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2017年8月29日 (火)

Marc Coplandを伴ったGary PeacockのECM新作は前作踏襲って感じだが,相変わらずいいねぇ。

"Tangents" Gary Peacock Trio (ECM)

TangentsGary PeacockがMarc Coplandを迎えて,前作"Now This"をリリースしたのが今から約2年前のことである。そして,今回,全く同じメンツでアルバムがリリースされたのだが,私としてはMarc Copland入りってことで今回も期待を込めての購入となった。

"Now This"もしばらく聞いていないので,あくまでも直感的な感じではあるが,基本的には前作と似たような感じを受ける。前作でも聞かせた静謐系で,美的なピアノ・トリオの演奏はここでも健在である。フリーなアプローチを交えながらの演奏は,ECMレーベル・ファンにとっては直球ど真ん中な路線だろう。

そんな中で,私がまいってしまったのが"Spartucus"である。Alex Northが映画「スパルタカス」のために書いたこの曲は,Marc Coplandはこれまでにも"Poetic Motion"でやっているが,Marc Coplandのようなピアニストにこそぴったり(Fred HerschもJordan Hallでのライブ”Let Yourself Go"で演奏している)な美的な曲である。この曲が流れてきたときに,やっぱりこの人たちにはこういう演奏が相応しいと思ったが,これとか"Blue in Green"がこれほどはまるのは,このトリオだと思わってしまった。Marc Coplandとは長い共演経験を持つGary Peacockであるが,Marc Coplandの個性をちゃんと理解しているし,古希を過ぎても全然衰えを感じさせないのは立派である。

そして,このトリオが"Rumblin' Talkin' Blues"でブルーズを演奏しても,ちっともブルーズっぽく聞こえないのには笑えるが,そういう個性の人たちなのだから,それでいいのである。誰も彼らにどブルーズを期待してはいまい(きっぱり)。

ということで,この手の音楽が好きな人が気に入ること必定。それにしても,Gary Peacockのベースの音がいい感じで捉えられている。いいねぇ。ということで,ちょっと甘いと思いつつ星★★★★☆。いっそのこと,このトリオで日本に来てくれないかなぁ。

Recorded in May, 2016

Personnel: Gary Peacock(b), Marc Copland(p), Joey Baron(ds)

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コメント

ゲイリー・ピーコックがもう高齢なので、演奏を心配してましたけど、杞憂でした。このトリオは素晴らしいです。キース・ジャレット・トリオはもうないかもしれないですが、こちらで続いてくれればなあ、と思います。

TBさせていただきます。(今はいらないようなので、後でまたトライします。)

910さん,こんばんは。TBありがとうございます。

確か,KeithのトリオはGary Peacockが高齢という理由で,活動を制限したと記憶しているのですが,こういう音源を聞いてしまうと,まだまだ全然問題ないですよね。ツアーがきついんだろうとは思います。私も最近は海外出張がきつくなってきたので,感覚的には理解できます。

ということで,追ってこちらからもTBさせて頂きます。

トラバをありがとうございました。
精神は滅びることがないという感じですか。

色々あって、どどどっといっぺんに聴くことになりましたが、、
これは、めちゃめちゃ気に入ってしましました。
閣下と同じく「Spartacus」と「Blue in Green」には、降参しました。笑
ピーコックだけでなく、色々な方々に長生きして欲しいです。。

トラバしますね。

Suzuckさん,おはようございます。TBありがとうございます。

まぁこの音であれば,Suzuckさんのお気に召すのは当然ってところですかね。かく言う私もそうですが。このトリオ,鉄壁ですから。

いずれにしてもGary Peacock,全く衰え知らずです。素晴らしき老人ですね。

 中年音楽狂さんのこのところの精力的な書き込みに、遅れていまになってのコメントです(^^)。
 ほんとにGary Peacockには脱帽です。まさにいぶし銀の輝きですね。この深遠なる思索的世界に・・・・私もその歳になった時に到達できるのかと・・・ふと考えながら愛聴盤にしています。
 TBもさせて頂きました。

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