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2018年1月 4日 (木)

社会復帰に向けての音楽はLee Morgan(笑)。

"Here's Lee Morgan" Lee Morgan (Vee Jay→Koch)

Lee_morgan正月休みも終盤なので,そろそろ社会復帰に向けて,和みの音楽からよりヴィヴィッドな音楽も聞かねばということで,選んだのが本作である。私が保有しているのは別テイクを丸ごと1枚のCDに収めた2枚組の再発盤であるが,こういう編集方針はいいよねぇと思わせる。別テイクは理由があって別テイクになっているのであって,オリジナル・テイクはオリジナルのフォーマット,並びでちゃんと聞きたいと思うからである。

Lee Morganと言えば「私が殺したリー・モーガン」という映画が上映されているが,Lee Morganが内縁の妻,Helen Morganにより撃たれて亡くなったが1972年。まだ33歳だったわけだが,逆に言えば50年代後半から活動をしていたLee Morganの早熟ぶりを示しているように思える。

Lee MorganはほぼBlue Note専属みたいなキャリアだったが,1960年だけこのアルバムを含むVee Jayへのリーダー作を吹き込んでいるのはどういう理由なのかよくはわからないが,メンツからしてもほとんどBlue Noteじゃんって感じで,よき時代のハードバップが楽しめる。後々になって,1964年の"The Sidewinder"がヒットしたことで,ロック・ビートを取り入れた演奏が増えるLee Morganであるが,まだこの頃は正調ハードバップって感じである。こういう軽快かつノリもよく聞けるハードバップというのは,仕事はじめに向けては丁度いいって感じである。

そうした中で,ミュートで吹かれる"I'm a Fool to Want You"のバラッド表現が素晴らしく,20代前半でこういう演奏をしてしまうってのが凄いセンスだと思う。安易に天才という言葉は使いたくないが,まさに天賦の才能と言わざるをえない表現力と言えると思う。

ということで,仕事への臨戦態勢はまだ整っていない(笑)が,助走期間に聞くには適した音楽であった。星★★★★。

Recorded on February 8, 1960

Personnle: Lee Morgan(tp, fl-h), Clifford Jordan(ts), Wynton Kelly(p), Paul Chambers(b), Art Blakey(ds)

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