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2017年3月 7日 (火)

バスクラ好きの私:今日はDavid Murrayのバスクラ集

"Ballads for Bass Clarinet" David Murray (DIW)

_20170305私はEric Dolphyのバスクラにはまって以来,バスクラの音というのが結構好きである。近年で言えば,Thomas Savyの"French Suite"なんていう素晴らしいアルバムもあったし,ショップに行くと,必ずHamiet Bluietteのコーナーを見てしまうような私だが,今日はDavid Murrayのバスクラ集である。

David Murrayはテナー・サックスが主としても,バスクラも結構演奏することが多い。だからと言って,バスクラで通したアルバムってのはなかったと思うが,そんなMurrayに1枚,バスクラでアルバムを作らせてしまうのが,DIWレーベルらしい。DIWが海外配給もしていた(なんと,米国での配給はColumbiaレーベルというのが今となっては信じがたい)のは,私がNYCに住んでいた頃なので,90年代前半のことと思うが,本作もそんな頃に吹き込まれたものである。この頃で言うと,DIWには"Shakill's Warrior"なんてのもあったなぁ(遠い目...)。

本作は"Ballad for Bass Clarinet"なんてタイトルがついているが,何もバラッドばかりやっているわけではなく,ミディアム・テンポの曲も含まれている。だが,ここでのDavid Murrayは比較的コンベンショナルな演奏ぶりで,この人の凶暴性を好むリスナーにとってはやや物足りないものに感じるかもしれない。しかし, "Lovers"(これに関する記事はこちら)や"Morning Song"のような結構コンベンショナルな作品も好みの私としては,こういう路線でも全然問題なしである。

もちろん,David Murrayのバスクラの咆哮を浴びたいと思う気持ちがないわけではないが,こうした落ち着いたMurrayもいいと思う。まぁ,ちょいとプロデュースとしては安易だなぁって気がしないわけでもないが,悪くはないと思う。星★★★★。せっかくなので,ドラムスを除いて同じメンツでBlack Saintに吹き込んだ"I Want to Talk About You"でも聞いてみるとするか(笑)。

Recorded on October 14 & 15, 1991

Personnel: David Murray(b-cl), John Hicks(p), Ray Drummond(b), Idris Muhammad(ds)

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