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2018年3月16日 (金)

Francesco Cafiso~Mauro Schiavoneライブ@イタリア文化会館参戦記

Cafiso_duo__foto_1

たまにジャズ系の無料ライブをやってくれるイタリア文化会館であるが,今回はFrancesco Cafisoとピアニスト,Mauro Schiavoneのデュオ・ライブであった。ここでのライブは,日頃ジャズと縁遠そうな聴衆が多いのは,武蔵野スイングホールと似た感じであるが,文化交流を進めてくれるのだから,別に文句はない。

Francesco Cafisoと言えば,わずか9歳で登場し,まさに神童と言われ,日本でも騒がれだしたのが2005年ぐらいだろうか。今回の来日は2005年以来と言っていたように思うが,それでも彼は1989年の5月生まれなので,まだ28歳なのである。彼の年齢を改めて調べて,本当に驚いた。最近は名前を聞くことも少なくなっていたところに突然の来日であった。相方のMauro Schiavoneは1975年生まれなので,一回り以上年齢は上だが,最近のCafisoのアルバムに参加しているようである。

そうした二人のデュオだが,前半はCafisoのオリジナルを中心に,後半はスタンダード("Moon River"以外は曲名が思い出せない...)に加えて「ふるさと」なんかもやってしまうというプログラムであった。一言で言えば,Francesco Cafisoのアルトは朗々とよく歌う。そしてMauro Schiavoneのピアノはかなり饒舌なのだが,テクニックは十分感じさせるもので,聞いていて思ったのが,これが本当のカンツォーネ・ジャズ(笑)だなって感じである。とにかく歌心は抜群である。逆に言えば,やや陰影に乏しいって気もするが,それはアンコールでやったエモーショナルな"Left Alone"で帳消しにしたってところだろうか。まぁ,ちょいとやり過ぎ感はあったが,あれはあれでよかった。

彼らの演奏を聞いていて,つくづくイタリア・オペラの国だなぁとさえ思ってしまったが,いずれにしても,こういう演奏を無料で聞けるのは本当にありがたいことであった。彼らのツアー・スケジュールを見ても,今回の演奏についてはサイトに掲載されていないし,日本でのほかの演奏の予定もなさそうなので,今回のライブのためだけに来日したようだが,こうなると今回のスポンサー(協力と書いてある)であるブルガリジャパンに感謝せねばなるまい。

会場ではCafisoがお好きなブログのお知り合い,oza。さんともお会いすることができたが,サイン会がなかったのはちょっと残念だった。まぁ,それでもCDの即売もしていなかったようだし,欲がないんだねぇとも思ってしまった。今日の会場ではさすがに撮影は憚られたので,今日はイタリア文化会館のサイトから写真を拝借。いずれにしても,28歳にしてこのキャリア,この歌心,まじで驚いた私である。

Live at イタリア文化会館 アニェッリホール on March 14, 2018

Personnel: Francesco Cafiso(as), Mauro Schiavone(p)

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コメント

昨晩は、ありがとうございました。
おたがい、そそくさと帰って文章書きにいそしんでいたということで (^^;;

自分は"前半が"としていますが、オペラっぽいと書いていまして、やっぱりそんな感じでしたよね。
後半になるにしたがって、ノッてきた感じでより良い演奏が聴けたと思います。

そして、こんな演奏を聴かせてもらって、まったくもってブルガリには感謝でありますね!


コメント内TBさせていただきます。
https://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/64442475.html

oza。さん,こんにちは。リンクありがとうございます。またこちらこそ昨晩はありがとうございました。

昨日,家に帰ってCafisoがまだ20代と知って驚きましたが,Jazz Italianoの演奏なんてティーンエイジャーの演奏だったなんてとても信じられません。もう少しジャズ寄りの演奏でもよかったようにも思いますが,大いに楽しめました。

ということで,追ってこちらからもTBさせて頂きます。

いつも拝見しております。
Francesco Cafisoといえばフィルウッズ大先生と節回しまでそっくりな演奏をし、完全コピーアルバムのようなものまで出してましたね。ものすごいテクニックをもった神童が出てきたと驚きでしたが、最近は大先生の影も薄くなり,まだまだ自分の音楽を模索中といった印象です。その辺はどのように感じられたでしょうか?
しかし、無料ライブなんですね。イタリア文化会館これからチェックします。

ねこねこさん,はじめまして,ですよね。コメントありがとうございます。

今回の演奏を聞いていて,私にはPhil Woods的な感覚はあまりなかったですかねぇ。むしろ,イタリア人としての出自を活かした歌心,あるいは特に出身地であるシチリアの血を感じさせるような演奏が多かったように思います。スタンダードも,"Left Alone"を除けば軽く吹いている感じがありました。Cafisoもまだ28歳ですから,自分のスタイルはこれから確立していくのではないかと思います。

イタリア文化会館は私は今回が3度目だったはずですが,なかなか日本では見られないプログラムをやっていて面白いです。無料ライブはすぐに予約で埋まってしまいますので,メルマガに登録して,情報が出たらすぐチェックというかたちにして頂ければと思います。

いずれにしましても,引き続きよろしくお願いします。

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