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2015年おすすめ作

2015年おすすめ作(本)

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2017年1月31日 (火)

John Legendの新作がようやく到着。やっぱりいいんだけどねぇ...。

"Darkness And Light" John Legend(Columbia)

John_legend発注しても全然入荷しないでイライラさせられたJohn Legendの新作であるが,よくよく見ると,より安い値段で在庫ありになっているではないか?一体,Amazonは何を考えているのかと思ってしまったが,当然のことながら発注替えで,それがやっとデリバリーされた。本来なら昨年の新譜として取り上げるべきものだったが,まぁ仕方あるまい。

私はデビュー以来,一貫してJohn Legendを贔屓にしてきたと言えるし,ほとんどがっかりさせられたことがない。前作"Love in the Future"がリリースされたのが2013年であるから3年以上待たされたことになるが,その間にはOscarも受賞した,映画"Selma"におけるCommonとやった"Glory"があった(Oscarの授賞式でのパフォーマンスは本当に素晴らしかった)ので,時間の経過はそんなに感じない。そんな彼の新作であるが,冒頭のほぼLarry Goldingsのピアノとオルガンだけをバックに歌う"I Know Better"からつかみはOKである。これはしびれる。

その後も,バラッドからアッパーまで様々な音楽が本作には収められているが,全体としては悪くないが,私にとっては,彼のメジャー第1~2作,あるいは前作に感じたような強烈なシンパシーまでは至らなかったというのが正直なところである。ローファイな響きの中からソウル的なサウンドが浮き立つが,せっかくタイトル・トラックにはAlabama ShakesのBrittany Howardを迎えたにしては,これならAlabama Shakesで歌っている彼女の方がいいなぁと思ってしまうのが残念である。もちろん,ソウルフルには歌っているのだが,ちょっと力み過ぎのようにも感じる。

私がこのアルバムを聞いていて,結局,私はこの人のバラッド表現が好きなのだろうなぁと再認識したのだが,だから私は彼の"Evolver"を失敗作と思っているのではないかと感じるわけだ。そして,このアルバムの前に聞いたのが"Glory"だったのが影響しているかもしれない。あの曲の強烈さはやはり印象深いものがあったから,どうしても"Glory"と比較してしまうのである。

ということで,このアルバムも決して悪くないとは思うのだが,最高とまでは言い切れないところがあるのが正直なところである。それでも新作が出れば次も多分買うと思うが...。ということで,星★★★★。それにしても,バックにいいメンツを揃えているところがこの人の人気と実力の裏返しと言えるだろうなぁ。

Personnel: John Legend(vo, p), Blake Mills(g, b,key, synth, perc, vo), Larry Goldings(p, org, key), Zac Rae(p, org), Pino Palladino(b), Wendy Melvoin(b), Sebastian Steinberg(b), Chris "Daddy" Dave(ds), John Ryan(ds, synth, b, perc), Chance the Rapper(vo), Brittany Howard(vo), Miguel Premental(vo), Jess Wolffe(vo), Holly Laessig(vo), Jessy Wilson(vo), Z Berg(vo), Perfume Genious(vo), Moses Sumney(vo), Kamasi Washington(ts), C.J. Camerieri(tp), Rob Moose(strings)

2017年1月30日 (月)

忘れないうちにKendrick Scottのライブの模様を振り返ろう。

_20170129_2先日行ったCotton ClubにおけるKendrick Scott Oracleのライブの模様を振り返っておこう。前回はBlue Noteへの出演であった彼らだが,スケジュールが合わず行けなかったはずである。その前にはCotton Clubに出たのだが,その時はやんごとない理由により,演奏が始まる前に会場を去らねばならなかったことは,戦利品のページにも書いた。つくづく縁がないなぁと思っていたのだが,今回ようやく彼らのライブを見ることができた。

今回は通常レギュラーのJohn Ellisに代わってBen Wendelがトラで入っていたが,Cotton Clubのサイトで公開されているライブ映像を見てもらえばわかる通り,大きな影響はない。とにかくこの人たちの演奏は,これぞコンテンポラリー・ジャズって感じ(一部,コンベンショナルに響く部分もあるにはあったが,基本はコンテンポラリー)の音がするわけだが,とにかくメンバーの質が高い。昨今はドラマーがリーダーもコンポーザーも兼ねるというパターンが増えたが,このOracleも,リーダーシップよろしく,見事な演奏を展開したと言ってよい。

Kendrick Scottのドラムスは切れ味もよく,更にはマイクを握ってスキャットしながら,スティック1本でドラムスを叩くという技まで披露しながら,バンドをプッシュする力量は完璧。そして驚かされたのがMike Morenoのギターの素晴らしさ。音と言い,フレージングと言い,これまた大したもの。そしてTaylor Eigstiのピアノも実力あるわ~と思わせるに十分なものであった。Joe Sandersのベースはやや控えめではあったが,ベース・ソロなんてこれまた全く侮れないものであった。Ben Wendelもそもそもコンテンポラリー系なので,バンドへのフィット感はある人なのである。

_20170129こうした面々がバンドとして演奏した時の総合的な力量も凄いが,各人の実力も十分発揮された好ライブ。私は冒頭の"Be Water"から完全に彼らの演奏に参っていたと言っても過言ではない。ということで,今回は,前々回,サインだけもらっておいてもらった前作"Conviction"と,Mike MorenoのCDの画像を戦利品としてアップしておこう。本当にレベル高いわ。

Live at Cotton Club東京 on January 23, 2017

Personnel: Kendrick Scott(ds, vo), Ben Wendel(ts), Taylor Eigsti(p), Mike Moreno(g), Joe Sanders(b)

2017年1月29日 (日)

ダウンロード・オンリーと思ったら,ディスクも出たRachael Yamagataの"Acoustic Happenstance"

"Acoustic Happenstance" Rachael Yamagata(Frankenfish)

_20170128このアルバムについては既に記事にした(記事はこちら)が,私はPledgeMusicで彼女の新作"Tightrope Walker"と抱き合わせで発注したものである。そこではダウンロード・オンリーとなっていたのだが,彼女のサイトではサイン入り現物が売られていて,無駄使いだとは思いつつ発注してしまった私である。正直言って,郵送コストは結構かかるし,ちょいと痛い出費だったのだが,まぁファンの弱みってことで。

Acoustic_happenstanceオリジナル"Happenstance"で完全にこの人の音楽にはまった私としては,アコースティックでやってもいいものはいいとあらかじめ感じさせる演奏である。ちょっとジャケ(上の画像)は...って感じもするが,まぁいいや。ダウンロード版のジャケ(下の画像)の方が私は好みかなぁ。

2017年1月28日 (土)

Chris ThileとBrad Mehldauのデュオ作をダウンロード音源で聞く。

"Chris Thile & Brad Mehldau"(Nonesuch)

Chris_thile_brad_mehldau_2注目の新作がリリースされた。Brad Mehldauのコンプリートを目指す私は,ボーナス・トラック入りのLPを米国から取り寄せ中であるが,現物が届く前に,まずはMP3音源で本作を聞いた。事前に,"Scarlet Town"と"Independence Day"の音源はNonesuchから届いていたが,ようやく全編を通して聞けることとなった。

Brad Mehldauはこれまでもライブの場で,Joe Henryと演奏したり,John Mayerと共演したりと越境タイプの演奏はしてきたし,アルバムで見ても,Willie NelsonやVinicius Cantuaria等との共演もある。Punch Brothersのマンドリン奏者であるChris Thileとの共演も,そうした越境型活動の一つであるが,彼らが初めて共演したのは2011年に遡り,更にデュオのライブ・ツアーを行ったのが2014年の頃のはずである。私はブート音源や,YouTube映像などで彼らの演奏はチェックはしてきたが,ついにアルバムのリリースとなった。マンドリンとピアノのデュオ作っていうのは記憶にないが,何曲かでヴォーカルも入り,これはジャズ的な響きというよりも,SSW・フォーク系の響きが強い。レパートリーも彼らのオリジナルに加えて,Gillian Welch,Eliott Smith,Joni Mitchell,そしてBob Dylan等をやっていることもそうした印象を与える要因だと思う。

結論から言えば,これは非常に味わい深いアルバムで,音楽的な観点でも非常によくできたアルバムだと思える。特に私がJoni Mitchellのファンだということもあり,彼女の"Marcie"の演奏には思わず耳をそば立てた。強烈な緊張感や美学を感じさせるというよりも,ルーツ・ミュージックやアメリカ音楽の素晴らしさを再認識させてくれる音楽であり,気軽に聞くこともできれば,Brad Mehldauのピアノに注目して聞くこともできるアルバムとなっている。私はもともとアメリカン・ロック,特に渋いシンガー・ソングライターの音楽も好きな人間なので,こういうアルバムを聞いていると,その手の音楽が改めて聞きたくなってしまうというところもあった。

だからと言って,本作が過去を振り返ることを目的としたアルバムではない。ジャンルを超越して,音楽を作り出すことの素晴らしさをつくづく感じさせる作品となった。私はBrad Mehldauには甘いのは承知だが,こういう味わい深さを感じさせてくれたことを評価しなければならないと思うので,星★★★★★としてしまおう。映像等でもわかっていたが,Brad Mehldauがコーラスを付けているのは,まぁご愛敬ってことで(笑)。

尚,3月にリリース予定の国内盤CDにもボートラが付くので,CDは私はそちらを購入予定。コレクターは大変だ(苦笑)。

Recorded on December 30, 2015, and January 2–3, 2016

Personnel: Chris Thile(mandolin, vo), Brad Mehldau(p, vo)

2017年1月25日 (水)

相変わらずのMr.中音域(笑):Colin Vallon。

"Danse" Colin Vallon (ECM)

_20170122Collin VallonのECM第3作である。私は前作"Le Vent"を評して「アルバムを通じて,ある意味環境音楽のような音楽が流れ続ける。感覚的にはフランス映画のBGMのようだと言ってもよいかもしれないぐらいの感じ」と書いて,星★★☆というECMに甘い私にしては辛い評価をした。更に第1作"Rruga"に関しては「中音域が中心で,かなり落ち着いた響きを醸し出している」と書いているが,その印象は本作でも全く変わらない。結局こういう音楽の人なのである。

本作においても,音使いは中音域が中心であり,"Tsunami"に顕著なように,左手から繰り出されるリズムはミニマル的に響く。前作には辛い評価をした私だが,今回もそう高くは評価できないとしても,前作よりは印象はよかった。だが,ほかのECMのピアニスト,例えば先日当ブログに取り上げたBenedikt Jahnelと比べても,個性,美的感覚,タッチともに,私に響いてこない。

もちろん,ECMらしいピアノの響きは相応に美しいと思うが,起伏の乏しさは否定できない事実である。ECMのピアニストには清冽でクールな感覚を持つ人は多いが,この人の低い温度感は飛び抜けている気がしてならない。

結局のところ,私にとってはTigran Hamasyanとの相性の悪さ同様のものをCollin Vallonには感じてしまう。私にとってはTigran Hamasyanは何度聞いてもいいと思えない代表みたいな人(苦笑)だが,Collin VallonはTigran Hamasyanほどではないとしても,私の感情に訴求してこないのだ。アブストラクトな感覚の曲調の演奏をしても,ECMのほかのピアニストなら気にならない(むしろ喜ぶ)のだが,Collin Vallonの場合は,この人の演奏の気に入らない点が浮かんできて仕方ないのである。ミニマル・ミュージックに耐性のある私(耐性どころか積極的に聞いているって話も...)ではあるが,この人の音楽を面白いと思えないのは本当に相性としか言いようがない。前作,本作を聞いて,次も買おうというモチベーションが高まらないのは残念なことである。星★★★。結局は趣味じゃないんだってことにしておくが,ECMから出たとしても次作の購入は多分ないだろうなぁ。

Recorded in February, 2016

Personnel: Colin Vallon(p), Patrice Moret(b), Julian Sartorius(ds)

2017年1月24日 (火)

凄いぞ!Kendrick Scott。今日はやっと見られた彼のライブの戦利品だけアップ。

_20170123Kendrick ScottがCotton Clubで前回ライブをやったのは2013年9月のことだったはずである。私はその時も,Cotton Clubまで行って,ワインもボトルで頼んでおきながら,演奏開始直前にアクシデントが発生し,どうしてもその場を去らざるを得なかった。

それからの積年のリベンジへの思いを抱えていた私が,Kendrick Scottのバンドとしての再来日を知ったら行かないわけにはいかないということで,今年2回目のライブ参戦となった。

Kendrick_scott_i詳しくは改めてのご報告とするが,今日の戦利品はこれってことで,トラで入ったBen Wendel以外の4人のサインをゲットしたKendrick Scottの最新作である。Ben Wendelには申し訳なかったが,彼にはKneebodyで来た時に,サインをもらってしまっていて,今回はごめんなさいしてきた私である。併せて,いつものように「Kendrick Scottと私」の写真もアップしておこう。今回はモザイクでなく,半分以上私の顔をトリミングしたもの(爆)。

それにしても,レベルの高いバンドであった。まじで凄いわ。

2017年1月23日 (月)

Alex Sipiaginってシャープなラッパだよねぇ。

"Live at Bird's Eye" Alex Sipiagin(ArtistShare)

_20170121_2Alex SipiaginはCriss Crossにも多数のアルバムを吹き込んでいるし,Opus 5のようなバンドや,その他のミュージシャンのアルバムにもちょくちょく現れてくるフットワークの軽いミュージシャンである。私が彼のライブをSmallsで見たのはもう6年近く前になってしまったが,その時にも強い印象を残した人である(その時の記事はこちら)。

そんなAlex SipiaginがいつものCriss Crossからではなく,ArtistShareからリリースしたライブ・アルバムが本作である。もはや,ArtistShareのカタログにも載っていないので,本作はもう入手は難しいものになっているかもしれないが,これがSipiaginらしい,非常にタイトでシャープなアルバムである。

本作はOpus 5でのバンド・メイトであるBoris Kozrovが全編エレクトリック・ベースを弾いていることからもわかるように,コンベンショナルなジャズとは一線を画するもので,ファンク風味も感じさせる非常にコンテンポラリーなサウンドである。それはギターがDavid Gilmore(名前が似ているからよく間違われるが,Pink FloydのギタリストはDavid Gilmourであって,Gilmoreではない)であることからも想像できるが,日ごろからこういう演奏をしているのねぇということからも,Smallsで聞いた彼らのライブが蘇ってくる。

Alex Sipiaginはロシアの出身ではあるが,通常はNYCで生活,演奏していると見えて,いかにも現代のNYC的なサウンドと言っていい音が続けざまに出てくる。こういう音を好物とする私は,聞いているだけで喜んでしまうわけだが,前にも書いたが,やはりこの人の音楽は私と相性がよいようである。全部が全部いいとは言わないが,かなりの確率で,私にフィットする音楽を提供してくれるありがたいトランぺッターである。いまやディスクが希少となってしまったことも含めて甘いの承知で星★★★★☆。

それにしてもAlex Sipiaginって,日本ではマンデイ満ちるの旦那としての来日,活動が多くて,ジャズ・ミュージシャンとしての活動があまりないのは本当にもったいない。こういうラッパを日本のライブ・ハウスでも聞かせて欲しいと思っているのは私だけではないはずである。

Recorded Live at Bird's Eye Jazz Club, Basel, Switzerland on April 16 & 17, 2004

Personnel: Alex Sipiagin(tp, fl-h), David Gilmore(g), Boris Kozrov(b), Gene Jackson(ds)

2017年1月22日 (日)

Polliniの新譜を買ったのはいつ以来か?

"Chopin: Late Works" Marizio Pollini (Deutsche Grammophon)

_20170121久しぶりのクラシック・ネタである。私がMaurizio Polliniの新譜を最後に買ったのは「平均律」のはずなので,Polliniの新譜を買うのは7~8年ぶりってことになる。その間にもPolliniは新譜を出していて,ショパンに関しても「24の前奏曲集」があったし,そのほかにもいろいろ出ていたはずだが,昔の私なら,間違いなく買っていたであろうそうしたディスクを購入しなくなってしまった。まぁ,Polliniも巨匠なので,もちろん私を失望させるような演奏はしないだろうが,今やPolliniも75歳となり,昔感じれられたような一種のシャープさとは異なる感覚になってくるのは当然のことと思う。そもそもクラシックに限らず,CDの購入枚数が激減している状況であるし,このアルバムとてApple Musicで聞けてしまうのだから,何もCDで買う必要はなかったが,ついついポチってしまった(苦笑)。

そして,ようやくデリバリーされたCDを聞いてみると,非常に残響の効いた録音のように聞こえる。ミュンヘンのヘラクレスザールにおける録音で,スタジオ録音というよりも,コンサート・ホールで聞いているような気分になってしまう。長年,Polliniはヘラクレスザールでの録音を行っているから,録音環境ではなく,成熟度が増したと考えるのがいいのだろうが,いずれにしても非常に美しい演奏であることは間違いない。とにかく,ここには聞いていて,何じゃこれは思わせる要素は何もない。もちろん,それはいいことなわけだが,極めて真っ当な解釈及び演奏は,今までの名ピアニストの演奏でも聞いていてもいいのではないかと思えるのも事実であり,敢えて今,Polliniの演奏でこれらを聞かなくても,Samson Françoisで聞いていてもいいような気がしてしまうのが,私の方の変化ってことなのかもしれない。

逆にこれを聞いて,改めてSamson Françoisのショパン・レコーディングを聞き直したくなったってのが私の天邪鬼なところである。Polliniの演奏は本当に王道というか,こう弾きましょうって感じの演奏とも言えそうな演奏である。星★★★★。

Recorded in 2015 & 2016

Personnel: Marizio Pollini(p)

2017年1月20日 (金)

コレクターはつらいよ:番外編

Chris_thile_brad_mehldau_2間もなくリリースされるChris ThileとBrad Mehldauのデュオ・アルバムであるが,既にこのブログにも書いた通り,困ったことにと言うか,LP版にはFiona Appleの"Fast As You Can"がボーナス・トラックとして収録されているので,これは買わないといけない。そして,日本の国内盤CDにはGillian Welchの"Dark Turn of Mind"がボーナス・トラックとして入っているそうである。

こうなると,LPは発注済みの私だが,国内盤CDをボートラだけのために購入しないとならなくなってしまった。コンプリートなんて目指しているからこういうことになるのだが,まぁ仕方がないねぇってことで。国内盤のリリースは3月らしいので,取り敢えずはLP到着を待つこととし,当面は発売日にデリバリーされるであろうMP3版を聞くことにしよう。

やっぱりコレクターはつらいのだ(苦笑)。だったらやめればいい?ここまで来たらやめられまへん(きっぱり)。

2017年1月17日 (火)

今日は父の遺品のChet Bakerを聴く。

"Heartbreak" Chet Baker (Timeless)

_20170116私はChet Bakerのラッパが結構好きな方だが,自分が保有している音源はPacific Jazzとか古いものがほとんどである。別に晩年のChet Bakerを否定している訳ではなく,CTIに吹き込んだアルバムや,日本でのライブ盤もそこそこ評価しているつもりである。だからと言って,晩年のアルバムの方が,昔のアルバムよりいいというつもりもないのだが,今日は私の父の遺品であるこのアルバムを聞いた。

これは生前のChet Bakerの演奏に,死後にストリングスをオーヴァーダブしたもので,はっきり言ってしまえば,Chet Bakerの意図が反映されない企画アルバムである。しかもこの選曲は...と思わせるほど,大スタンダードに偏っているところに,商売っ気を感じない人間はいないだろう。しかし,Chet Bakerのラッパとヴォーカルに,ストリングスって結構マッチするねぇと思わせるところ,あるいは私が思ってしまうところに私の弱みがある(笑)。だって,落ち着いてて結構いいと思えるのだからしょうがないのである。

With Stringsのアルバムっていうのは実は結構難しいところがあると思っていて,私が今まで聞いた中で,一番いいのはWynton Marsalisの"Hot House Flowers"(記事はこちら)だと思っているが,ビタースウィートと言うべきWyntonに比べれば,本作なんて甘々の甘々である。だから,高く評価するつもりなんて毛頭ないのだが,夜,ウィスキーでも傾けながら聞くには丁度いいと思えるそんなアルバムである。

まぁ,小難しいこと言わず,楽しみましょう。それでいいのだ,とバカボンのパパのようになってしまった。星★★★☆。東京のライブの"Memories"も父の遺品だったが,私の父は結構こういうのが好きだったんだなぁと思ってしまった。その割にBrian Bladeがいいとか,Kenny Kirklandがいいとか,不思議な審美眼を持つ父だったなぁと今にして思う。間もなく父の16回忌である。また父の好きだったディスクでも聞いてみることにしよう。

Recorded between 1986 and 1988 for Chet Baker Recordings and Strings Recorded on April 18-22, 1991

Personnel: Chet Baker(tp, vo), Harold Danko(p), Michel Grailler(p), John Burr(b), Ricardo Del Fra(b), Ben Riley(ds), John Engels(ds)

2017年1月16日 (月)

新譜のリリースを前に,Benedikt Jahnel TrioのECM第1作を聞く。

"Equilibrium" Benedikt Jahnel Trio (ECM)

_20170115間もなくECMからの第2作,"The Invariant"のリリースが迫るBenedikt Jahnelであるが,この人聞いたことがあったかなぁ?なんて思ってECM棚(笑)を見たら,あった,あった。危うくダブり買いをするところであった。それだけちゃんと聞いていないということの裏返しで,反省した私である。

ドイツ出身のBenedikt JahnelはECMにはCyminologyというグループ名義でもアルバムを残しているが,そちらも未聴の私には,正直どういうピアノだったのかという情報が欠如していた。しかし,ECMのサイトで新作の音源をちらっと聞いて,これは多分私の好みだなぁなんてことで,新作は発注済みの私だが,このECMでのトリオ第1作については,本当に記憶になく,保有していることすら忘れていたのは実に情けない。

しかし,このアルバムを聞けば,いかにもECMらしい美しいピアノ・トリオの音となっていることがわかって,もっと早くちゃんと聞いておくべきだったと思ってしまった私である。ドイツのミュージシャンというと,もう少しアブストラクトな感覚が強い演奏を想像してしまうが,これは若干そうした表現も聞かれるものの,基本的にはECM的美学に彩られた演奏ということができると思う。人によっては,こういう演奏って,どれを聞いても同じに聞こえるという批判もありそうだが,いいのである。ECMの音が好きな人間にとっては,こういう音が出てくるだけで満足してしまうのである。

このトリオ,リーダーはドイツ,ベースはスペイン,ドラムスはカナダという国際的な編成であるが,トリオ結成から今年で10年ってことはこのレコーディング時は結成から4~5年ぐらいってこともあると思うが,非常にバランスの取れた演奏を聞かせて,これはいいトリオだと思えた。ということで,私の趣味にジャスト・フィットであり,新作への期待も高まったこともあり,星★★★★☆としよう。それにしても,Manfred Eicherも次から次へといいミュージシャンを見つけてくるねぇとまたまた感心。

Recorded in July 2011

Personnel: Benedikt Jahnel(p), Antonio Miguel(b), Owen Howard(ds)

2017年1月15日 (日)

Stefon Harrisの"Black Action Figure":滅多に聞かないが,なかなかいいねぇ。

"Black Action Figure" Stefon Harris (Blue Note)

_20170114保有しているのはわかっていても,滅多に聞かないアルバムってのは結構あるものである。本作もそんな一枚だが,「一軍」ラックに残っているってことは,それなりに評価していたってことになるはずだが,確認したところ,このブログにも記事を書いたことはないようだ。そもそも,どういうシチュエーションで購入したのかもよく覚えていたないが,多分中古でゲットしたものであろう。そして,おそらくその理由は,バックを支える面々であったはずである。

Greg Osby,Gary Thomasという所謂M-Base派に加え,Jason Moran,Steve Turre,Eric Harlandというメンツは魅力的に映ったはずである。ベースのTarus Mateenという人はどういう人だかわからないで買っているはずだが,Jason Moranのアルバムには何枚か参加しているようなので,ここはMoran人脈ってところか。

こういうメンツだし,プロデュースはGreg Osbyなので,まぁ新主流派+M-Baseみたいな感じだろうなぁと思って改めて聞いてみると,M-Base感はそれほど強く感じさせない,比較的真っ当なジャズ・アルバムであることに改めて気づく。そうは言いながら"Of Things to Come"のようにいかにもM-Base的なのもあるが...。

オリジナルに混ざって,"There Is No Greater Love"や"You Stepped Out of a Dream"のような大スタンダードが演奏されていることもそういう印象を強めているかもしれないが,M-Baseにありがちな変態変拍子は,ここではそれほど明確に現れてこないので,コンベンショナルなジャズを好むリスナーにとっても,抵抗は少ないと思われる。私のような雑食リスナーは,もう少しM-Base的なイケイケ感があってもよいように思えるが,演奏の質は相当高いので,文句は言うまい。

久しぶりに聞いて,その意外な良さを再認識させられたアルバム。しかし,このアルバムが吹き込まれたのももはや18年近く前って,本当に時の経つのは早いねぇ(苦笑)。星★★★★。

Recorded on February 14 & 15, 1999

Personnel: Stefon Harris(vib), Tarus Mateen(b), Eric Harland(ds), Steve Turre(tb), Gary Thomas(ts, a-fl), Greg Osby(as), Jason Moran(p)

2017年1月14日 (土)

Charles Lloyd@Blue Note東京

Charles_lloyd_at_blue_note

今年最初のライブはブルーノート東京で行われたCharles Lloyd & the Marvelsとなった。昨年,彼らの"I Long to See You"を年間ベスト作の1枚に選んだ私としては,どうしても見たかったライブであった。

Charles Lloydは現在78歳ということで,自分が吹奏しない時は座っていることが多かったが,シェイカーを振りまくる姿も見られたし,吹きっぷりは年齢を感じさせないものであった。アルバムを聞いた時にも思ったが,彼らの音楽はルーツ・ミュージック的な部分を感じさせるもので,その印象を強くしているのが,Bill Frisellのギターのサウンドだということが分かったような気がする。

そうした意味では,このバンドの演奏のカラーはビルフリのギターに依存する部分が多いのだが,比較的ゆったりしたテンポで演じられる中で,Eric Harlandの適切なプッシュがこれまた効いていた。ドラムスはタイトなものであったが,こういうドラミングを聞かせてもらうと,3月の彼のバンドでの来日が本当に楽しみになってしまう。Reuben Rogersがエレクトリック・ベースで通すとは思っていなかったが,このサウンドであれば,全然問題なかった。

そして,Lloyd御大であるが,Blue NoteのWebから拝借した上掲の写真のように,演奏が熱くなってくると,「膝蹴り」(笑)が出てしまうのをにやにやしながら見ていた私である(爆)。そして,アルバムでも聞かせたような音楽を見事に再現してみせたわけだが,これは熱く燃える演奏ではないとしても,静かな感動に包まれるという感触であった。テナーはもちろん,御大の吹くアルト・フルートも素晴らしい音色で,本当にいいものを聞かせてもらったと思っている。

その割には,開演間際になっても結構席が埋まらないのをひやひやしながら見ていたのだ,開演の頃には8割~9割方埋まったって感じだろうか。ついでに言っておくと,私が現地に着いたのは20時ちょっと前のことだったと思うが,その時間帯にぞろぞろと1stの聴衆が出てくるのには驚いた。1stはあっさりやったのかもしれないが,2ndはアンコール込みで90分ぐらいやってくれたので,私は文句はない。特にCharles Lloydの吹く"Monk's Mood"は沁みたねえ。

Live at Blue Note東京 on January 13, 2ndセット

Personnel: Charles Lloyd(ts, a-fl), Bill Frisell(g), Reuben Rogers(b), Eric Harland(ds)

2017年1月13日 (金)

武田和命:心にしみる名バラッド集「ジェントル・ノヴェンバー」

「ジェントル・ノヴェンバー」 武田和命(Frasco)

_20170109武田和命と言えば,基本的には山下洋輔トリオ+1の一員としての活動にスポットライトが当たることが多いのは当然であるが,そこで激しいフリー・ジャズを展開していた武田和命がバラッドに取り組むとどういうことになるのか,そして,その伴奏を山下洋輔や森山威男というフリーの闘士のような人たちが務めることの結果やいかに?と思ってしまうのが人情である。

しかし,このアルバムは,そうしたありきたりの関心事なんてどうでもいいと思わせるぐらいの,優れたバラッド・アルバムになっていることに驚かされるに違いない作品である。そもそもフリー・ジャズをやっているミュージシャンは,闇雲に無茶苦茶にやっているわけではなく,ちゃんと楽理を理解し,楽器もちゃんと弾けることが前提でありながらフリーをやっているので,真っ当な演奏をしようと思えばできることは当たり前である。だが,それを「お仕事」としてこなすことだってできるわけだが,このアルバムはそうしたレベルははるかに越えていると言いたい。

とにかくここでの武田和命の吹きっぷりは堂々たるもので,フリーの「ふ」の字も感じられないし,山下洋輔以下のリズム・セクションも楚々とした伴奏で武田を支えている。私はここでの国仲勝男のベースの音の良さに驚かされるとともに,山下洋輔がこうしたピアノを弾いてしまう(しかもプロデュースも山下である)というところに,その男気を感じてしまうわけだ。主役たる武田和命を立てるということでは,これほど見事な助演ぶりもないというところである。

そして,何よりも,ここでの武田和命のテナーを聞いていれば,Coltraneゆかりの曲を中心とした前半と,武田のオリジナルを集めた後半の全編を通じて,本当に優れた演奏が展開されていることがわかるだろう。Coltraneの"Ballads"に倣い過ぎではないのかという批判もあるかもしれないが,日本人テナー奏者が,これほどのビター・スウィート度を生み出していることを我々は素直に喜ぶべきではないかと思う。

私が保有しているのは,山下洋輔のFrasco時代の音源を集めたボックス「ピアニストを聴け!」の一部としてなので,このアルバムを聞く機会は実はそれほど多くはないのだが,それでも久しぶりに聞いて,これはまじで凄い演奏だったのだなぁと改めて思ってしまった。星★★★★★。

このアルバム,それほど多くの人の耳に触れていない可能性もあるが,一度聞けば,このアルバムの魅力は理解できると思える。未聴の方には是非一聴をお勧めしたい。私は私で,ほかにも保有している武田和命の音源を改めて聞いてみることにしよう。

Recorded on September 20 & 21,1979

Personnel: 武田和命(ts),山下洋輔(p),国仲勝男(b),森山威男(ds)

2017年1月12日 (木)

これまた久しぶりに聞いたTete Montoliú,そしてどこへ行ったか,Harper Brothers?

"En el San Juan" Tete Montoliú(Nuevos Medios)

Tete_montliuこのアルバムも,長年ラックで眠っていたものである。これは高田馬場のMilestoneで聞かせてもらって,味のある演奏だと思い,すぐに買いに走ったアルバムという記憶がある。今にして思えば,ここに参加しているPhillip HarperとWinard HarperはHarper Brothersとしてアルバムもリリースしていたのだが,その後,ほとんど音信不通のようになってしまった。リーダーのTete Montoliúもこのアルバムの録音から2年後には亡くなってしまったが,そもそもこのアルバムが録音されてから既に20年以上経過しているというのがある意味信じがたい(苦笑)。

今,聞いても,なかなかいいライブ・アルバムだと思えるのだが,どうしても無視できない瑕疵があるのが残念である。それはフリューゲルホーンで参加しているDanny Harperというラッパがあまりにもほかのミュージシャンと実力差があり過ぎて,これはいかんともしがたく,このアルバムの価値を下げてしまっているのだ。

Danny Harperってぐらいだから,この人もHarper Familyなのかもしれないが,これはさすがにいかんだろうと言いたくなるような演奏である。このDanny Harperさえいなければ,このアルバムはもっといいものになったはずである。PhillipとWinardもまだまだやれる時期と見えて,いい演奏を聞かせているだけに,これは何とももったいない気がする。また,テナーを吹いているStephen Rileyはその後,Steeplechaseレーベルにリーダー作を何枚も残しているし,ベースは北川潔なのだから,やはりDanny Harperの格落ち感は明らかである。まぁ,この人,ジャム・セッションのリーダーを務めて,ジャズ・シーンへの貢献はしているという事実はあるようなのだが,そういったところを勘案しても,レコーディング・アーティストとしてはどうかと感じさせる吹奏っぷりなのである。

だが,このアルバムはそうした瑕疵に目をつぶって,Tete Montoliúのピアノに耳を傾けていればよいという気もする。激しくスイングするシーン,しっとりとしたバラッドを聞かせるシーン等々,この人のピアノはやはりこのアルバムに華を与えている。盲目というハンディキャップをものともしない演奏とはこういうものだろうと言いたくなる。ほかのアルバムも聞いてみたくさせるそんなピアノであった。Tete Montoliúに免じて,甘めの星★★★★。

Recorded Live at Colegio Mayor San Juan Evangeliste, Madrid on June 19, 1995

Personnel: Tete Montoliú(p), Stephen Riley(ts), Philllip Harper(tp), Danny Harper(fl-h), 北川潔(b),Winard Harper(ds)

2017年1月11日 (水)

今日の温故知新(笑):"Kelly at Midnite"

"Kelly at Midnite" Wynton Kelly (Vee Jay)

Kelly_at_midnite私は現在,一体どれぐらいCDを保有しているかは数えたこともないし,数える気にもなれないのだが,ストリーミングの進展に伴って,CDの購入枚数は確実に減って言るとは言っても,枚数が増え続けていることは間違いない事実である。

こういう状態であるから,家人には,「死ぬまでに一度も聞かないCDもいくらでもあるでしょ。」と言われてしまうのだが,言われっぱなしも悔しいので(苦笑),たまには温故知新にも取り組むということで,ラックから抜き出してきたのが本作である。

Wynton Kellyと言えば,やはりMiles Davisとの共演や,Wes Montgomeryとの"Full House"等の印象が強くて,リーダー作はそんなに聞かないタイプの人である。それでも私は本盤に加えて,何枚かアルバムは保有しているが,どちらかと言えば,脇でこそ光るが,リーダーとしてもそれなりって感じが強い。だからと言って,このアルバムがいけていないということではなく,いかにもジャズっていう感じのジャケット,サウンドであるから全然文句はない。もちろん,ジャズ史に燦然と輝く大名盤という評価には値しないだろうが,だからと言ってこれを聞いて面白くないっていう人がいれば,その人はジャズ耐性がないってことだろう(笑)。

いずれにしても,この録音の段階で,Wynton Kellyは28歳ということを考えれば,若くして完成していたミュージシャンということになるが,このスイング感に溢れつつ,メロディアスなソロというのはなかなかできるものではないし,ありとあらゆるジャズ・ピアニストの規範となりうるものという風に感じる。久しぶりに聞いて,やっぱりWynton Kellyっていいよねって思ったってことで,星★★★★。

Recorded on April 27, 1960

Personnel: Wynton Kelly(p), Paul Chambers(b), Philly Joe Jones(ds)

2017年1月10日 (火)

今年最初のECMレーベルはJohn Abercrombieの新作。

"Up and Coming" John Abercrombie Quartet (ECM)

_20170107昨年も素晴らしい作品を連発して,音楽好きを唸らせたECMレーベルであるが,私の今年の最初のECMのディスクはJohn Abercrombieの新作である。前作"39 Steps"発表後,今回も参加のMarc Coplandを連れて来日したのも,もう2年前以上の話になるのかと思うと,時の経つのは早いと思わざるをえない。ということはアルバムも約2年半ぶりのリリースということになるが,久しぶりって感じはしない。メンツは今回もMarc Copland入りの前作から不動のクァルテット(特にGress~Baronとの付き合いは更に長いが...)だが,これが何とも穏やかなアルバムとなっている。

まぁ,ジョンアバは録音当時71歳だし,一番若いJoey Baronだって還暦を過ぎているクァルテットなので,音楽が落ち着いたものとなることは当然と言えば当然なのかもしれないが,それにしても,静謐で美しい音楽となっているのが,いかにもECMらしい。ある意味枯れた味わいとでも言うべきものだが,いかにもジャズ的に響く瞬間もあり,なかなかいいアルバムだと思える。

基本的にはジョンアバとCoplandのオリジナルで占められた本作において,唯一の例外として彼らが"Nardis"をやっているところに私としては耳が行ってしまう。CoplandはRalph Townerとのデュオ作"Songs without End"で"Nardis"をやっているが,当然,このクァルテットにとってもフィットするチョイスとなるだろうと思えたからである。結果としては予想通りと言ってもよいかもしれないが,今まで聞いたどの"Nardis"よりも穏やかであっさりとした印象を与えるのが,やはりこのアルバムのイメージを物語っているように思える。まぁ,ある意味,カヴァー・アートのSheila Rechtshafferのパステル画は,実にこの音楽をよく表しているようにも思える。この人のパステル画ってのは,結構後期ターナーもしくは印象派の絵画をややダークにした感じもする(換言すれば,いわゆるパステルっぽくない)のだが,そういう観点で聞くとまた面白いねぇ。

いずれにしても,全編に渡ってそんな感じなので,刺激には乏しいとも言えるのだが,こういう音楽を必要とする場合もあると思えるし,穏やかに新年を過ごすには適したアルバムだったということで,甘いとは思いつつ,星★★★★☆としてしまおう。いずれにしても,リーダーのジョンアバには甚だ失礼ながら,特筆すべきはMarc Coplandのピアノのタッチの美しさとフレージングだと思ってしまうのが,ファンの弱みである(苦笑)。

Recorded in April & May, 2016

Personnel: John Abercrombie(g), Marc Copland(p), Drew Gress(b), Joey Baron(ds)

2017年1月 9日 (月)

ソロとしてこなれて,結構よくできていると思わせるDavid Sanbornの"Voyeur"

"Voyeur" David Sanborn(Warner Brothers)

Voyeur久しぶりにこのアルバムを聞いた。私にとって,David Sanbornのソロ作における最高傑作は"Straight to the Heart"以外にはありえない(記事はこちら)のだが,なんだかんだ言って,ほかのアルバムも結構保有しているのだ。結局好きなのである(笑)。

David Sanbornが"Taking Off"でソロ・キャリアを開始したのが1975年。ソロとして,サウンドもだいぶこなれてきたのが"Heart to Heart","Hideaway"あたりではないかと思うが,今聞くとそれらが時代を感じさせるのも事実である。そんなDavid Sanbornが1981年にリリースしたアルバムが本作である。邦題としては「夢魔」なんていう凄いタイトルがついている(甚だ余談だが,昔「夢魔」というオカルト映画があったねぇ。)が,これもまだまだ時代を感じさせるとは言え,結構いいのではないかと改めて思ってしまった。この次の"As We Speak(邦題「ささやくシルエット」)"は今にして振り返れば,Sanbornとしては相当の異色作だと思うが,実はそっちの方がサウンド的には現代にも通じるところがあるように思える(実は"As We Speak"も結構好きだ)ものの,本作は曲のよさもあって,Sanbornの比較的初期のリーダー作としては好きな部類に入ってしまうように思う。

本作の収録時間は30分にも満たないものであるが,この短さが丁度よいと思わせるところもある。そして,本作の特徴としてMarcus Millerがかなり重要な役割を担っているところがあると思える。アルバム収録の7曲中,後半3曲はMaucus Millerのオリジナル,もう1曲,Sanbornとの共作もあり,ミュージシャンとしてのMarcus Millerが前面に出てきているところを感じさせる。まぁ,1981年と言えば,Marcus MillerがMiles Davisのカムバック・バンドに参加した年であるから,彼にとっての飛躍の年であったということだと考えてもいいのだろうと思う。この頃,Marcus Millerは21歳とか22歳ぐらいであるから,いかに彼が早熟なミュージシャンであったかがわかろうというものである。

ここには後にアルバム"Straight to the Heart"で再演される"Run for Cover"のオリジナル・ヴァージョンが聞けるが,"Straight to the Heart"の演奏には全然及ばないものの,やっぱりかっこいいオリジナルであることがよくわかる。そのほかに"It's You"のようなSanbornの代表的なオリジナルのうちの一つも入っていて,聞き直していてそのよさに改めて気づかされたってところだろう。だから,たまにはこういう温故知新も大事なのだ。星★★★★。

Personnel: David Sanborn(as, saxello, el-p, perc), Marcus Miller(b, p, el-p, g, ds, synth, perc), Buzzy Feiton(g), Hiram Bullock(g, perc), Michael Colina(synth), Steve Gadd(ds), Buddy Williams(ds, perc), Lenny Castro(perc), Ralph McDonald(perc), Tom Scott(fl, ts), Valerie Simpson(vo), Patti Austin(vo), Kacey Cisyk(vo), Lani Groves(vo), Diva Gray(vo), Gordon Grody(vo), Hamish Stewart(vo)

2017年1月 8日 (日)

Ben Monderの"Excavation"を久々に聞いた。

"Excavation" Ben Monder (Arabesque)

_20170106いきなりであるが,Ben Monder,不思議なギタリストである。この人の演奏ぶりは捉えどころがないというというか,あまりほかでは聞けないギターを聞かせる人だと思っている。一聴すると,Bill Frisell的なところがあるのだが,それだけではないようにも思える。

この人の特徴は何と言ってもアルペジオの多用だと思うが,ピックを使って弾きだすと,コンテンポラリーなジャズ・ギターにもなれば,フリーにもなれば,ロック的にもなるという,様々なスタイルを吸収した人だということがわかると思うのだが,それにしても面白い。昨年末のNYC出張の時に,タイミングさえ合えば,この人のライブを目撃するチャンスもあったのだが,それは果たせなかったものの,どういうスタイルで弾くのかは非常に興味深かった。下にYouTubeの映像を貼り付けておくが,Ben Monderは座ってプレイすることが多いようで,ギターの抱え方は,まさにクラシック・ギターのそれのようである。アルペジオが決まるのはそのせいもあるように思える。

私はこのブログでもBen Monderの"Hydra"を取り上げたことがある(記事はこちら)が,それが非常にプログレ的な部分も感じさせるものだったのが驚きだったのは,このアルバムの印象があったからかもしれない。その後,ECMからもアルバムを出したものの,そのアルバムの印象よりも,本作の印象の方が,私の中でのBen Monder的なのかもしれない。

本作は一般的なギター・トリオ+ヴォーカルという編成での演奏となっているが,やっぱり普通ではない(笑)。最後に"You Are My Sunshine"なんて,極めて意外な曲もやっているが,ハーモニクスも多用した,こういうアコギを聞かされると,やっぱりおぉっ!となってしまう私も単純なものである。やっぱり生で見てみたい人には違いない。

いずれにしても,こういうサウンドが好みの人には,確実に訴求力の高い音楽と言ってよいと思う。但し,万人受けする確率は極めて低いが...(爆)。星★★★★。

Personnel: Ben Monder(g), Theo Bleckmann(vo), Skull Sverinsson(b), Jim Black(ds)

2017年1月 7日 (土)

今年最初の映画は「ローグ・ワン」。

「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー("Rogue One: A Star Wars Story"」('16, 米,Lucas  Film/Disney)

Rogue_one監督:Gareth Edwards

出演:Felicity Jones,Diego Luna, Alan Tudyk, Donnie Yen, Ben Mendelsohn, Forrest Whitaker

今年最初の映画館通いは予想通りこの映画となった。大方の人が,この映画がエピソード3とエピソード4の間に位置するストーリーを描いていることはご存知のことと思うが,ストーリーの連続性を考える上で,映画の展開及びエンディングはある程度予想できるものであった。しかし,シナリオとしてはよく考えられていて,キャスティングの上でも,不連続性がないようになっているのがこの映画をまともなものとした要因だと思える。

ストーリーと関係ないところで言ってしまえば,帝国側のGrand Moff Tarkinをエピソード4で演じたのはPeter Cushingであった訳だが,映画を見ていて,Peter Cushingが蘇ったのかと思わせるほど似ているのには驚いた。しかし,クレジットを見ると,Tarkinを演じたのはGuy Henryということになっている。いろいろその後調べると,モーション・キャプチャーで撮影したものに,CGのデジタル加工したものらしいが,これが実によくできているのである。CGという意味では先日亡くなったCarrie Fisherもちらっと出てくるが,そちらがCGっぽさが明らかなのに対して,Peter Cushingの方は結構リアルなのである。まぁ,これはTarkinが表情を変えないというところに依存している部分があるとしても,なかなかの見ものであった。

ストーリーとしては,「スター・ウォーズ」フランチャイズらしく,親子愛は描かれるわ,民族の多様性は重視されるわ,女性が主役に据えられるわ等という典型的な特徴はここでも引き継がれるが,繰り返しになるが,なかなかよくできたスピンオフだと言ってよいと思える。

また,戦闘シーンを見ていると,エピソード4~6世代の私が懐かしくなるような感じがする。もちろん,特撮技術の進化は顕著だとしても,何かそこはかと懐かしさを覚えるのである。この辺は,オリジナル・スター・ウォーズへのオマージュ感があって,これもなかなか楽しかった。こういうスピンオフというのは安直な企画とも取られかねないが,この映画は決していい加減に撮られた映画ではなかったと言っておきたい。想像よりもはるかによくできていたということは間違いない。星★★★★。何事も予断は禁物である(笑)。

 

2017年1月 6日 (金)

珍しくも私が国内盤を入手:Ricardo Grilliの"1954"。

"1954" Ricardo Grilli(自主制作盤→Core Port)

_20170104私がCDを購入する場合,基本的には輸入盤での購入が基本である。国内盤を購入するのは極めてまれで,よほど貴重(あるいは稀少)なボーナス・トラックでも入っていない限り,国内盤を購入する理由は見出していないというのが正直なところである。正直言って,日本語の解説なんて不要なのである。ネットがこれだけ進化してしまうと,ミュージシャンに関する情報も簡単に手に入るし,そんな情報にはほとんど付加価値はないからである。

では,なぜこのアルバムを購入したのか?もともと,このアルバム,Pledge Musicで購入者を募っていたようだが,そんなことは露知らずの私であった。しかし,メンツを見れば,この盤に注目したくなるのが当然と言うべき人たちがバックを固めている。James Farmの同僚,Aaron ParksとEric Harlandのコンビに,Joe Martinが加わるのである。これは相当期待してしまうのが人情というものである。

そして,いかにもコンテンポラリーなジャズ・ギターという感じの音を聞かせるリーダーの演奏はかなり魅力的である。ブラジル出身とは言え,ブラジル音楽的なところはほとんど感じさせないと言ってよく,あくまでもジャズの文脈で作曲,演奏をする人だと思える。テクニックもしっかりしているし,聞きどころの多いアルバムである。そして,リーダーを煽るEric Harlandのドラムスが効いていて,特にアップ・テンポの曲での効果は絶大である。Aaron Parksは相変わらずのうまさを聞かせるし,Joe Martinの堅実なサポートぶりも魅力的である。

こうした人脈に恵まれることも,この人の実力ゆえであろうが,NYCのジャズ・シーンには魅力的なギタリストがまだまだいるのだということを強く感じさせてくれる作品。まだまだ日本では名前が知られているとは言い難いが,今後への期待も込めて,星★★★★☆としよう。でも謝辞にWayne Krantzの名前があるのはちょっと意外。レッスンでも受けたのかな?

ちなみにこの人,NYUの出身のようであるから,私の後輩である。余計シンパシー感じちゃうよねぇ(笑)。本人がYouTubeに演奏の映像をアップしているので,それも貼り付けておこう(こっちもなかなかいいメンツである)。

Recorded in 2016

Personnel: Ricardo Grilli(g), Aaron Parks(p), Joe Martin(b), Eric Harland(ds)

2017年1月 5日 (木)

年始は賑やかなSmappiesを聞いて,改めてSMAP解散を惜しむ。

"Smappies" Rhythmsticks(Victor)

Smappies_22016年の暮れで正式な解散を迎えたSMAPであるが,カラオケでは大変お世話になった私(爆)としては,やはり惜しいという気がする。歌の巧拙はともかく,非常にアップ・トゥ・デートな音楽を聞かせるグループだったのは,プロデューサーの趣味ってところもあるだろうが,立派なものだったと思う。

そんな彼らのアルバムを私がせっせと買っていたのは90年代半ばぐらいだろうと思うが,そのデリバティブとして突如現れたのがこのアルバムであった。このアルバムがリリースされて20年以上になるというのも驚きである。それだけ私も年を取ったし,SMAPもグループとしての歴史を重ねていたたということである。

とにかく,このアルバムのクレジットを見れば,驚愕のメンツが参加しているが,実はSMAPの伴奏で最も強烈だと思わせたBob Berg,Dennis Chambersが参加していないのが実は惜しいという気がする。この二人がここに参加していれば,更にハイブラウなフュージョン・アルバムになったはずだと今更のように思ってしまう。まぁ,それでもこういう企画アルバムが生まれてしまうところに時代を感じさせるとともに,SMAPを取り巻く音楽関係者の指向がうかがえるってことになるだろう。

だが,SMAPというグループがなければ,このアルバムも生まれなかった訳で,そうしたことを考えると,改めて彼らには感謝しなければならないだろうなぁとつくづく思ってしまう。正調ビッグバンド(ホンセクはVanguard Jazz Orchestraそのまんまなんだから当たり前)のような演奏もあり,私としてはよりファンク度が高い方がよかったと思っているが,それでもこのアルバムの価値は下がることはない。とにかく,下のPersonnel情報を見てもらえればわかる話である。Brecker Brothers,Dave Valentin,Mike Mainieri等々,ソロイストも立派なものである。でもやっぱりBob Berg,Dennis Chambersがいれば尚よかったなぁ(しつこい!)。

Personnel:
<Soloists> Michael Brecker(ts), Randy Brecker(tp), Dave Valentin(fl), Mike Mainieri(vib), Jay Beckenstein(as), William Galison(hca), Dick Oatts(ss), Arturo Sandval(tp), Hiram Bullock(g), Scott Wendholt(tp), Ted Nash(ts), David Spinozza(g)

<Rhythm Section>Jim Beard(p), Phillip Saisse(p, el-p, synth), Gil Goldstein(p), Ken Morimura(p), Masayuki Iwata(various), Seiko Nagaoka(various), Masatoshi Nozaki(various), Hiram Bullock(g), Nobuyasu Horikoshi(g), Nick Moroch(g), David T. Walker(g), Roemro Lubambo(g), David Spinozza(g), Will Lee(b), James Genus(b), George Mraz(b), Vininie Colaiuta(ds), William "Juju" House(ds), Omar Hakim(ds), Bernard Purdie(ds), Tommy Campbell(ds), Sue Evans(perc), Don Alias(perc), Cafe(perc), Giovanni Hidalgo(perc), Makoto "Kimuchi" Kimura(perc)

<Horn Section>Jerome Richardson(as), Jerry Dodgion(as), Michael Brecker(ts), Danny McCaslin(ts), Ronnie Cuber(bs), Roger Ingram(tp), Randy Brecker(tp), Byron Stripling(tp), Tony Kadleck(tp), Jim Pugh(tb), Slide Hampton(tb), Johen Wheeler(tb), Douglas Purviance(tb), Rich Perry(ts, fl), Ted Nash(ts, fl), Dick Oatts(as, ss), Billy Drews(as, cl, fl), Gary Smulyan(bs, b-cl), Earl Gardner(tp, fl-h), Joe Mosello(tp, fl-h), Glenn Drews(tp, fl-h), Scott Wendholt(tp, fl-h), John Mosca(tb), Ed Neumeister(tb), Earl McIntyre(tuba)

<Vocals>Pamela Driggs(vo), Paulette McWilliams(vo), Kevin Owens(vo), Antoinette Robertson(vo), Daryl Banks(vo), Shannon Cooper(vo), Natalie Curtis(vo), Linda Fennell(vo), Richard Hartly(vo), Willie Heart(vo), Lorraine Moore(vo), Charles Perry(vo), Kevin C. THompson(vo), Sheila L. Slappy(vo), Charles A. Stewart(vo)

with Strings(多数のため,詳細省略)

2017年1月 4日 (水)

Azarはえぇぞ~(Again)(笑)。

"Frontiers" Azar Lawrence & Al McLean(Cellar Live)

_20170103昨年末にショップをうろついていて,発見,購入したアルバムである。以前,このブログで「エイゾーはえぇぞ~(笑)」という記事をアップしたことがある(記事はこちら)が,またもやAzar Lawrenceである。

前作はトランペットを加えたクインテット編成であったが,今回はテナー・バトルということもあるし,やっぱり"Lonnie's Lament"だよねぇと思ってしまう。全編を通して年始早々にはややフィット感が薄いとも思える(笑)熱い演奏が展開されるが,その中でも冒頭の2曲の熱量に圧倒されてしまい,ウハウハしてしまった私であった(爆)。こういう音楽を私邸で録音させてしまうDr. David Capeなる人にも注目してしまうわけだが,それはさておき,ここはColtrane的な響きを単純に楽しんでしまった私である。

まぁ,"'Round Midnight"なんかはかなり緩い感じがしないわけではないし,最後の"Up Jumped Spring"もゴリゴリ感に欠けて,終盤にかけては息切れ感もあるのは確かだが,新年早々賑々しくということで,大いに甘いのを承知で星★★★★☆にしてしまおう。年明けからこういう音楽を聞いているのもどうなのよって気がしないでもないが,まぁこういうのもありってことで。

Recorded on March 3, 2015

Personnel: Azar Lawrence(ts), Al McLean(ts), Paul Shrofel(p), Adrian Vedady(b), Greg Ritchie(ds)

2017年1月 3日 (火)

今年最初のディスクはCamila Meza。いや~,これはええですわ。

"Traces" Camila Meza(Sunnyside)

Camila_mezaお知り合いのブロガーの皆さんが取り上げられていて,気にはなっていたものの,なかなか踏ん切りがつかなったものである。それがちょいと立ち寄ったショップに在庫があったのをいいことに購入したものであるが,これはもっと早く聞いておけばよかったと新年早々大いに反省することになったディスクである。

チリ出身のこのシンガーの何がよいか?ジャズ・ヴォーカルの範疇には収まりきらない,ポップな魅力もありつつ,何よりも彼女の声が素晴らしい。更に,彼女のギタリストとしての技量が半端ではないのである。オリジナルは魅力的,そしてそこに挟み込まれるカヴァー曲の選曲も好ましい。また,彼女を支えるバックのメンツの好演(ドラムスはKendrick Scott!である)もあって,これを去年のうちに聞いていたら,私は昨年のベスト作の1枚に選んでいただろうと思ってしまうぐらいいいのである。プロデュースは本人とMatt Piersonであるが,ここはMatt Piersonの手腕が大きかったと考えていいかもしれない。

彼女のWebサイトには,彼女を称して"One of Best Kept Secrets in New York City (But Well-known among the Cats Playing There)"という記述があるが,まさにより大きな注目に値するシンガー,ギタリストであることは間違いないと思わされる。去年には来日もしていたことを考えると,ライブを見ておけばよかったと思えるとともに,気づくのが遅過ぎたと改めて反省する私である。

本作を聞いて,今年はこういう取りこぼしをしないように気をつけねばと改めて考えた私である。反省も込めて,星★★★★★としてしまおう。お世辞抜きで,本当にこれはよくできたアルバムであり,未聴の方には一聴をお勧めしたい。一つの証として,彼女がNYCのJazz Standardに出演した時のライブの映像を貼り付けておこう。いやいや見事なものである。

Recorded on January 27 & 28, 2015

Personnel: Camila Meza(vo, g), Shai Maestro(p, el-p, org, celeste), Matt Penman(b), Kendrick Scott(ds), Bashiri Johnson(perc), Jody Redhage(cello), Sacahl Vasandani(vo)

2017年1月 1日 (日)

あけましておめでとうございます。

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皆さん,あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

今年は最初のイメージ・グラフィックスにオーロラ(Northern Lights)を使ってみました。1991年の夏,アラスカへ向かう途中のカナダ北部の町でオーロラを見たことはありますが,それはあくまでも夏のオーロラであって,こんな色ではありませんでした。生きているうちに,こうした美しい風景に触れてみたいと思う今日この頃。多分それは当分は難しいので,音楽でも聞いて日常生活を満たすことに致しましょう(笑)。

ということで,皆さんにとっても,本年が幸多き一年となりますように。

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