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2018年1月10日 (水)

Bobby Watson入りの永井隆雄4のライブ盤が楽しい。

"Live at the Someday" 永井隆雄 (Someday)

_20180104私にとってBobby Watsonについての記憶は結構鮮烈である。まずはその時の話から。私がNYCに在住していたのは1990年8月から1992年の6月という短い期間であったが,そんな期間においても,数多くのライブに接する機会があったことは私にとっては幸せなことだった。当時はニューポート・ジャズ・フェスティバルがJVCジャズ・フェスティバルと言われていたころで,91年のフェスにおけるライブにも何本か足を運んだ。当時のNY Timesの記事をWebで検索してみて,私がBobby Watsonを見たのは”Be-Bop: 40 & Younger"だったことがわかる。40歳以下の中堅,若手ミュージシャンによるセッション・ライブであったのだが,そこにいたのがBobby Watsonである。

NY Timesの記事を紐解いてみると,出演予定者としてはIra Coleman, Billy Drummond, Jon Faddis, James Genus, Christopher Hollyday, Christian McBride, John Marshall, Mulgrew Miller, Lewis Nash, Billy Pierce, Wallace Roney, Renee Rosnes, Bobby Watson, James Williams, Kenny Washington,そしてRoy Hargroveとある。ここに書いてあるメンツが全部出たかについては記憶が定かではないが,その中で最も強烈な印象を残したのがBobby Watsonだったことは間違いない事実なのである。サーキュラー・ブリージングも使った強烈なソロ・フレーズでは,同じアルトのChristopher Hollydayを圧倒し,格の違いを見せつけた。もちろん,Bobby Watsonは早くからJazz Messengersにも参加していたから,キャリアとしても違うって感じだったが,それにしても強烈だったのである。

そんなBobby Watsonであるが,本人のアルバムには正直言ってあまり面白いものがなく,この人は,特にライブの場において,共演者として場をさらう感じがいいのではないかと思っている。本作もそんな感じだと言ってよい。

歯科医との二足の草鞋を履く永井隆雄が,新大久保SomedayにBobby Watsonを迎えたこのライブは,ブローイング・セッション的と言ってしまえばその通りであるが,まぁFeaturingとは言いながらも,実際の主役はBobby Watsonであったということになるだろう。MCもBobby Watsonがやってるしねぇ。いずれにしても,ここに聞かれるBobby Watsonの歌心溢れるソロを聞いていて,91年夏のことを思い出してしまう私である。通常バラッドで演奏される"In a Sentimental Mood"でこれだけ盛り上げてしまうのがBobby Watsonらしい。そして,"E.T.A."の強烈なことよ。いずれにしても楽しいことこの上ないアルバムである。甘いの承知で星★★★★☆。

Recorded Live at Someday on November 29, 1988

Personnel: 永井隆雄(p),Bobby Watson(as), 鈴木良雄(b),磯見博(ds)

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