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2017年12月10日 (日)

なかなか面白いオランダ人ヴォーカリストによるJoni Mitchell集。

"Both Sides Now: A Tribute to Joni Mitchell" Lydia van Dam Group(VIA Records)

_20171209常々書いているが,私はJoni Mitchellのファンである。彼女の公式アルバムは全て保有しているし,ブートもどきも何枚か持っているし,参加アルバムもかなりの数を保有しているぐらいだから,かなり気合が入っているのである(笑)。長年,彼女の音楽に魅了されている立場としては,彼女の曲を演奏した作品にも食指が動く。代表的なところで言えば,Herbie HancockやMarc Coplandになるだろうが,スウェーデン発の素晴らしいカヴァー・アルバムもかなり前にこのブログで取り上げたことがある(記事はこちら)。そんな私も全然知らなかったアルバムがこれだが,某通販サイトで情報を仕入れて入手したものである。

結論から言ってしまえば,Joni Mitchellの歌は,Joni Mitchellによって歌われるのが一番いいのは当然なのだが,ジャズ的なフレイヴァーを持たせながらJoni Mitchellの曲を歌ったこのアルバムは,なかなか面白い。ジャズ的なフレイヴァーと言っても,典型的な4ビートではなく,コンテンポラリーな感覚を持っているので,ジャズ・ヴォーカルにカテゴライズされるとしても,カクテル・ラウンジで歌われるようなヴォーカルとは異なる。

そして,このアルバムを聞いていて思うのは,Joni Mitchellの音楽というのは全然古びないなぁということである。このアルバムも録音されてから20年近い時間が経過していても,曲そのものの魅力は全然変わらないことは,よくよく考えると凄いことだと思える。まぁ,主役のLydia Van Damの声は,Joniの歌を歌うにはちょっと素直過ぎるような気もするが,それでも聞きどころは十分にある。選曲は新旧取り混ぜたものだが,バランスとしても悪くないと思う。

ということで,これは結構楽しめるカヴァー・アルバムとして,Joni Mitchellファンは聞いておいても損はあるまい。バックではYuri Honingのソプラノが結構効いているとともに,Sven Schusterのエレクトリック・ベースがコンテンポラリー感を強めていると言ってよいだろう。星★★★★。それにしても,"Shadows And Light"はいい曲だ。

Recorded in November 1998

Personnel: Lydia van Dam(vo),Yuri Honing(sax), Sebastian Altekamp(p), Sven Schuster(b), Joost Lijbaart(ds), Bart Fremie(perc)

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