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2017年4月15日 (土)

これが未発表だったとは信じられないぐらいよい,Miles色濃厚なJohn Surmanのアルバム

"Way Back When" John Surman(Cuneiform)

_20170414毎度おなじみテナーの聖地,Bar D2で聞かせてもらって,一発でしびれてしまい,即発注(笑)したアルバムである。但し,John Surmanなので,テナーのアルバムではないが...。

このアルバムは1969年に録音されながら,マスター・テープが行方不明になり,数少ないテスト・プレス盤を除いて,幻化していた音源なのだが,そのマスター・テープが2003年に見つかって,めでたくリリースされたものである。但し,最後の"Out And About"はテープに収録されていなかったため,テスト・プレス盤から音源を起こしたものだが,正直,そんなことはどうでもよいと思えるほど,これがカッコいいサウンドなのだ。

冒頭のJohn Taylorのエレピが聞こえてきた瞬間から,私は「おぉっ,Miles的!」と思ってしまったのだが,録音された日付から考えれば,彼らが影響を受けていたのは"In a Silent Way"か,ロスト・クインテットのライブ演奏ってことになるだろう。その手のサウンドが好きならば,間違いなくこれは「買い」のアルバムである。

ライナーによれば,本作はJohn Surmanが"The Trio"としての活動開始前に,一種の「さよならセッション」として行われたものらしいのだが,センチメンタルな要素はゼロ(爆)。あくまでもハイブラウな演奏が展開されていて,これはまじでよい。こんな音源が埋もれていたこと自体が信じられないし,更にはよくぞ発掘してくれたと言いたい。かつ,こんな音源を紹介してくれるBar D2のマスターには感謝するしかない。

サウンド的にはMiles的と書いたが,その一方で,Lalo Schifrinが書く「ダーティ・ハリー」のような映画音楽的に響く部分もあって,時代の音と言えば,そう言える部分はある。しかし,ジャズ的なスリルに溢れ,聞く者を興奮させること間違いなし。"Owlshead"でのバリトン。・サックスなんて最高だしねぇ。いやいや,これはまじでいいわ~。星★★★★★。

Recorded on October 7, 1969

Personnel: John Surman(ss, bs), John Taylor(el-p), Brian Odgers(el-b), John Marshall(ds), Mike Osborne(as)

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コメント

おおっ!まさに電化マイルス的でかっこいいですね!これは愛聴盤になりそうです。自分のサーマンのイメージとほ全然違いました。先入観は怖いですね…

増田さん,こんばんは。お気に召して幸いです。

確かにここまでMiles的なSurmanは珍しいかもしれません。こういう音源が購入せずともApple Musicとかで聞けるって,本当にいい時代です。それにしてカッコいいですよね。

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