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2017年4月22日 (土)

ストレート・アヘッドなMike Sternもまたよしってことで。

"High Standards" Steve Slagle(Polydor)

High_standardsこのアルバムは懐かしい。Mike SternがMiles Davisのバンドで,一躍シーンの前線に出てきたときに,やれデブだ,やれイモだと言われていた頃に,突如,Carla Bleyのプロデュースにより,吹き込んだストレート・アヘッドな作品である。聞けばわかることだが,マイキーはちゃんとジャズだって弾けるってことが明らかになった作品である。

アルバム・ジャケットでは,当時Carla BleyのバンドにいたSteve Slagleがトップに来ているので,彼のリーダー作ということにしておくが,5人のミュージシャンが連記されているので,バンドとしてのセッション・アルバムと言ってもよいだろう。

私は,今やマイキーのかなりのファンであるが,出てきた当時からカッコいいギターだとは思っていた("The Man with the Horn"の1曲目,"Fat Time"は今聞いてもしびれる)だが,本当に目覚めたのはずっと後になってからのことである。やっぱり55 Barで生に接した経験は大きかったと思っている。

そんな私でも,このアルバムは結構早い時期に入手して,長年聞いてきたアルバムである。本作は一度もCD化されたことがないと思うが,埋もれさせるには実に惜しい作品と言わざるをえない。コンベンショナルなモダン・ジャズ的なセッティングにおけるMike Sternのギターに触れることができたのは,多分これが最初の機会だったはずで,今にして思えば,買っておいてよかったと思える,快調そのものの演奏なのである。

特にB面なんて,"I Hear Rhapsody"~"I Thought About You"~"Speal Low"って並びだしねぇ。正直言ってたまりません。マイキーは相変わらずのマイキーなのだが,本作では当然(?),ディストーションは使っていない。マイキーらしい,コーラスを掛けたサウンドで4ビートを演じているのだ。後にジャズ的な編成やらスタンダードを演じたアルバムもリリースしたマイキーだが,この頃からうまかったってことを改めて認識させてくれる作品である。

ある意味,お気軽に作った感じがしないわけでもないが,やっぱり好きってことで,希少度込みで星★★★★★としてしまおう。

Recorded on September 27 & 28, 1982

Personnel: Steve Slagle(as), Mike Stern(g), Ted Saunders(p), Harvey Swartz(b), Victor Lewis(ds)

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