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2017年3月17日 (金)

何年経っても凄かったChick Corea Elektric Band

Chick_corea_eb_at_blue_note昨年,NYCのBlue Noteにおいて,Chick Coreaの生誕75周年を記念して,長期に渡っての連続ライブ・シリーズが展開された際に,再編されたChick Corea Elektric Bandである。私は出張中にJohn McLaughlinとのデュオを見ることができたが,やはりReturn to ForeverとかこのElektric Bandとか,賑々しい音も聞きたかったなぁと思っていたところに,彼らの来日が決まった時には,正直小躍りした私である。そんな彼らの来日公演の東京の初日を聞きにBlue Note東京に出掛けてきた。

振り返れば,私が彼らの演奏を生で見たのは,約25年前に遡る。場所は,今はなきBottom Lineであった。その時のメンツは今回の来日メンバーと同じクインテットであったが,今回それ以来の演奏に接して,もちろん彼らも年を取ったし,私も年を取った。しかし,彼らが今回披露した演奏は,四半世紀を経ても何らテンションが変わらないところが凄い。彼らのきめきめのユニゾンを聞いて興奮しない人間なんているのかと思えるほどのスリリングな展開を聞かせた。

もちろん,テクニシャン揃いであるだけに,ソロ回しが長くなり,やや冗長な感じがする瞬間がなかったわけではない。しかし,彼らの鬼のような演奏を聞いていたら,ほとんどの聴衆は満足して家路についたはずだが,私が聞いた2ndセットは,アンコールまで約1時間45分という長丁場となったが,Chick Coreaは本当に75歳?と思わせるほど元気そのものであった。

昨今のChick Coreaのライブによくある,Chickが弾くフレーズを続けて聴衆に歌わせるという趣向は,正直なくてもいいと思えるし,Frank Gambaleとの対位法的なフレーズのやり取りも,私にとってはイマイチ感があったのも事実である。しかし,この人の頭はどうなっているのかと思わせるDave Wecklの反応,スウィープ・ピッキングによるFrank Gambaleの早弾き,エモーショナルなEric Marienthalのサックス,ファンクも哀愁もなんでもありのJohn Patitucciのベース,そして御大Chick Coreaのいかにもなフレージングをまとめて聞かされたら,まいったと言うしかないのである。まじでよくやるわ。

演奏は非常に楽しめたが,その一方で,やたらにつまらん蘊蓄を並べる隣のおっさんには辟易としていた私である。音楽を楽しむだけならいいが,つまらんコメントを曲間に並べるのはやめてくれと言いたいわ。こういう客ってBlue Noteには多いよなぁってつくづく思う。バンドには何の責任もないが,それがまじで残念。

尚,当日のセット・リストがブルーノートのサイトにあったので,貼り付けておこう。

1. Silver Temple
2. Eternal Child
3. Ished
4. Captain Jocelyn
5. Johnny's Landing
Encore: Got a Match?

Live at Blue Note東京 on March 16, 2017

Personnel: Chick Corea(p, key), Eric Marienthal(as, ss), Frank Gambale(g), John Patitucci(b), Dave Weckl(ds)

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コメント

お疲れ様です。
私がElektric Bandを見たのは
90年代で中野サンプラザでした。
もう記憶がないですw

Eric Marienthalもいて
john Patitucci , Dave Weckl
Acoustic Bandのメンバーも復活していてベストですね。

Chick Coreaも75歳になってもElektric Bandやるパワーは
凄いです。

やっぱ演奏は生で聞きたいですね。
蘊蓄を並べる隣のおっさんは要らないですがw

Kさん,こんにちは。

おっしゃる通り75歳であのパワーは驚異的でした。それぞれのミュージシャンの見た目も随分老けたとは言え,まだまだ若々しい感じでした。Frank Gambaleの太りっぷりが目立ちましたが(苦笑)。

全くこんなライブに行けただけでも良かったと思いますが,隣のおっさんだけが本当に気に入りませんでした。しかし,ほかの聴衆はちゃんと聞いていたと思いますし,傾聴に値する演奏だったと思います。

閣下、トラバをありがとうござました。m(_ _)m

大盛況でしたよね。ぎっちりと詰まった観客の熱気もライブの醍醐味です。
でで、私もできたらあの歌唱指導はやめてほしいです。。
ライブは、皆さん超絶なのですが、、特にベースとドラムは凄かったですね。
ソロもバッキングも素晴らしかったです!

今回はあの方達のパワーを直接浴びただけでも幸せでした。

こんばんは。
私が把握した狭い範囲ですが、多くの日本人ミュージシャンが参戦した模様です。川口千里さん、櫻井哲夫さん、安部潤さん、大菊勉さんあたりですね。やはりレジェンドです。
蘊蓄おやじ、確かにBlue Noteに比較的多い感じがします。そういう輩は妙なオーラを放つのでできるだけ近づかないように気をつけますが、運悪く近くに座ってしまったら、全力で彼の存在そのものを心の中で消すようにしています(爆)
4月のKurt Rosenwinkelライブでそんな輩に出会わないよう願っております。

Suzuckさん,こんばんは。TBありがとうございます。

いや~,おっしゃる通り。立錐の余地もないって感じで,開園前のロビーは酸欠手前みたいな感じでした。

記事にも書きましたが,テクニシャン揃いなんで,ソロ回しはやや冗長感があったのも事実ですが,Dave Wecklのタイトなドラミングは全く変わりがありません。いつ見ても,彼の頭の中はどうなっているのかと思っていしまうほどの正確無比ぶり。凄いです。

もちろん,バンド全体がえげつないぐらいなので,燃えに燃えるのは当然ですが,満足できたことは間違いありません。まだまだChick Coreaはいけますね。

奇天烈音楽士さん,こんばんは。

まぁ,ミュージシャンも見に行きたくなるライブであることは間違いないですよねぇ。

Blue Noteは蘊蓄おやじ,やたらに騒ぎたがる輩など,問題のある聴衆を目撃する頻度が,Cotton Clubより絶対高いですね。同じミュージシャンで,両方のクラブに出る場合,私は間違いなくCotton Clubを選びますね。とにかく,いい年をこいたおっさんが,蘊蓄たれている姿は私からは失笑ものです。

Kurt RosenwinkelはBlue NoteよりCotton Clubの方が間違いなく似合うと思いますが...。私は今のところ,参戦予定はありませんが,是非お楽しみ下さい。蘊蓄おやじの隣になりませんことをお祈りします(爆)。

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