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2018年2月14日 (水)

Steve Reichの新作が出た。

"Pulse / Quartet" Steve Reich(Nonesuch)

_20180212Steve Reichの作品は結構な頻度でNonesuchレーベルからリリースされているが,今回は近年初演された2曲を,その初演を行った人たちによる演奏で収録したものである。"Pulse"は2016年11月にInternational Contemporary Ensemble,"Quartet"は2014年10月にColin Currie Groupによって,それぞれNYCのカーネギー・ホール,ロンドンのクイーン・エリザベス・ホールで初演されたものとのことである。

1曲目の"Pulse"は弦にフルート,クラリネット,ピアノという室内楽的な編成,そして2曲目の"Quartet"はピアノ2台,ヴァイブラフォン2台といういかにもReichらしい編成によるもの。編成そのものはReichらしいのだが,特に"Pulse"の方はミニマル感はいつもよりも控えめって気がする。もちろん,どちらもミニマルであることは否定しないが,メロディ・ラインがより明確なのが今回の特徴ってところではないかと思える。ミニマル的な響きは,通奏低音的に流れるバックエンドの響きの方に感じられる。

また,"Quartet"はピアノとヴァイブの組合せということもあって,ついついChick CoreaとGary Burtonのデュオを想起してしまう。ユニゾンに聞かれる美的感覚はCorea~Burtonと相通じるものがあるが,ここはReichなので,彼らの音楽ほどのスリルを求めてはならない。でも美しいものは美しいのである。

本作は,2曲合わせても31分強という収録時間ではあるが,いまだSteve Reichが新作を書き続けていることに触れられるだけでもよしとしなければならないだろう。一聴して,万人向けなのは"Quartet"だと思うが,何度か繰り返し聞いていくうちに,各々の曲の要素が自ずと明らかになってくるように思える。ということで,"Pulse"が星★★★★,"Quartet"を星★★★★★として,間を取って星★★★★☆。

Recorded on May 28, 2017 & May 30, 2016

Personnel: International Contemporary Ensemble<Josh Modney, Gabby Dioz, Michi Wiancko, Pauline Kim(vln), Kyle Armbrust, Wendy Richman(vla), Claire Chase, Alice Teyssler(fl), Joshua Rubin, Campbell MacDonald(cl), Jacob Greenberg(p), Greg Chudzik(b)>,Colin Currie Group<Colin Currie, Sam Walton(vib), Phillip Moore, Simon Crawford-Phillips(p)>

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