだ。ボーナス・トラックだからと言ってバカにしてはならない。

Personnel: Jon Anderson(vo), Steve Howe(g, vo),Patrick Moraz(key), Chris Squire(b, vo)Patrick Moraz(key), Alan White(ds, perc)

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コメント

Yesは基本、FragileからTormatoまでの6作しか聴きませんが、やはり最もお気に入りはClose to the Edgeです。BrufordのドラムとSquireのベースが好きで、Steve HoweのギターとWhiteのドラムが苦手。とは言いながら、FragileよりはRelayerとTormatoの方が好きかも。Relayerは今聞くとリズムセクションが良いですね。Whiteの音が重過ぎてAndersonのボーカルに代表される高域での躍動感に欠ける気がするのが惜しいところです。Keyboardに関しては余り気にならないですね、どちらでも。オーケストラの様な弦楽器の音はメロトロンを使ってるのでしょうか?あれがあればYesは充分かなと思っています。

カビゴンさん,続けてこんばんは。

まぁ,"Close to the Edge"が最高傑作なのはYesファンならずとも一致する見解だと思います。"Fragile"は私もとっ散らかった印象を与えるので,悪くはないですが,それほど評価はしていないですね。有名曲はいいですが。

Patrick MorazとRick Wakemanは全然個性が違いますが,ここでの音楽はどう考えてもRick Wakemanには合わないと思っています。Alan Whiteは気にしたことなかったですが,Brufordと比較してはちょっと可哀想な気も...。

今聞き直すとWhiteのドラムも本当に凄く良いです。が、やはり高音域で勝負するYesにはスコーンと抜けるBrufordのドラムの方が相性あったと思います。Morazはその後moody bluesでも弾いていましたが、Relayerと同じでエッジが効いていて意外と好きですね。

カビゴンさん,おはようございます。返信が遅くなりました。

Patrick Morazの方がRick Wakemanよりかなりハイブラウだと思いますので,フィット感に違いはありますよね。Rick Wakemanは万人向けの感じがします。

ドラムスに関しては,確かにBrufordのドラムスにはいい意味での「すこーんと抜けた」感覚がありますね。これも個性の違いってやつですね。

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