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2017年10月23日 (月)

たまったCDを聞かねばってことで,きょうはダニグリの新作。

"Remembrance" Danny Grissett(Savant)

_20171022出張に行っている間にも,いろいろCDがデリバリーされていて,それらをさっさと片付けねばならない。最近はApple Musicのおかげで,新譜についてはほとんど試聴できるようになってから,購入するCDの枚数はかなり減った私だが,無条件に発注してしまうものもある。このダニグリもそんな一枚である。

今回,Criss CrossからSavantレーベルに移籍しての第一作だが,本人にそれによる気負いのようなものは全くないようである。だって,前作"The In Between"とフロントのWalter Smith IIIがDayna Stephensに代わった以外のリズムのメンツも一緒だし,レーベルが変わったからと言って,目新しいことをやらねばならないという意識はダニグリにはないと思える。だが,それは決して悪いことではないし,自分の音楽に対する自信の表れだと言ってもよいだろう。Dayna Stephensにしても,Brad Mehldauたちとバラッド集を出してしまうような人なので,まぁ,ダニグリとやることには違和感ないしねぇ。どちらかと言えばソフトなサックスのトーンもここでの音楽に合っていると思う。

そして,常々私がダニグリに抱いている「ノーブル」というイメージは今回も全然崩れていない。本当に上品な演奏をする人である。この人の音楽においては「コテコテ」なんて言葉は全く無縁である。とにかく端正である。それは冒頭の"Woody'n You"から最後の"Detour Ahead"まで一貫している。ある意味,熱くならないところに不満を覚えるリスナーもいるかもしれないが,私にはこの上品な感じも捨てがたい魅力に映るのである。やはりこの人の音楽は非常に質が高いと今回も思わせるに十分な作品であった。ちょいと甘いかなと思いつつ,星★★★★☆。

Recorded on April 19, 2017

Personnel: Danny Grissett(p, el-p), Dayna Stephens(ts,ss),Vicente Archer(b), Billl Stewart(ds)

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