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2017年2月12日 (日)

Enrico Pieranunziの新作はクラシックをモチーフにしたトリオ・アルバム。

"Ménage à Trois" Enrico Pieranunzi(Bonsai)

_20170205_2Enrico Pieranunziはここ暫くCam Jazzレーベルから作品をリリースしていたが,最近は専属契約をやめたらしく,色々なレーベルからタイプの異なる作品をリリースしている。多作の人なので,なかなか全部追いかけるということはできないが,今回はドラムスがAndre Ceccarelli(チェカ爺)ということもあり購入となったが, 購入してからクラシック作品,それもフランス近現代の作曲家の作品を中心とした作品と知って,ちょっと不安が高まった私である。因みに,取り上げているのはサティ,プーランク,ミヨーの曲に加え,必ずしもフランスではないところも含んでいるが,ドビュッシー,バッハ,シューマン,フォーレ,そしてリスト等の曲に因んだPieranunziのオリジナルとなっている。

だからと言って,Pieranunziのことなので,ストレートにクラシカルな演奏をするというわけではなく,それらの曲を素材,もしくはモチーフとしてジャズに仕立てているので,ジャズ・ファンとしてもそんなに抵抗がなく聞けるはずである。そもそも冒頭のPieranuziオリジナルである"Mr. Gollywogg"からして,快調な4ビートで飛ばすので,へぇ~となってしまったが,それよりびっくりしてしまったのが,サティの「ジムノペディ」をボッサっぽくやっていることである。収録曲においては,確かにテーマを弾くとクラシック的に響くこともあるが,それは意図的にやっていると思われる。例えば,最終盤の3曲に顕著であるが,Pieranunziのオリジナルにもかかわらず,テーマは極めてクラシカルな響きなのである。それとアドリブ・ラインがいい塩梅のバランスで聞けるので,これはなかなか面白い取り組みだと思えた。

しかし,これはこれでかなり満足できる作品だとしても,これを以てEnrico Pieranunziの本質と言うつもりはない。Pieraninziにはもっといい作品があるし,これが最高だと言うつもりもないが,これもPieranunziの芸風の一つとして捉えればいいのではないかと思う。ということで,星★★★★。

Recorded on November 12-15, 2015

Personnel: Enrico Pieranunzi(p), Diego Imbert (b), André Ceccarelli(ds)

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