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2017年5月 4日 (木)

懐かしの"Benny Rides Again"

"Benny Rides Again" Eddie Daniels & Gary Burton(GRP)

_20170429_2先頃引退を発表したGary Burtonであるが,一時期GRPレーベルに所属して,かなりコンテンポラリー感の強いアルバムをリリースしていたものである。だって,ホーンがBob Bergではテンション高くなるでしょう(笑)。そんなGary BurtonがGRPの10周年記念企画として,クラリネット/サックス奏者のEddie Danielsとリリースしたのが本作である。お題の通り,これはBenny Goodmanトリビュートと言ってよい作品である。

アルバムについて述べる前に,もう一人の主役であるEddie Danielsについてちょっと書いておこう。私が彼の名前を意識したのは,浪人中か,学生時代かに輸入盤屋をうろついていて見つけた"Morning Thunder"というアルバムでのことである。クラリネットでフュージョンをやってしまうという物珍しさもあって,買ってはみたものの,どうもしっくりこず,売却対象となってしまったのだが,YouTubeで聞いてみたら,冒頭の"Good Morning,Bahia"のイントロだけは今でも印象に残っていた(笑)。まぁ,それでも色物は色物ってことだったと思う。

そんなEddie Danielsはサックスも吹くが,ここではクラリネットに専念して,Benny Goodmanに捧げるということだが,そういうことになると,Gary BurtonはLionel Hamptonの役割ってことである。しかし,このアルバムが吹き込まれたのは1992年,しかもレーベルがGRPではストレートなトリビュートになる訳はないが,コンテンポラリーな感覚を持ちながらも,比較的オーセンティックな感覚も持ち合わせる演奏になっている。

このアルバムがリリースされた25年前(光陰矢の如し!)におけるBenny Goodmanの音楽の捉え方と,現在の捉え方では大きな違いもあると思うが,古き佳きスウィング・ジャズは今の人たちにはどのように感じられるのか非常に興味深い部分もあるが,上述の通り,本作はコンテンポラリーな感覚もあるので,古臭さは感じさせない。しかし,それでもこのゆったり感は今の時代のスピード感とは相容れないように感じるのは私だけだろうか。まぁ,私のようなオッサンにとっては,こういうのもありなのだが,たまに聞いているといいかもなぁと思ってしまった。と言いつつ,つい先日まで,このCDは実家に置いたままだったことは告白しておかねばならないが...(爆)。

ってことで,ちょっと甘めの星★★★★ぐらいってことにしておこう。Gary Burtonを聞くなら,これからでなくてよいが(笑)。

せっかくだから,Eddie Danielsの"Good Morning, Bahia"音源を貼り付けておこう

Recorded on January 14 & 15, 1992

Personnel: Eddie Daniels(cl), Gary Burton(vib), Mulgrew Miller(p), Marc Johnson(b), Peter Erskine(ds)

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