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2017年4月11日 (火)

懐かしいねぇ:増尾好秋の「サンシャイン・アヴェニュー」

"Sunshine Avenue" 増尾好秋(Electric Bird)

_20170409_2このアルバムがリリースされたのは1979年のことである。私は高校3年だったってことになるが,これってLP買ったなぁ。

私がジャズを聴き始めたのは高校1年ぐらいで,正直,ジャズと言っても,クロスオーバー/フュージョンが主体だったと言っても過言ではない。もちろん,例外もあったが,私がジャズという音楽の本質を理解したのは,浪人中にジャズ喫茶に入り浸って,本ばかり読んでいた頃なので,1979年ぐらいはまだまだロック的なテイストを持っている音楽に惹かれていたのは事実である。もちろん,その当時はLPを買う余裕もそんなになかったので,色々な音楽に接していた訳ではなかったから,まだまだ私も音楽については知識も豊富ってことはなかった。本作を買ったのも,スウィング・ジャーナルで高い評点が付いていたからだと記憶している。少なくとも,前作"Sailing Wonder"より評価は高かったはずである。

そうした本作が廉価盤としてリリースされたのは,2014年末だったようである。その時に改めて購入して,このアルバムを聞いたのは,本当に久しぶり(少なくとも25年以上ぶり)だったが,それをまたまた今頃になって棚から引っ張り出して聞いてみた。

一言で言えば,懐かしいサウンドである。タイトル・トラックにおけるT.M. Stevensのベースは,あの頃のディスコ・サウンドのような趣があり,そういう時代だったのだと思わせる。アルバムとしてはロック・フレイヴァーとソフトな曲がいい具合に混在していて,今聞いてもなかなか楽しめるアルバムであった。

今にして思えば,このアルバムにおいては,キーボードのVictor Bruce Godseyが持ち込むファンクあるいはソウル的な感覚が,非常に魅力的に響く。彼のエレピを聞いていると,HummingbirdにおけるMax Middletonを想起してしまうのである。1曲で聞かれる彼のヴォーカルもソウルフルだしねぇ。

この頃は盛んに日本人ミュージシャンが,外国人ミュージシャンと組んだアルバムがリリースされていた頃だが,さすがNY生活の長い増尾だけに,当時は無名でもいいメンツを選んでいると感じさせる。その後,Jazz Cityレーベルのオーナーとして,多くの佳作(大傑作とは言わないが,どれもが結構味わい深い)をプロデュースする増尾好秋の才覚が,そんなところにも表れているように思えた。懐かしさも含めて星★★★★としてしまおう。

Personnel: 増尾好秋(g, synth, perc), Voctor Bruce Godsey(p, el-p, key, vo), T.M. Stevens(b), Robbie Gonzales(ds), Papo "Conga" Puerto(perc), Jorge Dalto(p), Charles Talerant(perc), Shirley Masuo(perc), Michael Chimes(hca)

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コメント

すごく懐かしく当時を思い出します。
クラシックピアノしか知らなかった私が、友達のカセットテープを聴いたら、なんて、すごい音楽なの!と、感動した一つです。十代の多感な時期だったので、高中正義、山下達郎、スティービーワンダー、エアサプライ、すごい勢いで、他のアーティストも聴くきっかけになったアルバムです。
ユーミンのLPを学校で聴くのでもないのに、持ってくるクラスメートもいて、歌詞の情景にふける乙女達でした。女性アーティストも、大貫妙子の歌い声が似ていると言われ、ピアノ弾き語りを、よく独りで練習していました。ポプコンに出るのが夢で、曲も創っていた当時、いいなぁ。

ひまわりさん,こんばんは。お久しぶりです。

10代ってのは触れる音楽も初めてのものが多いですから,後々まで音楽の嗜好に影響を及ぼす感じはしますねぇ。私はこのアルバムも,結構早い時期に売ってしまった記憶がありますが,久しぶりに聞いてみて,よくできていたなぁと改めて感心しました。

私もハードロック→プログレ→アメリカン・ロック/ジャズと推移してきましたが,10代に聞いていた音楽のかなりの部分は今でも好きです。あの頃が懐かしいです(苦笑)。

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