最近のトラックバック

2018年5月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

2016年おすすめ作

無料ブログはココログ

« 美しくも趣味のよいAlan Pasquaのトリオ・アルバム | トップページ | 今聞いてもよく出来ていると思えるRod Stewartの"Vagabond Heart" »

2018年2月 5日 (月)

これはいい!Bobo Stensonのトリオ作がECM的美学炸裂。

"Contra la Indecisión" Bobo Stenson Trio (ECM)

Bobo_stensonBobo Stensonがトリオでアルバムをリリースするのは6年ぶりのことだそうである。そんなになるのかと思いつつ,私は聞きに行けていないが,来日公演もしていたから,そういう風に感じるのかもしれない。

Bobo StensonはECMの黎明期からアルバムをリリースし続けているが,私は彼のアルバムでも,今回ほど最初の一音からまいったと思わされたことはあまりなかったかもしれない。これぞ完璧なECM的な美学。メンバーのオリジナルに加え,冒頭のタイトル・トラックがキューバのシンガー・ソングライター,Silvio Rodriguezから始まり,中盤にはバルトーク,サティ,更にはスペインのモンポウ(この人のピアノ曲はECM New SeriesでHerbert Henckが弾いた"Musica Callada"という素晴らしいアルバムがある)という現代音楽的な曲も入れて構成されたこのアルバムの美的な感覚は,まさにECM好きのハートを鷲掴みって感じなのである。あまりにツボに入り過ぎて,私は「おぉっ...」となってしまったと告白せざるをえまい。

この素晴らしき美感は(部屋を暗くして,膝を抱えながら,ネクラ的に)黙って楽しむというのが,私には最適と思える。この音楽に多言は無用であり,ただ身を委ねればよい。それによって,日頃の憂さを間違いなく忘れることができると思える,それほど美しい音楽である。若干現代音楽的な響きが強くなる瞬間もあるが,私のような現代音楽のピアノ音楽を好む人間にとっては何の問題もない。だが,全般的に見て(聞いて),これでダメなら,Bobo Stensonを聞くのはやめなはれってところだろう。喜んで星★★★★★としよう。

それにしても,これが今年購入したCDの2枚目というのは,自分でも結構凄いことだなぁと思う。今までが買い過ぎだったってことかもしれないが,それにしても人間変われば変わる,と言うか,購入意欲,保有意欲は確実に減退しているなぁ。むしろ,聞く時間も限られているので,購入を厳選しているってことにしておこう(笑)。1枚目が本田珠也で,2枚目がこれなら2枚買って2枚とも当たりなのだ。

今年は今後もこういう感じになるのかもしれない。新譜は控えめ,基本は温故知新でいいんだけど。

Recorded in May 2017

Personnel: Bobo Stenson(p), Anders Jormin(b), Jon Falt(ds)

« 美しくも趣味のよいAlan Pasquaのトリオ・アルバム | トップページ | 今聞いてもよく出来ていると思えるRod Stewartの"Vagabond Heart" »

ECM」カテゴリの記事

ジャズ(2018年の記事)」カテゴリの記事

新譜」カテゴリの記事

コメント

理屈抜きでいいと思えるピアノトリオで、しかも甘すぎず、ECMらしさ満載なので、聴いてうれしかったです。何かで本人は北欧的と言われるのを好まない、と読んだことがありますが、それでもそう言いたいです(笑)。

TBさせていただきます。

910さん,こんにちは。TBありがとうございます。

これは本当にいいアルバムでした。ECMらしいと言うか,本当に美学に貫かれているアルバムで,冒頭からして本当にしびれてしまいました。

ということで,こちらからもTBさせて頂きます。

トラバをありがとうございます。

CD2枚目なのですか?すげぇ!!
アタリだけひいてますね♪

前作に引き続いて美サイレンスとしか言いようのない美しさだとおもいました。
3人の個性がうまく重なり合った空間での、、絶妙な感覚の共有が素晴らしいです。
誰1人ぬけても成り立ちませんよね♪

トラバしますね。

Suzuckさん,こんにちは。TBありがとうございます。

このBobo Stensonはいいですねぇ。マジで気に入ってます。ここまで痺れた彼のアルバムは初めてかもと思いながら,旧作を聞き直したくなりました。

中年音楽狂さん、当方へもお出ましいただいて有り難うございました。私はBartokのM3とか MompouのM6あたりにしびれました。こうした心の琴線にふれるような流れはお気に入りなんです。今作は彼らのフリー・ジャズっぽいところは以前の作品より少なかったと思いますが、よいアクセントになっていてこのあたりの構成がにくいところだとも思ってます。

風呂井戸さん,こんばんは。TBありがとうございます。

このアルバムは,クラシック/現代音楽の曲も交えながら,彼らの個性に仕立て上げているのが素晴らしいです。本当に次回の来日こそ逃さず聞きに行きたいと思わせるに十分なアルバムでした。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/198475/66357399

この記事へのトラックバック一覧です: これはいい!Bobo Stensonのトリオ作がECM的美学炸裂。:

» Contra La Indecision/Bobo Stenson Trio [ジャズCDの個人ページBlog]
ECMレーベル新譜聴き3日目。今回の4枚の中では、やはりこのアルバムが目当ての人 [続きを読む]

» まさに美サイレンス 『Contra La Indecision / Bobo Stenson Trio』 [My Secret Room]
スウェーデンの至宝、ボボ・ステンソンのトリオが新譜をだしました! 2015年には [続きを読む]

» ボボ・ステンソンBobo Stenson Trio 「Contra la indecisión」 [灰とダイアモンドと月の裏側の世界]
久しぶりに巨匠のピアノの世界に浮遊 <Jazz>Bobo Stenson Tri [続きを読む]

« 美しくも趣味のよいAlan Pasquaのトリオ・アルバム | トップページ | 今聞いてもよく出来ていると思えるRod Stewartの"Vagabond Heart" »

Amazon検索

2017年おすすめ作